「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

関西高野球部 御中

2006-03-31 07:11:09 | Weblog
関西高と早実との再試合をテレビで見た。二日間にわたって
両校選手が頑張った好試合だった。ただ,画竜点晴を欠いたのは
関西高ライトのエラー後の態度である。彼の失策をなじって
いるのではない。まだ試合の負けが決まったのではないのに何故、
あのように泣きじゃくるのかー。野球は一人でしているのではない。
チームの士気に影響してくる。

結果論だが、案の定その裏の攻撃だった。失策した選手に打順が
回ってきたが、力んで凡打に終った。ここで監督は何故,代打を
送らなかったのかー。あのように興奮している選手に好打は期待
出来ない。ふだん選手に接して選手の気持ちをつかんでいれば、
あそこで代打を送っても、あの選手は、失策した”罰”とは、
思わないはずだ。

人間万事「塞翁が馬」、失敗もあれば成功もある。失策した選手の
気持ちは充分察せられる。しかし、スポーツマンなのだ。どうぞ
この失敗を将来へ引きずらず、健闘を祈りたい。高校野球の歴史に
残る好試合に参加した誇りを持って。