アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

映画の中のピアノシーン

2017年01月25日 | ピアノ
ピアノ関連の映画といっても、「ピアノマニア」とか「シーモア先生」とかはいいよね。本物のピアニストがピアノ弾いてるだけで(そして本物の調律師が調律してるだけで)なんにも「ふり」はいらないもの。まぁいずれも映画というよりドキュメンタリーで、別に映画としては(…以下自粛)

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ピアノ弾いてる「ふり」って案外難しくないですか?

昭和のテレビドラマ、「疑惑の家族」…前にブログで書いたことあるけど富田靖子主演のやつね、
(過去記事「こんなに笑えるクラシック…が昔もあった」)
風間氏なんてほんとひどくて、ぜんぜんピアノ弾いてるようには見えなかったもの。(世界的大ピアニストの役なのに!!)

富田靖子は簡単な曲なら弾けるらしくてそれよりはマシだったけど、それにしたって弾いてないことバレバレ。

21世紀になって「のだめカンタービレ」になると、ピアノシーンの本気度がぐぐっとアップしていて、ピアノシーンのリアル度も桁違い。

何が違いかというと、まず、シーンのリアリティを追求しているのかどうかという(^^;; 基本姿勢が違うっちゃ違うんだけれど、「疑惑の家族」だって音楽指導はついてはいたんですよ。
(私は高校生のときにその方に二回レッスンを受けて、ピアノ再開しようかな的気運に水を差されたという因縁があるのだ)

けど、チャイコフスキーのピアノ協奏曲の出だしで、
音が低いほう、真ん中くらい、高いほう
を叩けって指示はできても、その叩き方がもぅもぅ、
ぺちゃん、ぺちゃん、ぺちゃん、
ぺちゃん、ぺちゃん、ぺちゃん
で、そんなピアニストはいないわ(-_-;;

「のだめ」の場合は、指導のほうもすごい気合入ってたみたいだけど(クラシック業界を一気に盛り上げようという感じでプロの人がたくさん協力していた)、
俳優さん本人もほんとうに熱心に練習していたんですよね。

「…二小節で間違えるな!!」のモーツァルト二台のピアノのためのソナタも、なかなか名シーンに仕上がってますよ。
「本物の音らしいところを弾く動作」については練習の成果がばっちり出ているし、
ピアニストがほんとうに弾いている手だけ映すところと、
俳優さんの顔と手を両方映すところと、
俳優さんの手以外を移すところと、
うまく編集してわりと違和感のない仕上がりです。

同様に、たとえば千秋がバッハ協奏曲の弾き振りをするときなんかも、迫力あるシーンになっていました。

一番違和感ありありだったシーンは、のだめがショパンのピアノ協奏曲を弾くところかな。つまり、
「手をそのへんに当てる」は練習すればかなりできるけど、
「胸から上くらいの動き」はどうにもならないみたいです。

実際聞こえている音はプロのもので(ランランの演奏でしたっけここは)、その音とのだめの体の動きが、物理法則としてつじつまが合わないんです。古典派までくらいの曲なら上半身のオーバーアクションいらないんで、やりやすいんでしょうね。

吹き替えなのによくできていたと思う映画は「戦場のピアニスト」のショパンバラード一番です。この俳優さんも猛練習したようですが、もともとある程度弾ける人で、音は吹き替えだけれど、実際ほぼバラード一番が弾けるくらいだったとか(ソース求む、どこで見たのかわからん)、まぁでも実際ある程度は弾けないと弾いてるようには見えないというのはほんとうです。

自分の姿は見たくないので(笑) 発表会とかの記録を残すときも滅多に動画は取りませんが(音のみ!!)、
たまに取ってもらったりとかして見ると、
これ、音消してみてもあんまりうまい人には見えんな(-_-) って思いました。

もちろん実際弾いてるわけですから、出てる音と体の動きのつじつまは物理法則的には合ってるんですが、
なんか無駄があったり、力んでたり、ぎこちなかったり、力弱かったり…

これに、ピアニストの音をかぶせて、「世界的ピアニスト」の役をしようとしたら(しないけど)ぜんぜん無理な感じです。

そういうことを考えたのは、こないだの「題名のない音楽会」を録画してリピリピ♪してたら、もう森下さんと福間さんのピアノ弾く動作が美しくて理にかなっていて、これでなきゃ超絶技巧曲は弾けないんだろうなって思ったからです。

いや別に超絶技巧曲を弾こうってんじゃないし、カタチから真似してどうなるというものでもないけれど…
たまには録音でなくビデオを取って、自分のピアノ弾く動作を見てみたら何か気づくこと(直すこと)があるかも。
…あ、でもやっぱあんまりやりたくないや(^^;;

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シューマン、幸せな歌の年(1840年)

2017年01月24日 | ピアノ
シューマンは、ずいぶん早い段階からクララにぞっこんだったんだけど、クララ父が堅くって煮ても焼いても食えなかったから、長く長くかかって(裁判もして)ようやくアラサー結婚にこぎつけました。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←シューマンのよさは、ピアノだけじゃ味わいつくせない。

そりゃもうたいへんな幸せだったでしょうね。それで、シューマンの曲リストを眺めてみると、明らかにこの年(1840年)は特異な年になっています。ピアノ独奏曲のリストは作品番号26(ウィーンの謝肉祭の道化)から作品番号68(ユーゲント・アルバム)までがスカスカになってて、その間の番号が何に割かれているかというと、とにかく歌曲!!

ものすごい数の歌曲を書きまくって、自ら「歌の年」といっています。歌曲について「これで充分だと思う」とも。

確かに、量だけでなく質も、傑作ぞろい。そういや私、合唱コンで「流浪の民」を歌ったことがあるけどこれもこの「歌の年」に作られているんですね。そして「詩人の恋」もこの年の曲です。そして翌年はいよいよ交響曲にシフトしていくわけです。

「詩人の恋」レクチャーコンサートの紹介文を書いてもらいました。締切がないものはついずるずるしちゃうけど、編集さん(私)がせっつくから書けるというものですねぇartomrくん…

というか別にそれくらいしかやることないんで、主催者といっても。私は純粋に聞く側として楽しみにしています(^-^)

(追記: このブログ読んでる人は
大村新(artomr)さんのピアノがよさげであることはご存知と思いますが
前川健生さんのテノールがどんなかご存知ないと思いますので
紹介記事のリンク張っておきますね→「オペラの散歩道」二期会ブログ)



☆☆アンダンテ・サロンコンサートシリーズ☆☆

春のシューマン 《詩人の恋》 レクチャーコンサート

ピアノ: 大村新
テノール: 前川健生

日時:2017年3月19日(日)13:30~
会場:しらべの蔵(京王調布駅より徒歩5分)
※完全予約制。会場の詳細はご予約いただいた方にお知らせいたします。
しらべの蔵webサイト
料金:3,000円

《詩人の恋》の詩は、ハイネの『抒情的間奏曲』から選ばれたものですが、このうちの何編かは、表面上の言葉通りに理解されるものではなく、恋に苦しむ詩人の反語的な表現だったり、自虐的な内容のものがあります。

この「言葉と本心のずれ」にシューマンは着目し、それが自ずと聴こえてくるような斬新な音楽を作曲しました。音楽がまるで「注釈」をつけるようにして、詩の世界をより豊かにしているんですね。レクチャーではこの点に着目して、歌詞の内容と作曲上の工夫を一曲ずつ読み解いてゆきます。

 今回の企画は、よく話に出す私の恩師と、ピアニストのチャールズ・ローゼンの分析がよく似ていたことがきっかけで動き始めました。この分析を実演を通してご紹介してゆきたいと思います。


21世紀の私たちにも語りかけてくる、19世紀の傑作歌曲集を、ぜひ解説付でお楽しみいただければと思います!
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「あぁ、こういうふうに弾けばいいじゃん」

2017年01月23日 | ピアノ
前の日曜日に、「題名のない音楽会」(←超絶技巧ピアノ曲特集の)を途中から見たので、再放送は気合を入れて録画しました。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←結局、美しくなくていいわけはないんだけどさ。

それを今見てたのですが、福間さんの紹介部分でちらっとショパンが流れたとき、よしぞうが言ったのがタイトルにしたセリフ。
「あぁ、こういうふうに弾けばいいじゃん」

私「???」
よし「ほら、チェルニーをガチガチ弾くかふんわり弾くかっていう…」

なんの話かというと、チェルニーっていうと、ガチガチと一音一音叩き込むように弾くって「派」があるでしょう。
昭和の音楽教室では、それが主流だったかもしれない。

んで、
「100ぺん弾いてきなさい」とか
「メトロノーム100まで上げてきて」とか
目標が具体的に数値化されてる(体育会系)

私のとあるピア友さんが今レッスンしてもらってる先生がわりとそういう「がっつりチェルニー」な先生で、
「もっと強くもっと速く」
なんだけど、

その人は最近、おゆき先生の弾く「軽くてかわいくてきれいなチェルニー」に心を奪われて、
ゆっくりと、きれいな音になるように耳で確かめながら弾く
という練習をしようとしてるんです。

でもその状態でレッスンにもってっちゃうとね、当然ですが「どうしたの?」「音がふにゃふにゃ」ってことになって、
もっと強くもっと速く
って言われるよね。それで、どうしよう、ってな話を私がちょっとしてたので、よしぞうがいってるのはそのこと。

私は、よしぞうが
「(そのピア友さんが)レッスンで福間さんみたいな音を出せばいいじゃん」
…つまり、芯がしっかりあるけど決して乱暴でなくきれいで多彩な音色をもった弾き方。いくら速くなってもクリアな響き。
そんな弾き方すれば、その人としてもおっけー、先生としてもおっけーでしょう

っていってるのかと思って(o_o)

んなことできたら苦労はねーわ!!(-_-#

アンタ弾けもしないくせになんて勝手なことを~

と思ったのですが、そうではないとのことで、
「だからピアノの先生がそういう弾き方をしてみせて、生徒にもそういう弾き方に近づくよう指導すればいいんだよ」
つまり、きたなく聞こえるような弾き方で指導するんでなく、あくまで美しく、かつしっかりした弾き方へもってく(?)

いや、あんまり変わらないっつーか、結局そんなことどうやったらできるのかわからないんだが。


おゆき先生もそうだけど、現在、「素敵なチェルニー」が弾ける人ってのは、昔のガチガチ弾きの果てしないトレーニングを経て、その反省(きれいじゃない、手を痛めるなど)から紆余曲折を経て今の弾き方ができるようになってるわけでしょう?

大人ピアノの生徒が、ガチガチ弾きを経由しないで、しっかりして美しくかつ多彩な音色を身につけられるようになるかってのは、実は未知の領域、壮大な実験中だったりするわけですよね?? 確立した指導方法があるとまではいえない。ということは、がちがちチェルニー指導の先生が間違ってるとも言い切れないわけで、こりゃ趣味の領域かねぇ。
(つまり私は趣味じゃないのでそういう先生には習わないが)

しかし手を痛めてしまうというのは「趣味の領域」では片付かないことなので、
やばそうな線を越えないように「手が痛くなりそうなのでやめときます(そっと弾きます)」とか適宜、牽制はするほうがいいと思うよ…

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きれいな音色を出すためのツェルニー練習

2017年01月22日 | ピアノ
またろうが中一のとき、学校の合唱コン(クラス対抗の、全員出るやつね)を聞きに行ったら、まぁ中一男子ってのは基本、サルなので女子もたいへんだわ。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←筋トレ、うさぎ跳び的な練習ではなく

まぁ、コンクール当日はきちんとしようとしていたけれど。練習まじめにやらないし、声変わりとかの問題もあるし、とにかく男子の声がほとんど聞こえないくらいのクラスも多くてたいへんなの。それが、中二、中三と学年が上がれば見違えるように改善していって…

中三のあるクラス、伴奏をしていたのが課題曲も自由曲も同じ男子だったんだけど(それぞれの曲を別の子が伴奏してるクラスのほうが多い)、もう課題曲の伴奏の最初の音が鳴ったときから、びびび!! って電流が走ったんです。なに、この美しい音!!

同じピアノとは思えない。音色がすばらしいだけじゃなくて、伴奏としてもほんとうに良くって、自由曲は超難曲(たぶん伴奏でこの子がいるから選んだ)の「花をさがす少女(参考音源)」を完璧に。楽譜はおいてなく、指揮者のほうガン見で弾いてた。

すっかりヤラレて(あ、またろうのクラスの歌は、中一の中ではまぁまぁでした)、次にヤマハに行ったときに「すごいピアノうまい子がいた」と受付で話していたら、「あら、それ〇〇くんじゃない? アンダンテさんと同じ先生に習っているわよ」…なんと私が姉弟子(早くから習ってる)でした(o_o)

それで、先生に「〇〇くんの伴奏聞きました。音がびっくりするほどきれいで」というと、「〇〇くんのレッスンは一時間でやっているけど、最初の15分くらいは音階なの。音階はきれいな音色を出すためにとても効く練習なのよ。でもアンダンテさんやりたくないわよね?(←ずばりお見通しである)」

(っていうか、ヤマハのレッスンはふつう30分だし、その教室はピアノ習うんでもヤマハアップライト、しかもメンテナンスがぐだぐだだし。ちょっと話がおかしいような…

というのは実は種明かしがあって、彼はヤマハの体験レッスンに来たとき、先生はよいけれどこのピアノでは習いたくないといったんだって。それで、先生は彼の自宅に行ってレッスンすることになったのだった。)

この話って、またろうが中一のときってことはもう10年以上前のことだけど、これってすごくない??

音階が、「お指の体操」ではなく、「きれいな音色を出す練習」だと思っている先生に習ってたわけですよ私は。
(あまりその状況を生かせていなかったが)

さて、音階練習でなぜ音色がよくなるかって話だけど、
ひとつには、人間、何度も動作を繰り返すことで、無駄な力や無駄な動きがなくなり、動きの正確さも増すっていうふうにできているわけだから、当然音色も改善する。ということがある。卓球の千本ラリー、剣道の素振り。

そういう、動作の「洗練」というのかな、そういうことは、ややこしい曲ではなくシンプルな音の並びを繰り返したほうがたぶん起こりやすいということですよね。

そしてもうひとつには(実際、こちらの効果が大きいんだと思うけれど)、耳で音色をキャッチして良し悪しをフィードバックしながら、音がきれいに鳴るポイントをつかみ、またその動作に再現性があるように熟練するということ。

こちらも当然、「音を並べる」だけでややこしくて必死になっちゃう「曲」ではなくて、十分、音色を味わったり弾き方を工夫したりすることに集中できるよう、音階が好都合だというわけですね。

そう。理屈はわかる。

けど、ただ音階を繰り返し練習するってのも、なにしろ意識低い系だから(^^;; 無理。というのも、そんなに回数やる気がするわけがないということだけじゃなくて、「きれいな音が出ているか」真剣にフィードバックする気にならないだろうってことね。

だから、「理屈はわかった」けど、あまり真剣に「音階練習」の実施について検討したことはないんです。私がやるわけはない、ということで。

しかし、めるちゃんでちょうど音階っぽいツェルニーを弾いてみたら→ツェルニー30番より8番

なんかかわいいし楽しいし(^^)
これならもっときれいに弾きたいなって思って練習するかも!!

もちろん、シンプルに「音階」のほうが、まんべんなく練習できるというメリットとかあるんですけど、
そんなこといってもねぇ…
やる気が起きなきゃ意味ないから。ツェルニーならかなり近い趣旨で活用できると思うよ。

こんどのレッスンは、チェルニーの8番も持っていこう。(メインはアルカンの「ファ」)

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バイオリンでも、有名すぎる曲を人前で?

2017年01月21日 | バイオリン
めるちゃん(ピアノ)のことばかりかまけていて、チョビくん(バイオリン)からそろそろ愛想をつかされそうな私ですが、昨日はバイオリンのレッスンに行ってきました。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←「よく知ってる曲だから」ということで「つまらない/おもしろい」の両方ありうる

バッハのドッペル一楽章は12月の発表会で区切りがついた、ってことになると、次になんの曲を持っていくかですが、なにせ何も弾いてないので…

そういえば、ドッペルやる前に中途半端になってたのがあったよ、ってことで
タイスの瞑想曲
を持っていきました。

ふつう、レッスンに曲を「持っていく」というと、練習してその自分なりの成果を持っていくという意味で使うことが多いと思いますが、この場合、素で「持っていく」。つまり、楽譜を持っていくという意味でしかありません(^^;;

ブログを検索したところによると(←すべて忘れているので外部記憶に頼る)
タイスの瞑想曲を前に持っていったのは昨年の一月でした。

バイオリン、今年は「タイスの瞑想曲」から

…年が変わって話が戻った。。

去年は、この曲を持っていって、指使いや弓使いを書き込んでもらって、自分で練習できる状態までしてもらっていたんですよね。
つまり、バイオリンのほうはあまりに初心者すぎて、自分で楽譜を読んで指使い、弓使いを決めてとりあえず練習することができないレベルなんです。

特にこの曲、聞いた感じはゆったり系で、きれいに弾くのはともかく、音を並べるだけならあんまり難しくなさそうですが(ピアノの感覚的に)
バイオリンの「そういう曲」って、ある高さの音を出すのに、初心者がよく知ってるやり方(1stポジション)で出すんじゃなくて、
太いほうの弦を短く使う(ハイポジション)で出すことが多いんです。ほしい音色というかニュアンスを出すために。

で、どこに何の音があるやら~って、迷子になるわけ(-_-;;

去年の一月から一年経って、バイオリンがその分うまくなってるかっていうと、
ご存じのとおりほとんど弾いてない状況ですから、どうにもこうにも、なんですけど、
試しにレッスン前日に弾いてみたら、不思議と去年より弾きやすく感じたんです。なぜだ。

レッスンが始まってからも、前半はだいぶ「うろうろ」してたんだけど、
レッスンでコツを教わるとぐんぐんよくなって、
なんとかなりそうな感じになってきた。

1フレーズの中に、やたら移弦がある箇所を、よく確かめておいて一気に行くといいみたいです。
っつかそれを練習しとけってことやな。そりゃそうだ。

「六月の発表会これにしますか♪」と楽天的な先生。

「えっと、この曲有名すぎやしませんか~」とびびる私。

「ピアノでいえば、ドーミソシードレド、を弾くみたいな勇気がいるような」というと先生も
「あーわかるー、音階をかるーくきれいに弾くのが案外難しくって、それでコケると残念感漂うんですよね」。

そうそう。でも私、去年それを弾いたんですよ人前で。というと先生ちょっと驚いてた(笑)

んで、「もう何も怖くない」とか書いた気がしますが、でも「タイス」は怖い。
なんでピアノならよくてバイオリンならダメかというと、
ツラの皮が厚くなった…という人生一般でいう経験値はピアノでもバイオリンでも関係ないんですけど、
耳タコな有名曲でも、「一周まわって新鮮」と感じてもらえる「何か」をもって弾けると思うか思わないか、
そこが分かれ目かな。

それで、「タイス」を避けてもうちょっと無難な曲を探す。というのが一案。
「タイス」をまじめに練習してみて、人前で弾くことに自分なりの納得が得られるか試してみる。というのがもう一案。さて。

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