高木義明文科相が昨日の閣議後の記者会見で今回の大震災を受けても高校の授業料の無償化を撤回しないと語り、さらに朝鮮学校に対する無償化についても来年度、事態が収まれば前年度に遡って無償化の可能性を検討したいと語ったという。こんな国をあげて非常事態に対処している最中に、なぜこんな言わずもがなのことを明らかにするのか、閣僚としての素質感性を問いたい。
今回の大震災の復興財源をどうするのか。現在、国会で与野党間で検討している最中である。野田財務相は出来るだけ国債には頼らない方針だと先日テレビで語っていた。民主党が”ふところ”を考えずに出来もしない選挙公約をするのは、すでに証明ずみだ。誰でも民主党の掲げる公約に反対する者はいない。しかし、政治には素人の僕がみても、高校授業料の無償化は”ばらまき”だ。被災地に限り無償化なら納得するが、朝鮮学校にまで、やがて遡って支給するとなると首をかしげる。
古い話で恐縮だが、敗戦直後の昭和20年10月、中学3年だった僕らは、東京の第一京浜国道の旧品川区役所あたりの焼跡整理に1か月にわたって動員された。戦争中の勤労動員ではない。当時日本の国内には若者は戦地から復員前でおらず、子どもしかいなかったのだ。もちろん無償での奉仕だった。
今年は、震災の混乱からか首都圏の大学まで入学式を延期し、4月の新学期まで5月に延ばす学校が多いと聞く。被災地の大学ならわかるが、首都圏までそうする必要があるのだろうか。高木大臣に提案します。春休みから5月までの長い期間、こういった若者に動員をかけ、被災地での復興工事に従事させたらどうか。高校生も無償化の代償として働かせることも一案である。
今回の大震災の復興財源をどうするのか。現在、国会で与野党間で検討している最中である。野田財務相は出来るだけ国債には頼らない方針だと先日テレビで語っていた。民主党が”ふところ”を考えずに出来もしない選挙公約をするのは、すでに証明ずみだ。誰でも民主党の掲げる公約に反対する者はいない。しかし、政治には素人の僕がみても、高校授業料の無償化は”ばらまき”だ。被災地に限り無償化なら納得するが、朝鮮学校にまで、やがて遡って支給するとなると首をかしげる。
古い話で恐縮だが、敗戦直後の昭和20年10月、中学3年だった僕らは、東京の第一京浜国道の旧品川区役所あたりの焼跡整理に1か月にわたって動員された。戦争中の勤労動員ではない。当時日本の国内には若者は戦地から復員前でおらず、子どもしかいなかったのだ。もちろん無償での奉仕だった。
今年は、震災の混乱からか首都圏の大学まで入学式を延期し、4月の新学期まで5月に延ばす学校が多いと聞く。被災地の大学ならわかるが、首都圏までそうする必要があるのだろうか。高木大臣に提案します。春休みから5月までの長い期間、こういった若者に動員をかけ、被災地での復興工事に従事させたらどうか。高校生も無償化の代償として働かせることも一案である。