シューマンは、ずいぶん早い段階からクララにぞっこんだったんだけど、クララ父が堅くって煮ても焼いても食えなかったから、長く長くかかって(裁判もして)ようやくアラサー結婚にこぎつけました。
←シューマンのよさは、ピアノだけじゃ味わいつくせない。
そりゃもうたいへんな幸せだったでしょうね。それで、シューマンの曲リストを眺めてみると、明らかにこの年(1840年)は特異な年になっています。ピアノ独奏曲のリストは作品番号26(ウィーンの謝肉祭の道化)から作品番号68(ユーゲント・アルバム)までがスカスカになってて、その間の番号が何に割かれているかというと、とにかく歌曲!!
ものすごい数の歌曲を書きまくって、自ら「歌の年」といっています。歌曲について「これで充分だと思う」とも。
確かに、量だけでなく質も、傑作ぞろい。そういや私、合唱コンで「流浪の民」を歌ったことがあるけどこれもこの「歌の年」に作られているんですね。そして「詩人の恋」もこの年の曲です。そして翌年はいよいよ交響曲にシフトしていくわけです。
「詩人の恋」レクチャーコンサートの紹介文を書いてもらいました。締切がないものはついずるずるしちゃうけど、編集さん(私)がせっつくから書けるというものですねぇartomrくん…
というか別にそれくらいしかやることないんで、主催者といっても。私は純粋に聞く側として楽しみにしています(^-^)
(追記: このブログ読んでる人は
大村新(artomr)さんのピアノがよさげであることはご存知と思いますが
前川健生さんのテノールがどんなかご存知ないと思いますので
紹介記事のリンク張っておきますね→「オペラの散歩道」二期会ブログ)
☆☆アンダンテ・サロンコンサートシリーズ☆☆
春のシューマン 《詩人の恋》 レクチャーコンサート
ピアノ: 大村新
テノール: 前川健生
日時:2017年3月19日(日)13:30~
会場:しらべの蔵(京王調布駅より徒歩5分)
※完全予約制。会場の詳細はご予約いただいた方にお知らせいたします。
(しらべの蔵webサイト)
料金:3,000円
《詩人の恋》の詩は、ハイネの『抒情的間奏曲』から選ばれたものですが、このうちの何編かは、表面上の言葉通りに理解されるものではなく、恋に苦しむ詩人の反語的な表現だったり、自虐的な内容のものがあります。
この「言葉と本心のずれ」にシューマンは着目し、それが自ずと聴こえてくるような斬新な音楽を作曲しました。音楽がまるで「注釈」をつけるようにして、詩の世界をより豊かにしているんですね。レクチャーではこの点に着目して、歌詞の内容と作曲上の工夫を一曲ずつ読み解いてゆきます。
今回の企画は、よく話に出す私の恩師と、ピアニストのチャールズ・ローゼンの分析がよく似ていたことがきっかけで動き始めました。この分析を実演を通してご紹介してゆきたいと思います。
21世紀の私たちにも語りかけてくる、19世紀の傑作歌曲集を、ぜひ解説付でお楽しみいただければと思います!
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お申込みはこのブログのメッセージ機能を利用してもいいし(メアドお忘れなく)
andante.salonconcert[アットマーク]gmail.com
へメールをいただいても。
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)
←シューマンのよさは、ピアノだけじゃ味わいつくせない。
そりゃもうたいへんな幸せだったでしょうね。それで、シューマンの曲リストを眺めてみると、明らかにこの年(1840年)は特異な年になっています。ピアノ独奏曲のリストは作品番号26(ウィーンの謝肉祭の道化)から作品番号68(ユーゲント・アルバム)までがスカスカになってて、その間の番号が何に割かれているかというと、とにかく歌曲!!
ものすごい数の歌曲を書きまくって、自ら「歌の年」といっています。歌曲について「これで充分だと思う」とも。
確かに、量だけでなく質も、傑作ぞろい。そういや私、合唱コンで「流浪の民」を歌ったことがあるけどこれもこの「歌の年」に作られているんですね。そして「詩人の恋」もこの年の曲です。そして翌年はいよいよ交響曲にシフトしていくわけです。
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というか別にそれくらいしかやることないんで、主催者といっても。私は純粋に聞く側として楽しみにしています(^-^)
(追記: このブログ読んでる人は
大村新(artomr)さんのピアノがよさげであることはご存知と思いますが
前川健生さんのテノールがどんなかご存知ないと思いますので
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春のシューマン 《詩人の恋》 レクチャーコンサート
ピアノ: 大村新
テノール: 前川健生
日時:2017年3月19日(日)13:30~
会場:しらべの蔵(京王調布駅より徒歩5分)
※完全予約制。会場の詳細はご予約いただいた方にお知らせいたします。
(しらべの蔵webサイト)
料金:3,000円
《詩人の恋》の詩は、ハイネの『抒情的間奏曲』から選ばれたものですが、このうちの何編かは、表面上の言葉通りに理解されるものではなく、恋に苦しむ詩人の反語的な表現だったり、自虐的な内容のものがあります。
この「言葉と本心のずれ」にシューマンは着目し、それが自ずと聴こえてくるような斬新な音楽を作曲しました。音楽がまるで「注釈」をつけるようにして、詩の世界をより豊かにしているんですね。レクチャーではこの点に着目して、歌詞の内容と作曲上の工夫を一曲ずつ読み解いてゆきます。
今回の企画は、よく話に出す私の恩師と、ピアニストのチャールズ・ローゼンの分析がよく似ていたことがきっかけで動き始めました。この分析を実演を通してご紹介してゆきたいと思います。
21世紀の私たちにも語りかけてくる、19世紀の傑作歌曲集を、ぜひ解説付でお楽しみいただければと思います!
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(今回もイラストはまたろう)