アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

コンミス気分をつかの間味わうアンサンブル

2010年04月18日 | バイオリン
昨日は、リアルアンサンブル部の初アンサンブルでした!!

遠隔地からの参加も交え、七名の弦楽アンサンブルとなりました。スタジオを四時間通しで借りる、ゴージャス企画。私は、バレーボールの鍵当番の関係で、当初一時間ほど遅れる予定だったのが、練習が早く終わったため微妙に遅刻程度で済みました。でもスタジオそばまで来てから迷子になって、mako870さんに迷惑かけちゃった。ゴメンネ。

今回のアンサンブルは、前にやったクラシック・メドレーをやることだけ決まっていて、あとは持ち寄った楽譜の大初見大会(現場合わせ)というもので、合わせられるものはあるのか??

クラシック・メドレーは、前回に比べ小編成。1stバイオリン2名、2ndバイオリン2名、ビオラ1名、チェロ1名。へっくんさんは全体の監督ということで、参加しなかった。この面子でチェロ2名置くとたぶんチェロ以外聞こえないから妥当なところだろうか。私は引き続き1stをやらせてもらったんだけど、前回が4名いたところ、Brownさんと二人きり…それじゃ、落ちたらわかっちゃうじゃない(^^;;

まぁでも、前回と違って、もう全体の曲構成も頭に入っているし、なにより「バイオリンのどこに何の音があるか」ようやく頭に入ってきたことでもあるし、ずっとやりやすかった。それに、Brownさんが音程もリズムもしっかりしていて、そこをリファレンスにするとすごく弾きやすいの。

最初、へっくんさんは、Brownさんに出だしの合図をしてもらおうとしたんだけど、Brownさんはそういうのに慣れてなくて、すごい遠慮がちな合図になっちゃうので、なんと私がやることになった(o_o) 楽器はいちばん弾けない私が。

実際やってみると、バイオリンではほとんど合わせの経験がなくても、学生時代にフルートではいろんなアンサンブルをやっているので、わかりやすい動作で弾くことに案外、違和感はなかった。出だしだけでなく、弾いている最中もみんなが合わせやすいようにということを考えると、自然と弓の動きが大きくなるし、リズムも体の動きで感じるようになる。そして、私も他の人の動きを感じて、ポイントポイントを合わせていく。これは、めっちゃ気持ちいい!!

音がわかっている曲で、アンサンブルの感覚が思い出せたのはほんとによかった。思い出したというか…やっぱりフルートの場合とバイオリンの場合は何か違う感触である。弓の動きがあるから?? 音色の違い?? とにかく、輪になって弾いている六人の一体感はとても素敵。

その他の曲は、私がバッハのガボットを練習しているのを知っているフリュさんが、弦楽合奏版を持ってきてくれてその場合わせ。これは、私がいちおう弾けるようにしてあるものなので、落ちずに合わせられるんだけど、一回目なんでだか1stバイオリンが私だけでやっちゃったら、これはぜんぜん音量的に無理~。二回目はもう一人加わってもらってなんとか。

パッヘルベルのカノンは、へっくんさんが楽譜を持ってきてくれたのを弾いてみるけど、何をどうやっても、音符の細かいところはテンポどおりで弾けないので無理。そこいらへんは全面的にBrownさんを頼りにして計画的に「落ち」て気分だけ味わう。

1ポジでは弾けない音も出てくるのだが、えーいこのへんだろ、と適当~に押さえるという「なんちゃってポジション移動」を開発してしのぐ。この偽移動は、本物とどう違うのか知らないけど、行きはよいよい帰りはアウトで、シフトするときはだいたい合った音にたどり着くんだけど、うまく戻ることができない(笑) 仕方ないので、開放弦で弾ける音をはさんで立ち直るという手法を編み出し(!)カノンの弾けないところは「細かい音だけ」という状態にして楽しんだ。

アイネクライネナハトムジークはもはや、弾けるところがあるだろうかくらいの勢いだったけど、刻みのところとかほんとに部分的に参加した。いつかこんなのほんとに弾けるようになりたいね。

意外となんとか初見で合わせられたのは、シベリウスの聞いたこともない小品。これは細かい音符がなくて弾きやすく、でもそんな初見で弾けるくらいの音しか並んでないのに、合わせてみると味わい深く、とてもよかった。1stバイオリンは私が弾ける音の高さではなかったので2ndを弾いてます。

録音はこちら「Sibelius Andante Festivo
コメント (6)
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