「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「宣言発出」ではなく「警報発令」だ 緊急事態宣言

2021-01-08 08:08:32 | 2012・1・1

今日7日から首都圏東京など4都県に緊急事態宣言が出た。菅義偉総理は昨日の記者会見で宣言が発出すると表現していたが、戦前生まれの僕らの世代には今一つピントこない。国民に宣言を周知し、協力を求めるなら警報発令とすべきである。昨日、東京のコロナ新規感染者は2447人と1週間で倍増、これに伴い全国の患者数も7570人も爆発的に拡大している。事態は宣言の発出で済む段階なのだろか。

菅義偉総理が意識的に「発令」という言葉を避けている言葉を避けてるのだろうか。確かに戦争を体験した世代の中には空襲警報「発令」の嫌な経験がある。菅総理がそれを配慮して宣言発出にしたのだろうか。しかし、今のコロナ禍拡大は警報発令の域にきている感じがする。

菅総理は記者会見で緊急事態宣言んついて”限定的、集中的”を強調していたが、昨日の全国感染状況を見ると、首都圏だけでなく、大阪607人、愛知432人、福岡388人と感染が拡大している。昨年4月ー5月の緊急事態のときもそうだったが、当初の都市にいくつかが追加されている。今回も大阪、愛知などが見なおされることになろうが、あまり意味のないことだ。