アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

またろう中間試験: 後悔あとをたたず

2009年11月25日 | 高専生活
またろうの中間試験は、連休明けの火曜日から。

というわけで、何でもかんでも金曜日のうちに持って帰ってきておくのが重要だったのだが…

はい、古典、教科書もノートもありません。範囲、わかりません。古典の試験は水曜日です。火曜日、持って帰りましょう。

またろうくん、素直に持って帰りました。よかったです。テストの日ですから、もう午前中のうちに帰ってきます。早いです。勉強する時間たっぷりあります。しかし、うれしくてゆっくりまったりしちゃっていました。幸い、こじろうも試験前で帰りが早いですから、いっしょに楽しく遊べたようです。

ここまでは、想定の範囲内です。

午前11時から、えんえん、母が帰宅する午後6時半くらいまで、ノー勉強で過ごすってどうなのよと思いますが、ここからいっしょに試験範囲の確認、勉強方法の確認、するつもりでした。母がピアノのレッスンで外出する前に。

ところが、はなひめがちょっと別件でごたすかして、外出前の時間はすべてつぶれてしまいました。いろいろ腹の立つことがあり、むかむかした状態で、かつ後ろ髪を引かれつつの外出です。ここは想定外です。

…でも、ピアノ弾いて、先生とおしゃべりして、すっかりリフレッシュして帰宅。案の定、またろうもこじろうも何も勉強してませんでしたが、過去のことを説教してたら、今日が終わってしまいます。ここは、今、夜九時から、できることを考えるべきでしょう。というか、そこからお風呂に入ってすでに九時半近くなってますけど。

------------古典の範囲:
・「鳩と蟻」全文。脚注も。歴史的仮名遣い、口語訳など。
・「伊曾保物語」の解説。解説の内容を答えられるか。漢字で書くべきものは漢字で。
・「いろは歌」「五十音図」歴史的仮名遣いで正しく書けるかどうか。
・「竹取物語」の冒頭。教科書通りに書けるかどうか。
・プリント「文法の学習」設問ができるかどうか。「思ふ」は活用表が書けて、活用形が正しく指摘できるように。
・「阿蘇の史」全文の読み。授業で解説・板書した範囲での口語訳、語句の意味、内容理解。
・「今昔物語集」の解説。解説の内容を答えられるか。漢字で書くべきものは漢字で。
------------

文法プリントからまずやりたかったのですが、プリントがありません(o_o;;
探す時間がもったいないので、さくっとあきらめて、「思ふ」の活用表を書かせます。「已然形」の漢字もチェック。上二段とかカ変とかは範囲かどうかわからないので飛ばし。

「いろは歌」は全部。「五十音図」はワからのみ。「竹取物語」冒頭と次々書かせて、字がわからなかったところは赤マルしてどんどんいきます。

「阿蘇の史」の口語訳がノートに書けてなかったので、書かせます。ノート提出があるはずです。その間に、母も風呂を済ませます。出てきたら、現代語訳をチェックして、訂正個所を一緒に確認。

「伊曾保物語」「今昔物語集」の解説は視写させて終わり。「阿蘇の史」の漢字の読みは、ノートにわざわざ書いてあったもののみチェック。

…以上、ちょうど一時間の試験勉強。一時間で、範囲をほぼカバーするにはこの方法しかなかったとはいえ…

また、母が仕切ってしまったぁ(-_-;; これをやめようと思っていたのにぃ。
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クッキーハウス教室から15年後の生活を想う

2009年11月24日 | 生活
昨日はピアノの先生のおうちで、クリスマス準備(?)のクッキーハウス教室でした。

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なんでピアノの先生がクッキーまで教えなきゃいけないんだという話はとりあえずおいといてください(^^) ピアノよりクッキー教室とかチョコ教室が好きな生徒が多いんです(含むはなひめ)。

クッキーハウスは、クッキーを建築材料にしておうちを建てるんですが…
できあがりはこんな感じです。


壁となるクッキーを作るところは先生が作っておいてくださいます。それで、子どもたちが集まると、それとは別に「食べる分」のクッキーを焼いて、おうちを組み立てます。おうち材料のクッキーは、長期保存用の堅いクッキーで、あんまりおいしくありませんので。というか、食べる分のクッキーが別にないと、「クッキーのおうち」がクリスマスまで持たない危険が大きいので(^^;;

ピアノの先生の家はうちからそんなに遠くありませんが、電車を乗り継いでいくので送っていかないといけません。それで、私ははなひめを連れて行って、クッキーハウスとは別の部屋で、グランドピアノを借りて好きなだけ弾いているというのがいつものコースです。

今回行ってみたら、そのレッスン室が画期的に片付いて、すっきりぴかぴかになっていました。このレッスン室は兼オーディオ・ルームだったのですが、オーディオ・ルーム機能は、別部屋に移動したのです。別部屋というのは、もともとは子ども部屋。しばらく前に結婚して独立したので空いたわけですね。

私がピアノを弾いてしばらくすると、先生のだんなさんのMさんが帰宅しました。Mさんご自慢のオーディオ・ルームを見学させていただくことにします。

Mさんは音楽鑑賞・木工・水泳・卓球が趣味なので(!!)、一面つくりつけの棚はお手製です。ゴミ箱まで木製の手作り品。棚にはテレビ、ビデオ、CDプレーヤー、レコードプレーヤー、アンプ、スピーカーなどがきっちりおさまっているほか、周辺にはCD、レコード、本などが整然と並んでいます。

今どきレコードがかけられるおうちも少ないですが、きちんと使える状態になっています。次々コレクションを披露してくださいました。中でも、社会人になってようやく買ったステレオセットで、初めてかけたフラメンコのレコードというのは思い出の一枚ですね。カスタネットを鳴らしながら踊りが舞台の左右に動く様子が音でしっかりわかります。「これがステレオサウンドだ!!」と感激したそうです。

あと、ケンプのベートーベンソナタ(熱情ほか)などもすばらしかったです。レコードですからときどきポツ…ポツ…という音も入るのですがそれもまた味。保存状態もとても良くて、大切に扱われているのがわかります。私が生まれる前の録音ですがなかなか良くとれてます。全体にゆっくりしたテンポで、先日聞いた私の師匠の熱情とはだいぶ違う、落ち着いた深みのある演奏です。

この部屋には、7.1chのステレオがセットしてあり、つまりそれだけでスピーカーは7個。メインのスピーカーは切り替えて二種類使えるようになってますので9個あります。室内楽とかしっとり聴く場合はこちら…と使い分けているそうです。ほかに機械について詳しい説明もありそうでしたがそれはよしぞうが来たときに詳しく教えてもらいましょう。

Mさんは、ここで音楽を聞きながら卓球の素振りをしたりして夜を過ごすそうです。まだフルタイムで働いているのですが、スペースのゆとりといい、気持ちのゆとりといい、子どもを追い立てるだけで消耗している私たちの年代とは違います。

「ピアノの先生」のほうも、自宅での生徒さんはちょうど今年でおしまいになり、残りはまたろうとはなひめとるんちゃんの三人になります。夫婦でゆったりと生活と趣味を楽しめる環境が整いつつある様子を拝見して、我々も十年後…は無理か…十五年後くらいにはこんな感じでいけたらな~と思ったのでした。


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いまさらモーツァルトはできないものかと粘ってみる

2009年11月23日 | ピアノ
大学時代、フルートをやっていて、一年のころはともかく二年くらいになったときにはけっこう何でも吹けるようになって、いろいろ挑戦するようになってきた。

新しめのフランスものとかは、難しく聞こえても、練習すればかなりいけて、聞き映えもする。バッハとかは、粗がよくわかるから(^^;;難しいんだけど、それでも吹けるようになるとちゃんとかっこよく聞こえる。

どーにもならなかったのはモーツァルト。これが煮ても焼いても食えない。

妙に吹きにくくて、必死でやってもぜんぜん上手に聞こえない。なんかフルートに悪意でもあるんじゃないかという吹きにくさだ。そんなわけで、人前でモーツァルトを吹いたことはない。

話は変わって、ピアノ曲のほう。別にフルートと違って、「ピアノに悪意があるんじゃないか」というようなことはなく、むしろとってもとっつきやすく、弾きやすく見える。音符も混み過ぎてなくて、シンプル。

ところがこれが、弾いてもさっぱりサマにならない。音階ひとつきれいに弾けない私が弾くと、たいへんカッコ悪い。音を探して…あぁここだったなんて慌ててぐしゃ、と叩いてしまうと、さらに台無し

だから、発表会で弾くのに、モーツァルトを選んだことはない。というより、私の場合たいていは人前で弾く曲を長々と練習しているわけなので、必然的に、モーツァルトを弾いたこと自体あんまりないというわけだ。でも、聞くのは好き。

先日のホームコンサートで、すっかりモーツァルトな気分になってしまった私は、次のレッスンに、モーツァルトのソナタの楽譜を抱えて出かけていった。なにしろ、日曜日までバラードにかかりっきりでまったく他の曲を弾いておらず、見てもらえる曲はないので、単に次の曲選びの相談をしながら雑談とかするだけだ(^^;;

次の発表会は三月。ファツィオリという、イタリアの高級ピアノが弾けるそうだ。これで、何を弾くか?? まず案その1として、フォーレのノクターンNo.4。以前、ホームコンサートではフォーレのノクターンNo.1を弾いたことがあり、これがなかなかうまくいったので、ヤマハでもやってみようという、二匹目のどじょう(?)を狙う趣旨。

先生はこの曲をほとんど知らなかったらしいが、私が最初のほうをよたよたと弾いてみせると、「きれいな曲ね。長さもいいし、問題なさそう。これは大丈夫」ということで候補に。

それから、今更の無謀な挑戦、モーツァルトについて相談。ホームコンサートで「モーツァルトな気分」になってしまって、いろいろ聞いてみた中で、これが気になったのだがといって、K.V.310の三楽章を提案してみた。

すると先生は、もちろんいい曲だけど、これ案外弾きにくいし、あとちょっとこれだけだと短い(今回の枠は7分ある)という。「モーツァルトのソナタを弾くなら二楽章がお奨め!!(^-^)」

先生は、二楽章の美しさがことのほかお好きなようで、例としていくつか弾いてくださったが、どれも、こう、なんというか…そりゃ先生が弾けばきれいだけれども、私が弾いたら、間が持てなくて、退屈で、かっこ悪いんじゃないかなぁ。例えば、こまたろう母さんが素敵に弾いてくださったチャイコフスキーの四季から「10月」を私が人前で弾けないのと同じ理屈である。

それと、二楽章はだいたい、ページ数が短くても時間としては長くかかるもので、二楽章と三楽章合わせて、7分で収まるようなものがあんまりないような気がする。

そこで、いくつか先生のお奨めにマルをつけてもらって、次までに検討してくることになったが、どうもあれこれ調べた結果、曲の長さや、私の弾きやすさからいってあまりよさそうなものは見つからなかった。うーむ。ちなみに、先生推薦のマルは、演奏時間も弾きやすさも度外視されていて、非常にあてにならない(笑)

実は、一番気に入ったのは、「幻想曲」K.V.475だったんだけれどもこれがまた長い。繰り返しを省いても10分は軽く超えそうなので論外。やっぱり難しいかな。

夏にあったヤマハ発表会の録音
グラナドス スペイン舞曲よりサルダナ
やたらつっかえているのだが、それを頭でカットしながら聞いていただくと(^^;; わりと雰囲気よく弾けたと思う。「それにしてもここでつっかえないでほしいってところで(byよしぞう)」
今まで、発表会ではラフマニノフ・ラベル・フォーレ・ショパン・ファリャ・プーランクの曲を弾いていて、古いほうにはなかなか行けないでいる。
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囲碁教室

2009年11月22日 | 小学生活
どういう成り行きか知らないが、小学校で親子囲碁教室が開催されることになった。

場所は小学校のランチルームだが、そこにちゃんとプロ棋士が来てくれる。さらに、ボランティアで、アマチュアの囲碁愛好者の方々が五人くらい来て、各テーブルで、「ここって打てるの??」などとわけわからんことになってもちゃんと助けてくれるという充実ぶり。

もちろん、一回教わってどうにかなるものではないので、四回シリーズ。なかなか贅沢な話である。

我が家では、またろうとこじろうはなんとかルールはわかっていて、九路盤なら勝負をつけることができる。とはいってもこじろうの弱さは表現不能なくらいで、つい今しがた九路盤でまたろうvsこじろうを、こじろうが三子置いてやったのだが、それでぎりぎり一目差の勝ちだったという…

またろうもあまりわかってない雰囲気ではあるが、中学時代は(なぜかテニス部の)友人とちょくちょく碁(フルサイズ)を打っていたくらいなので、まぁいちおう打てると言ってもいいだろう(よしぞう推定によれば10級程度)。

ま、ともかく、ここではなひめが覚えれば、全員「知ってる」状態にはなるので、悪くない話だ。そこで、我が家からは、はなひめ+よしぞう(囲碁担当)が参加することになった。

前回行ってみると、参加の親子は八組くらい。前半が大盤をつかってのレクチャーと、各テーブルで親子で石取りゲームを試したり、そこへボランティア指導者がアドバイスをしてくれたりして軽く一時間。それ以上やっても子どもが飽きるので、その後はプロ棋士の多面打ちとかがあって…?? 今回の参加者は、まだゲームができるレベルではないのだが…

つまり、ボランティア指導者がプロ棋士の指導を受けられるという仕組みになっているわけだ。なかなかよくできている。よしぞうは、そこに混ぜてもらって、打ってもらえたらしい。たいへんお得な話である。

はなひめは、それなりに楽しんでいて、石の取り方の基本はわかったようである。昨日二回目があり、私は前半の一時間が終わるちょっと前に様子を見に行ったのだが、その場ではなひめと九路盤で打ってみたところ(はなひめが二子置く)、はなひめがまだ端の近くの境界線で、守るべきところが頭に入ってないので、ぼろっとカミ取れたりして黒は結局足りなくなった。

次に「この形とこの形に気をつけて守ればお母さんには勝てるよ」と励ましたのだが、とにかく負けるのがきらいなはなひめは、頑としてもうやらない。おみやげにもらった問題集のほうをやりたいといい、「これで勉強してからにするの!!」…まったく、誰に似たんだか。って私だよ(-_-#

よしぞうは、ボランティア指導者の一人と打っていた。この方はめちゃ強くて長年囲碁の普及で活躍していらしたようなのだが、長らく「妻への普及」にはいまいち成功しなくて(笑)逃げられていたところ、近年ようやく興味を持ってもらえて、奥様も有段者になったそうである。

「引退すると時間がたくさんできますからね。夫婦で共通の話題があるというのは、ほんとうにありがたいことですよ」

…と、よしぞうとの対局中からすかさず私への宣伝にもかかろうとする、さすがは普及のプロフェッショナルである。というか、もともと結婚前の約束で、よしぞうと私の両方が、囲碁と将棋についていずれも初段以上になるようにする(定年までに)、というのがあったくらいなので、この方の仰る趣旨にはもろ手を挙げて賛成である。

ただちょっと、四十台はバイオリンと思っているので、囲碁は五十台かな~

「そんなんじゃ間に合わないよ」とよしぞう。まぁそうかもしれないけど。とりあえずテレビ囲碁が楽しめるくらいになれば、初段にならなくてもいいと思うし(すでに考え方が約束違反)。

さて、はなひめは碁を打てるようになるかな~
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レオ・レオニ「フレデリック」(動画付き)

2009年11月21日 | ピアノ
はじめは、「アリとキリギリス」の話??と思った。

私は、レオ・レオニの絵本といえば「スイミー」しか知らなかったので、ホームコンサートの場で、Yokoさんの朗読をまっさらな気持ちで聞いた。

「ちょっとかわったのねずみ」のフレデリックは、みんながせっせと冬篭りの支度をしているときに、ぼんやりまったり過ごしている。あんまりフレデリックが動かないのでみんなが軽くイラッとしているが、フレデリックは「色を集めてるのさ」とかわけのわからんことをいって、やっぱり働かない。

冬篭りのはじめのうちは、食料も豊富で、ぬくぬくと楽しくおしゃべりをして過ごした。しかしだんだん食料も乏しくなり、みんなの活気もなくなってきて、長い冬がつらくなってきた。

そこへ、フレデリックが集めていたと称する、お日様の光や、色や、お話はどうなったのかとみんなの催促。そこからフレデリックの真価が発揮される。

真価といっても、要するにフレデリックは「語り」が上手いだけの話で、確かにみんなの気持ちを明るくし、あたたかくしたけれども、現実のトウモロコシを出したわけではない。いいのかこれ?? のねずみとしてはどうなのかね??

だから、この話は、舌先三寸で生きたのねずみの話とも読めるし、人間に置き換えてみれば、みんなと違う視点と能力を持っていることが価値になるというふうにも読める。そもそも、現代の例えば日本人であれば、生活必需品の生産に直接携わっている人のほうがずっと少ないくらいで、いわゆる会社員も含め、何か自分のできることの価値をお金に換えて、それで食料その他を買っているわけだ。

とりわけ芸術家として身を立てていくとなったら、当然のことながら、人と違う何かを持っていることが何より大事になる。もっとも会社員だってそういう面はあるけど、バランスが必要だからね。私はかなり舌先三寸系。はは。

ま、それはともかく、Yokoさんのあたたかい朗読と、そのイメージをぐっとふくらませる息子1くんのすばらしい演奏をお楽しみください。

ホームコンサートライブ録音「フレデリック」

絵本紹介についてはこのあたりをご覧ください。
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