昨日も東京では新たに595人と前日の602人についで高い感染者をだした。感染リスクの高い卆寿老人は「三密」を避けて家に閉じ籠り、テレビの一日だったが心配なのは政府の諮問組織である分科会の提言だ。昨日の会合でも現状を三つのシナリオ(おかしな言葉)に分け、それに対応した提言しているが、僕には果たして適切かどうか疑問だ。例えばシナリオ2(感染高止まり)では、相変わらず”go toトラベル”にまだこだわっている。
医療体制でみる限り事態はもっと逼迫してる感じがする。旭川と大阪ではクラスタ―の発生で看護師不足となり、自衛隊に派遣の支援を要請した。ところが旭川の国立病院では「自衛隊」という理由からか断ったという。10年前の東日本大震災のさいの菅直人内閣のような風土がまだ残っているのだろうか。先日物故した台湾の李登輝総裁は当時いち早く超法規の非常事態宣言を出すべきだと提案していた。
感染の推移は”神のみぞ知る(分科会)では、あまりにも無責任すぎる。よく分からないのは国(厚労省)の別の専門家組織から” 国の対策は成功していない”と批判が出ていることだ。司令塔は誰なのか。やはり、国の非常事態宣言の再発が必要だ。残念ながら国難である。非常事態宣言下の年末年始のも覚悟しなければならない。