ジャカルタではたった3日間の滞在だったが、確かに5年前に比べてインドネシアの経済はよくなっており、活気を感じた。僕の泊まったホテルの宿泊者は僕を除けば全部インドネシア人で、それも若い人たちである。一泊朝食つき43、0000ルピア(約4、000円)もするのだが、地方からの公務員や会社員が、中心部に近い立地条件もあって利用している。40年前、日本にビジネスホテルが出現したころを想い出した。
帰国前の2日間はジャカルタ郊外のタンゲランのホテルを利用した。空港に比較的近いことから、この数年飛躍的に伸びている地区だ。宿泊代は58、0000ルピアもしたが、こちらもインドネシア人が多かったが、外国人の姿もあった。ジャカルタで「Manga School」(漫画学校)を経営している知り合いの前山まち子さんの話では、ジャカルタの高級ホテルは外国人で満杯だとのこと。もしかすると、ジャカルタでは宿泊できず、こんな遠くのホテルに宿泊しているのかもしれない。(写真はジャワ風俗をしたアイルランドから来た青年)
観光地ジョクジャカルタのホテルにも一泊したが、こちらも現地の若い観光客で一杯だった。東京の旅行社を通じて8、000円払って予約したホテルだが、金持ちの華僑の若者をターゲットをしているらしい。およそ古都にはふさわしくない造りで、けばけばしく昼間から高い音声で若者向けの音楽を流していた。経済の好調から、金持ちの華僑の子弟をねらっただけで経営がなりたつわけだ。
しかし、ホテルの前には昔ながらのべチャ(三輪人力車)がたむろしていた。値段を交渉した上、繁華街まで往復20、000ルピア(約190円)を払って乗ったが、ジャカルタに比べて街を走っている自動車は、ほとんど旧式のくたびれかけたものが多く、観光客用なのだろうが馬車(アンドン)も走っていた。表面的な観察でモノを言うのは危険だが、経済の好調さは、ジャカルタの一部の金持階級と高級公務員だけで、貧富の差が広がっているように見えた。
帰国前の2日間はジャカルタ郊外のタンゲランのホテルを利用した。空港に比較的近いことから、この数年飛躍的に伸びている地区だ。宿泊代は58、0000ルピアもしたが、こちらもインドネシア人が多かったが、外国人の姿もあった。ジャカルタで「Manga School」(漫画学校)を経営している知り合いの前山まち子さんの話では、ジャカルタの高級ホテルは外国人で満杯だとのこと。もしかすると、ジャカルタでは宿泊できず、こんな遠くのホテルに宿泊しているのかもしれない。(写真はジャワ風俗をしたアイルランドから来た青年)
観光地ジョクジャカルタのホテルにも一泊したが、こちらも現地の若い観光客で一杯だった。東京の旅行社を通じて8、000円払って予約したホテルだが、金持ちの華僑の若者をターゲットをしているらしい。およそ古都にはふさわしくない造りで、けばけばしく昼間から高い音声で若者向けの音楽を流していた。経済の好調から、金持ちの華僑の子弟をねらっただけで経営がなりたつわけだ。
しかし、ホテルの前には昔ながらのべチャ(三輪人力車)がたむろしていた。値段を交渉した上、繁華街まで往復20、000ルピア(約190円)を払って乗ったが、ジャカルタに比べて街を走っている自動車は、ほとんど旧式のくたびれかけたものが多く、観光客用なのだろうが馬車(アンドン)も走っていた。表面的な観察でモノを言うのは危険だが、経済の好調さは、ジャカルタの一部の金持階級と高級公務員だけで、貧富の差が広がっているように見えた。