アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

バーチャル日本周遊で都道府県

2010年04月29日 | 中学受験
純粋な暗記力という点では、大人は子どもにまったく太刀打ちできないと思うが、子どもの頭の中には、「新しい記憶を引っ掛ける釘」がない。

つまり、地理オンチの大人(例: 私)で、「日本バカ地図」を描かせたら島根県と鳥取県がどっちがどっちやら、おかしいな九州にはもっと県があったはずだが(大分とか忘れてる)…というようなタイプであっても、これまでの人生にはいろいろな体験というものがある。

どこで何がおいしかったとかの実際に行ったというのもそうだし、知り合いが○○県出身だとか、事件のあった場所だとか、記憶を引っ掛ける「釘」がある。だから、いざはなひめに都道府県の暗記をさせようとして白地図を埋めさせにかかったら、母はいちはやく、怪しかったピース(九州、中国、近畿あたり)を記憶に埋め込んで、はじめから都道府県くらいきちんと覚えていたわよ的な涼しい顔をすることができた。

はなひめは、傍から見ていて特に暗記が苦手とは思わないが、本人が主張するには「苦手」とのことである(単にめんどくさいことを避けたいだけだろう)。それに都道府県を覚えたらなんなのよ、というか、モチベもいまいちなわけで、どこから覚えさせたもんだかという状態だった。

まず、元々知ってるところはといえば
「北海道」「東京」「沖縄」
これだけ(-_-;;

それで、まずは東京を中心に「おでかけ範囲」を攻めていき、どこそこ行ったとき、何線乗っててどこいらへんからは神奈川県といった具合に、隣接県を攻略。この手でスキー教室などもあるので長野くらいまではいける。

あとは、はなひめが愛してやまない(?)とちおとめを手がかりに、いちごのおいしい栃木県!! とかやったりして、飛び石状に日本国内に知っている県を作っていったがどうにもつながらない。

四国と九州は他から独立しているため、比較的丸暗記でもなんとかなるようで、お風呂でソラで繰り返させる方法と地図上で確認させる方法を交互に繰り返したらなんとかなった。途中で、宮崎の県知事イラストの商品の数々なんかをwebで見せたりはした。

ごちゃごちゃしている本州が難関で…なんだか混乱してしまうみたい。そこで、シーケンシャル記憶に(比較的)強いはなひめの特性を生かして、東海道新幹線に目をつけた。

新幹線の通るところというので、「東京-神奈川-静岡-愛知-岐阜-滋賀-京都-大阪-兵庫-岡山-広島-山口-福岡」の暗唱と、それを地図上で確認させるのを繰り返し、特に暗唱のほうは朝とかの出会い頭(^^;; にも言わせたりして確認して一気に定着させた。

あとはそこを手がかりに隣接県に広げて行き、最後に残った島根鳥取のあたりをクリアしてなんとかかんとか全国制覇。

もっともそれは、都道府県白地図を見て名前を言えるということにすぎず、各ピースの形と連結をあまり把握していなかったのは、都道府県パズルをさせてみたら明らかになった。数回パズルをやってようやくなんらかの納得をしたようである。

それで今度は県庁所在地を覚えるという課題になるわけだけれども、いちおう春期講習中に一度はワークシートを埋めているので、「新潟県」は「新潟市」だったりとか、県名と合ってるのが多かったくらいの記憶はある。

そこで昨日は、覚えなきゃいけないものの数を数えようといって、合っているものを除いてみた。



すると、けっこう少ないじゃないのということになって、それに今すでに知っているのもあるから(札幌、横浜、那覇)あと十個ちょっと。じゃあこの中から、今日覚えるのを選んでごらん。というと、はなひめは津と大津(うろ覚えでごっちゃになっていたが、それをどっちだか確認すれば済むから)それと宇都宮をチョイス。なんで宇都宮かというと、母が風呂の中で思い出そうとして思い出せなかったものなので、印象に残ったそうである。

それにしても、こじろうのときにはこうやってまとめて都道府県を覚えさせて今後勉強する地理のベースにしようなんて悠長なことはやっておらず、その辺がガタガタなまま日能研につっこんでしまった。それで結局、地理はずーっとわけわからなくて尾を引いたんだよな…しかしその経験を今、こうやって生かすことができているわけである。こじろう、君の尊い犠牲は無駄にならなかったぞー(^-^)v


県名と県庁所在地が合うピースのみを取り出して並べたところ。枠がなくて飛び飛びにピースがあるのをちゃんと並べるのはすごく難しかったようだが、熱心に並べていてそれなりにつかむところがあったらしい。


社会: 都道府県パズル
国語: 塾のGW宿題プリント1枚
算数: 塾のGW宿題プリント3枚
コメント (6)
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