アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

音楽と演技の融合が感動を呼ぶのだめ最終楽章

2010年04月30日 | ピアノ
最終楽章前編を見たとき既に、オリジナル・サウンドトラックCD三枚組を買って聞いてしまっていたので…

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ランランのすばらしい演奏はもう鑑賞済み。あとは、映画のほかの部分(ドラマとしての)を楽しむだけだと思っていました。

でも、まったく違いました。

この映画、多くの人を感動させるような力強い演奏を作る天才たちの、それだけに深い苦悩とそれを乗り越えたときの喜びを表現するにあたって、随所のセリフというのもなかなかよくできていると思うんですが、一番のポイントはそこではない、と思うんです。

音楽を演奏しているシーンそのもので、俳優さんたちの微妙な動き、表情、目線などの演技と、音楽そのものの融合。音楽を演奏する喜びと、いっしょに音楽を作る瞬間の心の交流についてこんなに的確に表現できた映画はこれまで見たことがありません。

ラベルのピアノコンチェルトはほんとに魅力的で、色っぽくて、千秋と孫Ruiの音楽が「まぐわう」様子がめちゃくちゃそそります。さらに、ショパンのピアノコンチェルトのシーンは、ほんとに圧巻でした。指揮者があの方だというのにお笑いのシーンじゃなくなってるんですよ。

思えばただの「ぎゃぽん」からはるかに出世したもんです。

CDを聞いたとき、演奏として違和感があったのはモーツァルトの二台のピアノのためのソナタです。生アンサンブルではなくて、ランランが一人で重ねた録音だそうで、なんか、ふつーの意味でいうとちゃんと合ってないような…??

それが、映画の中で見ると納得です。ドラマの展開に深い説得力を与える名演だと思いました。ここまで考えたとしたらランラン天才だ。なんでこんなことができるんだろう。

あと、全編を通してテルミンの音色の生かし方がすばらしかったです。ヤドヴィとのだめが音楽を素朴に楽しむシーンも出色の出来。

堪能しました。いっしょに見たのは、最終楽章前編を見たのと同じ友人です。

今回は、午前中の回で映画を見たあと、デパートのレストラン街などではなく、公共施設内のレストランへ向かいました。ここにレストランがあったんだ!! という感じですが、これが当たりで。

祝日の、やや遅めのランチだというのに席にはゆとりがあり(ありていにいってガラ空き)、ゆったりコース料理を楽しみながらワインをボトルで空け(私とこの友人なら当然ボトルで頼みます)、あー幸せ(^-^)



写真は、前菜が出てきたところ。三時間くらいかけてデザートまで。

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今日の弁当:

今日は、またろうの学校は休み(その代わり、昨日があった)なんだけど、まぁこじろうの弁当がいるので、ふつうに作りました。といっても詰めただけだけどね。
肉団子、厚焼き玉子、竹の子土佐煮、プチトマト、ミニカツ、ほうれん草炒め、枝豆
コメント (4)
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