今年はモンゴルの"日本年”だそうだ。皇太子殿下が7月にウランバートルを訪
れたのもその一環だ。ところが、同国にとって横綱朝青竜の病気療養帰国がは
からずも最大の出来事となってしまった。現地の新聞は一面トップでこれを報じ
ているが、帰国の背景となる理由説明が不足、誤解をよんでいるらしい。
横綱の帰国に同行、モンゴルを訪れていた師匠の高砂親方の羽田空港での姿
をテレビで見た。親方は横綱の師匠であると同時に(財)日本相撲協会理事、広
報部長兼指導部長というエライ人だが、例によって報道陣の”ぶるさがり”取材は
みっともない。それ以上に無礼なのは親方の無言戦術だ。親方も"解離性障害”
になったのかとさえ見えた。
相撲協会には現在、モンゴル力士は東西の横綱、朝青竜、白鵬を含め関取12人、
序二段まで入れた全力士34人の大世帯だ。高砂親方は朝青竜問題で頭が一杯
なのだろうが、協会の広報部長という立場を考えれば、このさい現地でこの問題に
ついて、相撲協会の立場を釈明すべきであった、とスポーツコメンテーターの二宮
清純氏が指摘していた。
親方は記者会見で、横綱の療養施設のパンフを見せ、現地の医者が24時間付き
添っているから大丈夫だといっていた。しかし、親方は以前の記者会見でモンゴル
には心療内科医などいないと不信感を述べていた。場所前であるのはわかるが、
折角、モンゴルまで重大な任務で行ったのだ。35時間の滞在で"逃げるように”
帰国する必要はない。これ以上問題がこじれて両国間の友好にヒビが入らないよ
う希望する。
れたのもその一環だ。ところが、同国にとって横綱朝青竜の病気療養帰国がは
からずも最大の出来事となってしまった。現地の新聞は一面トップでこれを報じ
ているが、帰国の背景となる理由説明が不足、誤解をよんでいるらしい。
横綱の帰国に同行、モンゴルを訪れていた師匠の高砂親方の羽田空港での姿
をテレビで見た。親方は横綱の師匠であると同時に(財)日本相撲協会理事、広
報部長兼指導部長というエライ人だが、例によって報道陣の”ぶるさがり”取材は
みっともない。それ以上に無礼なのは親方の無言戦術だ。親方も"解離性障害”
になったのかとさえ見えた。
相撲協会には現在、モンゴル力士は東西の横綱、朝青竜、白鵬を含め関取12人、
序二段まで入れた全力士34人の大世帯だ。高砂親方は朝青竜問題で頭が一杯
なのだろうが、協会の広報部長という立場を考えれば、このさい現地でこの問題に
ついて、相撲協会の立場を釈明すべきであった、とスポーツコメンテーターの二宮
清純氏が指摘していた。
親方は記者会見で、横綱の療養施設のパンフを見せ、現地の医者が24時間付き
添っているから大丈夫だといっていた。しかし、親方は以前の記者会見でモンゴル
には心療内科医などいないと不信感を述べていた。場所前であるのはわかるが、
折角、モンゴルまで重大な任務で行ったのだ。35時間の滞在で"逃げるように”
帰国する必要はない。これ以上問題がこじれて両国間の友好にヒビが入らないよ
う希望する。