ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

カップッチッリとフレーニの感動の二重唱、ヴェルディ「シモン・ボッカネグラ」

2010年12月28日 | オペラ
P. Cappuccilli & M. Freni "Orfanella il tetto umile"
・・・聴きどころは6分の目盛からでも(長いので)

ヴェルディのオペラ「シモン・ボッカネグラ」の美しく感動的な二重唱、ジェノバ総督のシモンは実の娘と巡り合い、親子であることがわかる。
娘アメーリア(本当の名はマリア)の身の上話を聞くうちに、かつて行方不明になった子供だと知る。
感動して娘の名を呼ぶシモン、20年待ってきた再会がやっと・・・。美しい場面だ・・・。

貴族フィエスコの娘との結婚を反対され、子供は年老いた修道女に育てられるがそのうち行方不明になっていた。
二人は持っていた肖像画で親子とわかる。カップッチッリの優しさ、ひたむきな娘のフレーニ、最後に「フィーリア」(娘よ)とカップッチッリが長く伸ばすところが話題となった。
義理と人情を歌うのはカップッチッリの魅力。「いぶし銀」ますます素晴らしい!娘を歌うフレーニはかなりトシだが、舞台では若々しい。よく響く美声である。
ヴェルディの美しい旋律が感動的。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする