アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

バイオリンレッスン(9): 鳴らないバイオリン (またろう動画付き)

2009年11月20日 | バイオリン
昨日はとっても寒かった。教室について、ケースを開け、準備をしていざバイオリンを顎にはさんでみると…

ひやっこい。。

めちゃくちゃ冷たくなってますけど。それで、音を出してみてびっくり。すかっと抜けちゃって、カスカスの、音といえないような音。墨汁をほとんど含ませてない筆をむりやり紙になすりつけたみたい。

「先生、音が出ません~。冷たいから??」
「いえ、湿気でしょう。しっけるといっぺんで音が出なくなって、カスカスになっちゃいます。だから私はケースにいつもこういうのを入れているんですよ」

先生が見せてくださったのは、エ○テー化学の、湿気を吸ってゲル状になるタイプの除湿剤。

私も即、除湿剤を買いに走りますっ!! ホームコンサートの日に、やたら鳴りがよかったのは、洗濯物の山(=吸音材)を片付けたからだけではなかったんですね。
「天気がよかったですからね。音もからっとさわやかになります」

それで今日はどうしましょう。しばらく鳴らないバイオリンと格闘していると、鳴らないということに慣れてきて、うろたえずに弾けるようになった。すると、音色はカスカスだけれども、何の音を出してるかはわかる状態になって(笑) レッスンはふつうにできましたよ。はー焦った。

苦手の4の指を多用する、「主人は冷い土の中に」「ラルゴ(新世界より)」はなぜかあっさりマルをもらって教本の一巻終了。先生は「ホームコンサートを乗り越えたらなんだか(4の指のところが)うまくなりましたね(^-^)」といってくださったのだが、むしろ鳴らないバイオリンに気を取られて、4の指に来たときに変に力まなかったのがよかったような気もする。

まぁいいや。この二曲は自主的に復習しよう。二巻冒頭の、今まで出してない音(1と2の指の間が半音)のところが気になるしな。

ト長調の音階練習でこの、今までと違うパターンの指の形を習う。先生が弾くと嘘のようにスムーズなのだが(あたりまえだ)、1と2の指が近くて、3の指が遠い形がどうにも不自然になってしまって、4の指まで押さえたころには2の指は持ち場放棄。

さらに、その指の形を使う二曲、「鳥がたよりを」と「つりがね草」の練習。これはまったく練習していなかったので、練習の仕方を説明してもらうくらいになってしまったが、「つりがね草」はわりと私の好きな曲。がんばろう!! 移弦がむちゃくちゃ多くて混乱しそう。

そして再度、ト長調の音階が出てくる。今度は初めての「2オクターブ」ちょっと新鮮だ(^^;;

クレッシェンド、デクレッシェンド、いろんなニュアンスをつけて練習することを説明してもらい、なんかようやく音階練習らしい雰囲気が漂ってきた。

先生は「二巻からは、他の曲集から弾きたい曲が見つかったら積極的に併用していきましょう」と楽しい提案をしてくださったのだが、えーと、当面そんな余裕なさそうですが…考えてみたいなぁ。

今日のおまけ: またろうのもう一曲「Other World
「ザナルカンドにて」とがらりと違う印象でもう一曲。といってもやっぱりファイナルファンタジーなんだけど。ホームコンサートのライブ録音でお届けします。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インフルエンザワクチンに思うこと

2009年11月19日 | 生活
人類の発明の中でも、特にすごいなと思うもののひとつが、ワクチン。

初めにできたのは「種痘」だが、これの何がすごいって、こんな方法を思いついたのもすごいけど、病気を絶滅させて、ワクチン自体をいらなくしてしまったことがとにかくすごい。

・防ごうとする病気が重大なもの(死ぬようなもの)であること
・効果が高いこと(打ったらまずかからない)
・効果が長続きすること
・発病だけでなく感染自体を防ぐので、流行を阻止できること

その後、他のワクチンもいろいろできたけど、間違いなしのベスト・オブ・ワクチン。病気がなくなりワクチンを打つ必要もなくなれば、なんらかの事情(持病など)で打てない人、打ってもうまく免疫がつかなかった人も守られるし、ワクチンの副反応で苦しむ人もいなくなる。完璧なゴールといえる。

これに比べると、今話題のインフルエンザワクチン君はかなり見劣りする。
打ってもかかることはけっこうあるし、毎年打たないといけない。接種率を上げても流行を防ぐ力がほとんどない。

これは、考えてみればあたりまえで、種痘とは根本的にデキが違う(生ワクチンでなく不活化ワクチン)。血中の免疫は高めるけれど粘膜上の防御はできない。インフルエンザは特に、まず喉の粘膜あたりに取り付いて自分をどっと増やしてから、血中に入り込む(そして人間は本格的に寝込む)という振る舞いをするもんだから、やっかいな話だ。

しかも、インフルエンザが多様な型を持ち、さらにそれをコロコロ変えるっていうのだからワクチンも力を発揮しにくい。しかも、豚だの鳥だのもからんでくるわけで、人間様の接種率をどうこうしたって、絶滅させるのは土台無理。

…それでも。

もしかかっても軽く済むならうれしいし、かからないですむのならもっとうれしい。そのことがとてもとても大事で、とりわけ2月1日に寝込んでいるのは絶対イヤ!! という場合は、まぁやはりよほどの事情がなければ打つでしょう。

我が家でも去年は全員打った。はなひめは「なんで私も!?」とブーイングだったが、とにかくはなひめに寝込まれてもやっぱり困るわけで、ここは外せない。まぁ、はなひめだけ受験の年もみんなで受けてあげるからさ…

そして結果的に、2月には誰もインフルエンザにかからなかった。ありがたいことである。ワクチンのおかげかどうかは確かめようがないので一生わからない。ただ、打たないで当日かかったときの後悔(打っておけばかからなかったかも??)と、打ってもやはり当日かかってしまったときの後悔(結局かかるならお金と手間が無駄だった)の大きさを比べて、できることはやっておくのが吉と思ったまでである。

で、そこまでの事情がない年にどうするかといえば、インフルエンザに一番かかりたくないのはいつかと考える。それは、年寄りになって、インフルエンザでどうかすると肺炎から死ぬ、というときだと思う。

それまで、特に理由がなくても毎年打つとなると、手間もお金もけっこうばかにならないし、毎年まいとし打った場合に、何か悪いこと(何かって…何だかはわからない。副反応かもしれないし、アレルギーかもしれないし、ワクチン製造工程の誤りかも)が起きる可能性だってごくごく少ないとはいえじわじわと足し算されるだろうし、毎年打ち続けて年寄りになった場合と、そうでない場合に自分の免疫の状態に違いがないとも限らない。

要するに、はしかのワクチン(*)などと違って、回数が多すぎるのだ。そして、その病気が一番怖いのは年取ってからなのだから、気が長すぎる。

というわけで、我が家では様子見。私やよしぞうが老人になったころは、インフルエンザワクチンだってもしかしたら進化してて、「のどにシュー」かなんかで、もっとずっと効くワクチンになってるかもよ。

(*) はしかは、インフルとはだいぶ事情が違う。接種率を上げることで、ひょっとしたら絶滅までいけるかもというロマンがあります(感染を防ぐワクチンなので・人間しかかからないので)。
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

定期テスト一週間前…しかし

2009年11月18日 | 高専生活
動かざること山のごとし。

またろうのテストは11月24日から。こじろうのテストは11月26日から。しかし、二人からテストの気配はほのかにすら漂ってきません。月曜日、こじろうは部活もなくずいぶん早く帰っていたはずなのですが、母が帰るまで公文・基礎英語すら手付かず。

またろうとこじろうが揃ったのでうれしいな的に遊んでいたという、楽しげな様子が、散らばった菓子袋、トランプなどから伺われます(-_-#

またろうは、今回の定期テスト結果が、二年への学科振り分けを決める重要な材料になります。本人もさすがに「今回はちゃんとやろう」と思っているそうなので、母はホームコンサートなどにかまけてちっともテコ入れをしないでいましたけど、動きがないのでさすがに心配になって聞いてみました。すると、

バランスを考えて進めないとね。だから数学や物理はやらないことにした」

(o_o;; いや、倫理や国語のほうが危ないってのはわかりますよ。しかし、倫理や国語が、あまりに苦手すぎて何をやっていけば点が取れるかすらおぼつかない状況なのと違って、物理とか化学とかはやっていけば点が伸びるじゃありませんか??

というわけで、これまでのところ、何をやらないか決めてまずは遊んでいるだけのようです。成果はそれだけ。

またろう曰く「ちゃんと勉強してるよ。マトリックスとかReaderとか」。

それは毎週の小テストの勉強で、定期テスト対策じゃないでしょう。それにせいぜい一日20分くらいしかかからないじゃない。
「でも役に立つよね??」
そりゃ立ちますが。というか、小テストできちんと点を積み重ねていかないと悲惨な成績がつくことは経験の重みを持って理解したわけで、そこは大事ですね。でもそれだけじゃ困ると思うけど…。

思うけど、最近、またろうの勉強の中身は英語の小テスト対策以外見てないので(そもそもほとんど教材を持ち帰らない)、何をするようにと声かけをすることもできません。いいでしょうかこのまま放置で。

こじろうはこじろうで、「みんなけっこう切羽詰ってきてるみたいなんだよね~」…何を他人事みたいに!!

またろうの倫理800字作文と、こじろうの英単語だけは土日にチェックしようと思います。あとはとことんお任せして何が起こるのか見てみたいような好奇心もあるんだけど…。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピアニカで「ラプソディー・イン・ブルー」(録音つき)

2009年11月17日 | ピアノ
子どもたちが、みんな小学校でピアニカを習うのを横から見て、なんだかちょっとうらやましい…

私のときは、小学校の一、二年がハーモニカで、小学校三年からがソプラノリコーダーだった。ハーモニカという楽器も、うまい人が弾くと魅力たっぷり歌っているように聞こえるが、旋律を作る方法が独特(吸う・吐くで交互に並んでるやつ)なのでおいそれとは自在に吹きこなせない。

なんでも、よしぞうは小学校でピアニカだったそうで、なんかくやしい(-_-# きっちり同じ世代なのに、おかしいな。

ピアニカは、冗談で買うにはやや高く、多少邪魔であるので、自分のために買ったりはしなかった。またろうとこじろうは学校のを借りて使っていたが、はなひめのときに学校で貸さなくなって、初めて買った。そして一、二年は学校に置きっぱなしになっていたのが、三年になってリコーダーが中心になったので、初めて我が家にピアニカが登場したのだ!! (正確にいえばスズキのメロディオン)

ピアニカは子どもの楽器のイメージが強いけど、ニコニコ動画のスター(?)、事務員Gさんや「イネ」さんが吹くピアニカは、ジャズ風の旋律にぴったりの大人の雰囲気。子どもはたいてい平板に吹いてるけど、すごくニュアンスの付けやすい楽器なんだよね。

そして、のだめカンタービレの話の中で、とってもかっこいいピアニカ版「ラプソディー・イン・ブルー」を見ちゃったから曲は決まりだね。というわけで、今回のホームコンサートでは、るんちゃんママと私の曲は、ピアノ連弾じゃなくてピアニカ+ピアノになった。

というのは半分嘘で、私がバラードにかまけていてピアノ連弾の分のピアノを練習する自信がなかったのでピアニカ版は渡りに船だったともいえる。

はなひめにピアニカを借りてさわってみると、予想どおり、いやそれ以上、節は鍵盤で弾けばいいので簡単に作れるし(リコーダーくらいであっても、ふだんやってなかったらだいぶ練習しないと間違えずに吹けないだろう)、すごく少ない息で音がでて、小さい音から大きい音まで意図通りに出せる反応の良さ。これはいい!!

というわけで、実際にはけっこうピアノパートが難しくって、るんちゃんママは忙しい中こんな曲を引き受けちゃったことを後悔した瞬間があったみたいだけど(^^;; ともかく実現しましたよ。

ホームコンサートのライブ録音です。
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホームコンサート

2009年11月16日 | ピアノ
秋の好天に恵まれ、さわやかな一日となりました。

バイオリンの音出しをしてみると、なんだか響きもいつもよりよく…カラリとしているといいのかしら。するとよしぞうが「洗濯物の山を撤去したから響きがいいんじゃないの??」

ふだんはついぞ片付くことのないリビングに、二十数名の参加者を収容しようというのだから、撤去作業はけっこうたいへんです。今回、よしぞうがぎりぎりまで風邪を引いていて、戦力にならなかったため、前日の買出しから当日の家具移動と掃除機かけなど、またろうがいなくてはどうにもなりませんでした。ほんと、役に立つようになったよ~(;_;)

しかし、インフルに加えて風邪の季節も始まってますので、今回初のギター参加予定がキャンセルになってますし、なかなかひやひやしました。

今回初参加のYokoさん、朗読+ピアノというのはどんな感じなのか最初お聞きしたときはよくわからなかったのですが、これがすばらしかったです。お日様の光がきらきらとさす様子、ゆったりとお話が始まる様子、場面場面でしっくり来るピアノによる状況描写。息子さん(小六)の演奏がめちゃうまで、かつ、ふわっとした余韻のある雰囲気がレオ=レオニの絵になんだかぴったりなんです。

またろうによく似たところがたくさんあるというこまたろうくんですが、演奏は「本家」と違って(笑)ほんとに上手です。音がとてもきれい。

るんちゃんママは、「ラプソディー・イン・ブルー」他一曲という申請だったところ、前日の晩になって「他一曲はキャンセル」と連絡が入り、でも当日午前中に「ラプソディー・イン・ブルー」の合わせをしてから帰るときに、「ショパンのワルツかなんか弾けたらいいんだけど。今からちょっとやってみる」…今から??(o_o;;

いやほんと、弾いてくださいましたよ。我が家のホームコンサートは、「練習不足だから」「ブランクが長いから」「指が動かないから」といってしり込みしないで、初心者から上級者まで、自分の弾きたい曲を弾きたいように弾ける場を作ることが信条ですから。

ゆかりしょう5ままさんも、練習する暇があまりなかったので断念しようとしたところ、ゆかりちゃんに「あきらめたらイカン」と励まされ、当日朝のみの合わせでなんとか演奏。メゾフォルテさんも、ン十年のブランクと、ご自宅にピアノがないという悪条件を押しての演奏。ありがとうございました。

ばっかいず世話係さんも、そうやって、だんだん雰囲気に押されて弾くようになってきた人。でも今回はぐっとうまくなってピアノの音も見違えるほどよくなっていましたよ。自宅のピアノを、電子ピアノから生ピアノに変えたので、その成果が出たのかもしれません。

音が良くなったといえば、もう一人、電子ピアノから生ピアノに変えたYさん。前回の月光第一楽章も、聴かせどころがある好演だったのですが、今回は音色も良くなり、技術的にもぐっと上達したようです。

こまたろう母さんは、本当に丁寧な曲作りをされていて、練習もばっちり行き届き、こう響かせたい、こう表現したい、というのがはっきり伝わる演奏。スケルツオさんの弾いた曲は、ラフマニノフの前奏曲の中でも私が特に好きな曲で、でもなんでこれを弾かなかったかというとお指の都合がつかないからなんですが、それを鮮やかに、なめらかに弾いてくださって、うっとり。。大人になってからは先生についていないということでしたが、若いころの鍛え方が違うとみえます。

最後の二人は、音高生の演奏。それぞれ、これからテストで弾く曲を弾いています。いつもいつも弾いてるピアノが、こんなふうに鳴るのか、と新鮮で、いやなかなかいいピアノじゃないか(^-^)と思いました。

全体に、ピアノの音をきれいに響かせてくれる参加者が多くて、我が家のピアノにとっても幸せな一日でした。

コンサートが終わると、テーブルの周りではワインとチーズとおしゃべり。その他の空きスペースではところ狭しと将棋と囲碁の勝負が繰り広げられていました。よしぞうは、囲碁と将棋の二面打ち/指しというわけのわからない状態に。

高一女子三人組(ゆかりちゃんたち)は、なぜかピアノではなくクラビノーバのほうに張り付いて、ショパンのエチュードなどを次々に弾いています。クラビの機能でメトロノームをかけて、それを徐々に速くして、エチュード速弾きに挑戦とかして遊んでるらしい(^^;;

[第一部]
(1)女王様のメヌエット・練習曲 -はなひめ
(2)夢の世界を・ににんさんきゃくってむずかしい -るん(小三)
(3)ハンター×ハンターのテーマ -にこばっかい
(4)ザナルカンドにて・OtherWorld -またろう
(5)ベートーベン ソナタ『月光』第2楽章 -こまたろう
(6)レオ・レオニ『フレデリック』 朗読とピアノ
  ハイドンソナタ・インベンションNo.14・トロイメライ・葡萄の季節
  楽しい季節・フォーレ即興曲 op.84-5 -(朗読)Yoko(ピアノ)N(小六)

[第二部]
(1)狩人の合唱 -(バイオリン)アンダンテ(ピアノ)るんちゃんママ
(2)連弾:サン・サーンス動物の謝肉祭より『化石』-ゆかりしょう5ママ、ゆかり
(3)ショパン バラードOp.23 -アンダンテ
(4)ソナタk.331第1楽章(途中まで)+トルコ行進曲 -メゾフォルテ
(5)楽しみをねがう心 -ばっかいず世話係
(6)ラプソディ・イン・ブルー -(ピアノ)るんちゃんママ(ピアニカ)アンダンテ
  ショパン ワルツ
(7)チャイコフスキー四季より10月・秋の歌 -こまたろう母
(8)ラフマニノフ前奏曲 op23-7 -スケルツオ
(9)ベートーベン ピアノソナタ《悲愴》第2楽章 -Y(高一)
(10)モーツァルト ピアノソナタ No.15 KV533 -ゆかり
(11)モーツァルト ピアノソナタ No.14 KV457 -M(高一)
----------------------
コメント (22)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする