「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

   しっかりしてくれ!無計画な政府の大地震対策

2011-03-14 06:57:34 | Weblog
今朝早く、枝野官房長官が「計画停電」について国民への協力を訴えた。東京電力管内を5グループに分けて3時間ずつ輪蕃に停電するというものだ。昨夜8時、唐突に発表になったもので、枝野長官の協力要請談話は実施まで僅か1時間前である。混乱は必至とみていたが、実施時間の6時20分になると、今度は電力需要が予想より下回ったからと、第1グループの停電はしないという。あまりにも無計画で無責任すぎる。

政府の地震対策は、計画性に欠けて思いつき的である。電力事情が悪いとなると、そういっては悪いが電力問題には素人の蓮舫氏を節電担当相に、またあの辻本清美氏を災害ボランテイア担当の首相補佐に任命した。顔ぶれをみて、民主党得意のパーフォーマンス人事とみるのは僕だけではないだろう。

それより、今政府が必要なのは、足が地についた被災地での人命救助である。犠牲者の数は増えている中で、宮城県の南三陸町ではいまだに1万人近かい人の安否が不明だというし、大槌町のように町長が不明で行政機能が麻痺している自治体もある。宮城県では、現状ではボランティアを受けられないとまで言っている。

大正12年の関東大震災の際には、人命救助に当たって、当時の陸海軍の活躍があった。今回の大震災のような場合には、やはり自衛隊の活躍に期待しなければならない。防衛大臣を中心に被災地に前線本部を設置し、被災地の自治体と緊密な連絡の下に行動すべきである。ボランティアの派遣などはその後のことである。