「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

        TV放送のなかった巨人阪神戦

2007-09-18 05:47:07 | Weblog
「老人の日」のきのう首都圏では、プロ野球のナイター中継(地上波)が
一つもなかった 。シーズン閉幕近く、セ・リーグでは巨人、阪神,中日
上位3チームが一差以内で競合っている。しかも巨人ー阪神戦は甲子
園の伝統の一戦なのにである。

幸いわが家はケーブル・テレビで観戦できたが、一点を争う好ゲームの
熱戦で、甲子園は,今季最高の4万3千人の超満員だった。多分阪神フ
ァンの多い関西では放送されたと思うが、首都圏では見れず、お茶の間
ファン、とくにお年寄りをがっかりさせたに違いない。

視聴率の低下からか今シーズン、首都圏のプロ野球の中継放送が極端
に減った。視聴率の上下で商売している民放では、番組視聴率が下がれ
ば前後のスポット収入にまで響いてくる。当然、野球放送をやめて他の番
組に切り替えるのは当然だ。

でも、視聴率が示すほどプロ野球人気は落ちてきたのであろうかー。僕が
みる限り、そうとも思えないのだが。かつてはお荷物球団といわれたパ・
リーグの日本ハムや楽天などの札幌、仙台の球場はいつも満員だ。確か
に昔、巨人・大鵬・卵焼き時代とは違ってきている。

民間放送もたんに視聴率だけに依存せず、このファン層の変化を読み取
るべきだ。例えば、十年一日のような解説者の”解説”、僕ら老人でもあき
あきしている。くだらない球筋を解説しても、視聴者は画面をみている。
もっと多角的なカメラアングルを使った放送はできないのだろうか。NHKの
放送陣が、いつもそろってワイシャツ、ネクタイ姿で登場するが、スポーツ
放送であり、見苦しい。