「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

のぞき見の海外旅行(33)イタリア(2)ナポリ 見てから死ね

2020-12-07 06:57:43 | 2012・1・1

イタリアの諺に”ナポリを見てから死ね”というのがある。”日光を見ずして......."と同じ類だが、1998年旧婚旅行でローマを訪れた際、足をのばし高速道路で片道3時間そのナポリと近くの火山遺跡ポンぺーを観光してきた。ナポリは周辺を入れると人口400万人、ローマ、ミラノに次ぐ大都市だが、その風光の美しさは諺通りだ。日本人が好きな民謡「サンタルチア」の町もナポリ湾ごしに遠望できる。

世界遺跡のポンぺーは西暦79年,ヴェネツィア火山の爆発による火砕流によって埋まった古代都市の跡だが、19世紀に発掘され再現工事が今でも進められているが、昔のローマ人の生活ぶりがわかり興味深い。往時2万人が住んでいた都市跡だけにツアー観光では物足りない。ナポリ観光も同じで、バスに乗って駆け回っただけだが、名産のネープルが印象に残っている。帰国してイタリア通の友人に現地でナポリタン.スパゲテイを食べず残念だったと話をしたら、「ナポリタン」は日本が発生地だとのこと。老妻は土産に買ってきたカメオ細工を今なお大事にしている。