「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

手早なインドネシアの中国製コロナワクチン準備だが

2020-12-11 06:12:00 | 2012・1・1

東南アジア最多のコロナウィルス感染国(57万人)インドネシアのジャカルタ空港に中国大手の製薬会社シノバツク゚のワクチン120万個が早々と到着した。来年1月にもさらに180万個分が到着、政府の治験など手続が終わり次第接種に入るそうだ。半世紀以上の”オブザーバー”の僕から見ると珍しく手際がよい。

昨日(10日)日本国内の新規感染者数は2973人、東京(602)大阪(415)共に過去最多を記録した。厚労省の専門家会議内部からも国の対策は成功していないと批判が出ているようだが、素人の僕は一層そう感じる。何かすべて後手後手々みたいなのだ。英国はすでに一般人への接種が始まっているが、日本ではやっと接種の大綱が決まっただけで、いつ日本に到着するのかもわからない。

話を元へ帰すと10月、菅義偉総理は初の外遊先のインドネシアのジョコ大統領にコロナ対策として気前よく500億円の借款供与を約束した。インドネシアでは数年前ジャワ高速鉄道の建設をめぐる中国との入札競争でどんでん返しにあい苦湯をのまされている。借款は華僑の手を経て中国政府へスルーという構図だ。気になるのはコロナ対策の社会相が収賄で逮捕されていることだ。インドネシアとの取引は”hati hati"(要注意)である。