「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

大腸がん腹腔鏡手術を終え、無事退院出来ました

2014-11-22 11:26:37 | Weblog
大腸がんの手術を終え、無事今朝(22日)退院できた。手術後の経過がよく、予定の三週間より一週間早く帰宅できた。直接執刀手術に当たった医療スタッフは、もとより熱心に看護をしてくれた老妻はじめ関係者に心から感謝したい。

大腸がん手術は正式には「腹腔鏡補助下大腸がん手術」といい、最新の医療技術を結集したものだそうだ。素人でよく解らないが、直接腹部を切開するのではなくて、ヘソの周りの数か所に腹腔鏡を入れて患部を削りとるものらしい、手術後老妻が手術医からみせて貰った写真によると、患部の長さは10㌢ほどあったようだ。腹部には4か所、腹腔鏡を挿入した穴が残っている。

腹腔鏡手術について、僕は全く知識がないが、入院中見た新聞で、群馬大学医学部病院で腹腔鏡手術の失敗から数人の方が亡くなっていることを知った。患部の場所や医師の執刀技術によって、このような医療事故が起きるのかもしれない。全身麻酔で、僕は手術中の事は何も覚えていないが、手術は朝9時から午後3時まで5時間にもおよんだそうである。日頃不摂生の生活習慣病によってか、腹の脂肪が、執刀の妨げになったようだ。

がんの進度はステージⅡからⅢの初期という診断であった。退院に当たり、医師からデーターを示され、再発の可能性や死亡率について説明を受けた。80歳半ば近くの年齢であり、抗がん剤の服用については、老妻と相談の上積極的にはのまないことにした。医師の指示に従って、がんが再発しないよう切に望むしかない。