夜中にTVで 「長淵剛SP ライブ&震災からの500日に密着」 があり録画していたのを見た。
まだ、綺麗な透き通る声で唄っていた頃から彼の歌は好きで、カセットテープ(古い!)がまだたくさんある。ウオークマンで聞きながら家事をしていた。
1時間半の前半は、去年の震災復興支援の様子等、TVで放送されて見たシーンや、夏の全国ライブの最終の、東北での3会場の様子。
後半の45分は、最後の仙台でのライブをたっぷり放送した。
香港や台湾や何カ国かでの映画館で同時上映されたそうだ。
NHKは興ざめのコマーシャルが流れないので、会場の興奮がそのまま心に沁みる。
「日本に生まれた」「明日をくだせえ」「ひとつ」「愛しき死者たちよ」「Stay Alive」「Run for tomorrow~明日のために~」
会場には、老若男女が、拳を振り上げ、長淵と一緒に歌い叫んでいた。
老夫婦が寄り添って拳を上げて歌う。幼子を抱きあげて揺れる若いお父さんやお母さん。小学生の息子の肩を抱きながら拳を振り上げるお父さん。小さく拳を上げるおばあさん…。
静かな会場にギターをつま弾きながら心を込めて唄う鎮魂の歌に、タオルに顔を埋める女性。溢れる涙を必死にこらえるお父さん。目頭を押さえる少年…。
私も溢れる涙に胸が熱くなった。
東北の震災には、どうしても夫の死が重なる。
あの津波の報道を声も無く夫と見つめていた。その2週間後に夫は入院した。私は昼間は病院で夫のそばで、夜はTVで東北の震災の様子を無言で見つめていた。
そして、その約一ケ月半後に夫は帰らぬ人となった。
だから、どうしても彼らにシンクロしてしまう。私の夫の為にも唄ってくれているのだと思えて来るのだ。
今日も、もう一度、最期の45分を見ながら、涙で胸が一杯になった。
フィナーレを会場の皆で、“明日のために”を歌い上げる。
そして、会場は、いっぱいの日の丸の小旗で揺れていた。
彼の歌の歌詞のように、私達は日本に生まれて日本に生きて来たのだと。そして、これからも日本で生きた行くのだと。
長淵は、こんな時に歌を歌っていていいのだろうか、と悩んだ時もあったそうだが、彼の震災復興支援を見たていると(TVで何回か)歌の力は偉大だと思う。
あの、一面ガレキの中を歩きながら作った「かもめ」や「6月のこいのぼり」も、彼でなければ作れない歌だなと思う。
彼の中の悲しみや悔しさや怒りが溢れて私の方に流れて来る。
又、時にはこの45分を見ながら、そして、歌を聞きながら夫を思い出して泣こうかな。
まだ、綺麗な透き通る声で唄っていた頃から彼の歌は好きで、カセットテープ(古い!)がまだたくさんある。ウオークマンで聞きながら家事をしていた。
1時間半の前半は、去年の震災復興支援の様子等、TVで放送されて見たシーンや、夏の全国ライブの最終の、東北での3会場の様子。
後半の45分は、最後の仙台でのライブをたっぷり放送した。
香港や台湾や何カ国かでの映画館で同時上映されたそうだ。
NHKは興ざめのコマーシャルが流れないので、会場の興奮がそのまま心に沁みる。
「日本に生まれた」「明日をくだせえ」「ひとつ」「愛しき死者たちよ」「Stay Alive」「Run for tomorrow~明日のために~」
会場には、老若男女が、拳を振り上げ、長淵と一緒に歌い叫んでいた。
老夫婦が寄り添って拳を上げて歌う。幼子を抱きあげて揺れる若いお父さんやお母さん。小学生の息子の肩を抱きながら拳を振り上げるお父さん。小さく拳を上げるおばあさん…。
静かな会場にギターをつま弾きながら心を込めて唄う鎮魂の歌に、タオルに顔を埋める女性。溢れる涙を必死にこらえるお父さん。目頭を押さえる少年…。
私も溢れる涙に胸が熱くなった。
東北の震災には、どうしても夫の死が重なる。
あの津波の報道を声も無く夫と見つめていた。その2週間後に夫は入院した。私は昼間は病院で夫のそばで、夜はTVで東北の震災の様子を無言で見つめていた。
そして、その約一ケ月半後に夫は帰らぬ人となった。
だから、どうしても彼らにシンクロしてしまう。私の夫の為にも唄ってくれているのだと思えて来るのだ。
今日も、もう一度、最期の45分を見ながら、涙で胸が一杯になった。
フィナーレを会場の皆で、“明日のために”を歌い上げる。
そして、会場は、いっぱいの日の丸の小旗で揺れていた。
彼の歌の歌詞のように、私達は日本に生まれて日本に生きて来たのだと。そして、これからも日本で生きた行くのだと。
長淵は、こんな時に歌を歌っていていいのだろうか、と悩んだ時もあったそうだが、彼の震災復興支援を見たていると(TVで何回か)歌の力は偉大だと思う。
あの、一面ガレキの中を歩きながら作った「かもめ」や「6月のこいのぼり」も、彼でなければ作れない歌だなと思う。
彼の中の悲しみや悔しさや怒りが溢れて私の方に流れて来る。
又、時にはこの45分を見ながら、そして、歌を聞きながら夫を思い出して泣こうかな。