「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

         政治家の”カネ習慣病”

2007-09-03 05:41:28 | Weblog
安倍改造内閣がスタートして1週間というのに、また”政治とカネ”の問題が
続出、遠藤武彦・農水相が更迭された。いったい、どうなっているのか? 
内閣改造に当たって、きびしい”身体検査"があったかのように聞いていた
が、永田町の"カネ習慣病”は、特別のウイルスでもあって、任命者の総理
には見抜けない仕掛けでもあるのかー。

直接、政治資金規正には関係ないが、遠藤農水相の場合は自身が組合長
をしている農業共済組合の補助金不正受領にからむもので、すでに3年前
から会計検査院から指摘されていたという。これだけ”政治家とカネ”が問題
にされているのに、本人も関係者も気がつかなかったのか。やはり政治家は
”カネ”について習慣病にかかっているとしか思えない。遠藤農水相の他にも
坂本由紀子・外務政務官も同じ”政治とカネ”で辞任した。

僕には、永田町の"カネ”の問題はよくわからない。しかし、僅か1年たらずの
うちに、農水大臣だけで2人が更迭され、1人が自殺するというのは異常であ
る。永田町だけにしか通じない"カネ”の論理があるのではないか。この習慣を
なくさない限り、いくつ大臣の”首”があっても足りない。

こんなたび重なる"首のすげ替え劇”で、政治が停滞するのが一番困る。巷間
”すげ替え劇”の裏には政党間の無意味な足の引っ張りあいがあるとも伝えら
れる。問題山積、挙国一致でお願いしたい。