ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

映画「みんなで一緒に暮らしたら」

2012-11-16 20:50:35 | 映画・ドラマ・小説・マンガ
今日は、夫の納骨堂にお参りに行ったついでに映画を見て来た。

見たいと思っていた映画で「みんなで一緒に暮らしたら」。2時40分からを見たけど、満員だったのにビックリした。

年とった仲良しの、二組の夫婦と一人暮らしの男性の日常。そして、手伝いに雇った優しい若い男性。

一人暮らしの男性が心臓発作を起こして、息子に老人ホームに入れられる。そこに、見舞いに行って、余りにも可哀想で連れて帰り、皆で一緒に共同生活する事にした。

病気が進行して死を覚悟しているジャンヌ役のジェーン・フォンダが素敵だった。年とっても艶めいて美しい。

その夫が認知症で、いろいろな騒ぎを起こす。それでも、若いディルクが老人達の心にそって優しく接するのが、すごくいい。

階段がいっぱいあり、段差もあり、全然バリアフリーではないけれども(エレベーターをつけようかとの話し合いをしたが先送りになった)、昔からの仲良し達が人生の最期を一緒に暮らそうというのは、ちょっと羨ましかった。

老人なのに、やっぱり、そこはフランス。日本の老人達とは違っておしゃれで明るい。

ジャンヌの遺言で、彼女の棺はピンク。そして、彼女のお墓にはバラの花のアーチ。皆の大好きなシャンパンで乾杯して、そのジャンパングラスを棺に置いてサヨナラする。

ある日、認知症の夫が、「ジャンヌはどこ?ジャンヌー」と探しながら外へ出て行く。その後を、若いディレクと仲間達が後を付いて行く。

「ジャンヌ、ジャンヌ」 と探しながら公園に入って行く。ディレクも仲間達も一緒に「ジャンヌ、ジャンヌ」 と探す所で終わる。

その、「ジャンヌ、ジャンヌ」 と探しながら遠ざかって行く彼らを見ながら、母を思い出し涙がこぼれた。

母も、心の中で姉を呼び、私を呼び、妹を呼んでいるのだろうか、と。

私も、姉と老後は一緒に暮らそうね、と約束していた。叶わぬ夢となってしまった。

10年後、20年後、私はどんな生活をしているのだろう。





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