はなひめの春期講習は、出だしにスキーで二日欠けたが、その後は非常にスムーズに進み、4/4最終日、4/5テストと無事日程終了。
はなひめの他の生徒は男の子ひとり、その子は三日くらいスポーツ系の習い事かなんかで休んだのでその間はなんとマンツーマン体勢である。はなひめは塾での授業というものを初めて体験して、「これは楽しい!!」と思ったらしい。
学校より、はるかにてきぱきと、知らなかったことが次々わかるようになる授業。
母とごたごたやるより、喧嘩になることもないスムーズな授業。
そりゃ楽しいよね。母も、塾で勉強してきてくれるんならそれに越したことはないんだけど…
だから、はなひめの方から、「春休みが終わっても塾に通いたい」という申し出があったときは、渡りに船、と思った。お金はかかるけど、家庭内平和には、お金で買えない価値がある(^^;;
それで、勢い込んで塾に電話してみたが、あいにく週二日のうち一日が、バレーボールともろバッティング。ウィークデーの中でバレーボールは一日しかないのに、この日にかぶせるわけにはいかない。
ダメモトで日能研も調べてみたが、四年生のうちが週二回というところは同じで、バレーボールに重なる日はなくても、終了時間が遅く(塾弁なし)、通塾時間がかかる。つまり、夕食がかなり遅くなるのではなひめが難色を示した。
それと、見た目、なんとなく地元塾と日能研がスケジュールの濃さとしては変わらないように見えるけど、ノリというかなんというか、結局日能研のほうが両立しにくいことは目に見えている。少なくとも、四年生のうちはバレーボールと思うのであれば、日能研の線はないな。
* * * 母とやればどういうバトルになるかというと * * *
(超長いので、特別にご興味のある方だけご覧ください)
4/4午後、最終日のテストに向けて、毎日やってた漢字小テストの間違ったところをおさらいしておこうという話になった。最初、順調に書いては確認していたはなひめであったが…
「功名心」という書き取りで、はなひめは思い出せず。漢字がというより言葉の意味を知らなかったようだ。意味を説明すると「じゃ、こういう字かな」と書けたのだけど、母はその問題にチェック(書けなかったときと同じもの)をつけた。
すると、はなひめは「どうして?? 書けたのに~」とぐずり出し、「チェックは、書けなかった印じゃなくて、もう一回確認したほうがいいね、って印なんだよ」と説明しても聞かず、いくつか悪態をついたあと、ぐじゃーっと「あるまじろ」になって完全ストップ。
何度か声かけしたけど動かなかったので、母はもうやらなくていいや~とはなひめを無視してピアノを弾き出した。はなひめもしばらくすると、漫画を読み始めた。
その状態でさらにしばらく経つと、見かねたよしぞうがはなひめとお話し合い。「勉強しろとはいわないけど、勉強をしようと思うのに、お母さんがやってくれなかったから、とあとで言い訳するのはなしだよ。お母さんが手伝ってくれてたのに、失礼なこといって、それをぶちこわしたのははなちゃんだよ。自分で、それを選んだってことなんだよ」
それで、長~い説得を経て、さらに長~い逡巡(お母さんに謝るのは嫌だなという)を経て、ようやくはなひめが母に「ごめんなさい」を言いにきたのはそろそろ晩御飯の支度をしなきゃねってころ。
以下、「さっきは失礼なこといってごめんなさい」「勉強を手伝ってください」と言いにきたはなひめに、母の長弁舌。
「勉強をしない(受験をしない)のはあるし、自分で勉強をするのもあるし、お母さんと勉強するのもある。そのどれでもいいんだよ?? でもはなちゃんが一つ目は嫌っていうんだからあと二択でしょ。
・自分で勉強をするのは、自分のやり方でできるのがメリット。チェックをつけるつけ方や、繰り返しの仕方も、自分で決められる。
・お母さんと勉強するのは、効率の良さがメリット。お母さんは、勉強のやり方についていろいろ経験がある分、最初から効率のいいやり方をアドバイスできるよね。」
「どっちにしても、中学受験の勉強ってとにかく、できているものとできていないものを分けて、できていないものは勉強して、時間を置いて繰り返すってことなの。果てしなく、それを繰り返すの。それは、自分で勉強するのもお母さんと勉強するのも同じ。でも、できないものを分けて向き合うのは、誰でも嫌なことで、それをお母さんから言われたらむっとするんでしょう? でもさ、いちいちむっとしてたら勉強にならないから、やっぱり、自分で勉強したほうがいいんじゃないの?? もうできるよ。やり方わかったし、答えもついてるでしょう。答え隠して書いて、確認して、分けて、繰り返せばいいんだよ」
しかしはなひめは、お母さんといっしょにやらないとできないという。
「あのね。むっとしちゃうのは、性格の問題だよね、お母さんとはなちゃんの。そこは簡単に変わらないよ?? そこ変わらないままで、はなちゃんがいちいちお母さんに失礼なこというのはもちろんダメだし、それから、はなちゃんがそんなにむかっとしてるのに無理やりお腹にしまっとくのもできないよ??」
「だから、お互い性格は変わらないにしても、『不確かなところに印をつけて繰り返す』というのが受験勉強の本質だってことを、はなちゃんがほんとに納得して、いちいち腹が立たなくなったらお母さんと勉強するのもあり。でなければ自分でやるか、中学受験をやめるしかないね。どうするか、考えておいて」
で、結局勉強する時間はありませんでしたとさ。
今日の弁当

またろうの弁当を撮り忘れたのではなひめの弁当。
焼きかぼちゃ、アスパラのバター焼き、オムレツ、豆腐入り肉団子
はなひめの他の生徒は男の子ひとり、その子は三日くらいスポーツ系の習い事かなんかで休んだのでその間はなんとマンツーマン体勢である。はなひめは塾での授業というものを初めて体験して、「これは楽しい!!」と思ったらしい。
学校より、はるかにてきぱきと、知らなかったことが次々わかるようになる授業。
母とごたごたやるより、喧嘩になることもないスムーズな授業。
そりゃ楽しいよね。母も、塾で勉強してきてくれるんならそれに越したことはないんだけど…
だから、はなひめの方から、「春休みが終わっても塾に通いたい」という申し出があったときは、渡りに船、と思った。お金はかかるけど、家庭内平和には、お金で買えない価値がある(^^;;
それで、勢い込んで塾に電話してみたが、あいにく週二日のうち一日が、バレーボールともろバッティング。ウィークデーの中でバレーボールは一日しかないのに、この日にかぶせるわけにはいかない。
ダメモトで日能研も調べてみたが、四年生のうちが週二回というところは同じで、バレーボールに重なる日はなくても、終了時間が遅く(塾弁なし)、通塾時間がかかる。つまり、夕食がかなり遅くなるのではなひめが難色を示した。
それと、見た目、なんとなく地元塾と日能研がスケジュールの濃さとしては変わらないように見えるけど、ノリというかなんというか、結局日能研のほうが両立しにくいことは目に見えている。少なくとも、四年生のうちはバレーボールと思うのであれば、日能研の線はないな。
* * * 母とやればどういうバトルになるかというと * * *
(超長いので、特別にご興味のある方だけご覧ください)
4/4午後、最終日のテストに向けて、毎日やってた漢字小テストの間違ったところをおさらいしておこうという話になった。最初、順調に書いては確認していたはなひめであったが…
「功名心」という書き取りで、はなひめは思い出せず。漢字がというより言葉の意味を知らなかったようだ。意味を説明すると「じゃ、こういう字かな」と書けたのだけど、母はその問題にチェック(書けなかったときと同じもの)をつけた。
すると、はなひめは「どうして?? 書けたのに~」とぐずり出し、「チェックは、書けなかった印じゃなくて、もう一回確認したほうがいいね、って印なんだよ」と説明しても聞かず、いくつか悪態をついたあと、ぐじゃーっと「あるまじろ」になって完全ストップ。
何度か声かけしたけど動かなかったので、母はもうやらなくていいや~とはなひめを無視してピアノを弾き出した。はなひめもしばらくすると、漫画を読み始めた。
その状態でさらにしばらく経つと、見かねたよしぞうがはなひめとお話し合い。「勉強しろとはいわないけど、勉強をしようと思うのに、お母さんがやってくれなかったから、とあとで言い訳するのはなしだよ。お母さんが手伝ってくれてたのに、失礼なこといって、それをぶちこわしたのははなちゃんだよ。自分で、それを選んだってことなんだよ」
それで、長~い説得を経て、さらに長~い逡巡(お母さんに謝るのは嫌だなという)を経て、ようやくはなひめが母に「ごめんなさい」を言いにきたのはそろそろ晩御飯の支度をしなきゃねってころ。
以下、「さっきは失礼なこといってごめんなさい」「勉強を手伝ってください」と言いにきたはなひめに、母の長弁舌。
「勉強をしない(受験をしない)のはあるし、自分で勉強をするのもあるし、お母さんと勉強するのもある。そのどれでもいいんだよ?? でもはなちゃんが一つ目は嫌っていうんだからあと二択でしょ。
・自分で勉強をするのは、自分のやり方でできるのがメリット。チェックをつけるつけ方や、繰り返しの仕方も、自分で決められる。
・お母さんと勉強するのは、効率の良さがメリット。お母さんは、勉強のやり方についていろいろ経験がある分、最初から効率のいいやり方をアドバイスできるよね。」
「どっちにしても、中学受験の勉強ってとにかく、できているものとできていないものを分けて、できていないものは勉強して、時間を置いて繰り返すってことなの。果てしなく、それを繰り返すの。それは、自分で勉強するのもお母さんと勉強するのも同じ。でも、できないものを分けて向き合うのは、誰でも嫌なことで、それをお母さんから言われたらむっとするんでしょう? でもさ、いちいちむっとしてたら勉強にならないから、やっぱり、自分で勉強したほうがいいんじゃないの?? もうできるよ。やり方わかったし、答えもついてるでしょう。答え隠して書いて、確認して、分けて、繰り返せばいいんだよ」
しかしはなひめは、お母さんといっしょにやらないとできないという。
「あのね。むっとしちゃうのは、性格の問題だよね、お母さんとはなちゃんの。そこは簡単に変わらないよ?? そこ変わらないままで、はなちゃんがいちいちお母さんに失礼なこというのはもちろんダメだし、それから、はなちゃんがそんなにむかっとしてるのに無理やりお腹にしまっとくのもできないよ??」
「だから、お互い性格は変わらないにしても、『不確かなところに印をつけて繰り返す』というのが受験勉強の本質だってことを、はなちゃんがほんとに納得して、いちいち腹が立たなくなったらお母さんと勉強するのもあり。でなければ自分でやるか、中学受験をやめるしかないね。どうするか、考えておいて」
で、結局勉強する時間はありませんでしたとさ。
今日の弁当

またろうの弁当を撮り忘れたのではなひめの弁当。
焼きかぼちゃ、アスパラのバター焼き、オムレツ、豆腐入り肉団子