「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

Jugun Ianfu(従軍慰安婦)

2006-03-24 07:22:40 | Weblog
昨日、友人から「インドネシアの従軍慰安婦」という原稿がFAXで5枚送られて
きた。インドネシア語で書かれていて判らない。読んで概略を教えてくれ、という
依頼であった。早速読んだが、正直いって”またか"、”まだか”と、うんざり、がっくりきた。

インドネシアのいわゆる「従軍慰安婦」問題は平成5年、日弁連の現地調査で始まった。
古都ジョクジャカルタのLDH(人権扶助協会)という団体と組んで新聞で元「従軍慰安婦」を
呼びかけたところ、1千2百人も名乗りを上げた。その後平成8年、元国立大学女性教授が
これを扇動、日本のテレビで放送した。さらに「アジアの女性基金」を利用して日イ間の政治問題化しようとした。

しかし、インドネシア政府は、この問題について冷静に対処「従軍慰安婦」問題は
存在したかどうかわからないが、折角ですから、有り難く援助を受け入れましょうーという要旨で日本から申し出のあった3億8千万円を受け取り、これを「従軍慰安婦」個人には渡さず、高齢者社会福祉推進事業、もよりのない老人ホームなどの建設などに使用した。

この推進事業は平成9年3月25日から始まり同18年3月24日、つまり今日で
終わる。僕宛に送られてきたFAXの発信元は前記ジョクジャカルタのLDHの関係者。原稿の結論は、推進事業は終っても「従軍慰安婦」問題は解決されていないーいう主旨。売名のためにやった女性教授の投じた馬鹿な一石が”Jugun
Ianfu”という虚名を残してしまった。