一瞬の油断で父が転倒・・・
ベッドに寝かしていたので、大丈夫と思い、「家へ帰る」と言っていたのを、気にしなかった私が鈍感だった。
父は玄関に行こうとして、廊下にドザッと転倒、驚いて助けに行き、リビングまで引っ張りベッドの近くのフロアーに寝かした。
昨夜、父は夜中に、「トイレから帰ってきた」とベッドのところに戻ってきたところだった。
私は仰天して飛び起きた。
ひとりで行くなんて・・・私は妹にも「夜は寝ること」と厳しく言われて寝ていた。
父は寒いからベッドから出て行かない、絶対に一晩中寝ているって、妹は強く言って東京に昨日帰った。
その言葉を今までの経験から疑って寝ていた。
とんでもない、昨夜は夜中3時ごろ、父は勝手にトイレに行き、帰ってきたところを私に見つかったのだ。
トイレは父ひとりで行かないので、節電のために明かりを消している。その電灯がついていたのだ。父がつけたのだ!
しかし、トイレに行っただけで帰ってきたようで、すぐに「行きたい」と言う。
それから3回くらいトイレに連れて行った。もっとかもしれない。全然寝ないので、私はベッドのすぐ横のフロアーに布団を敷いて寝ているが、ずっと見張らざるを得なかった。
父はヨチヨチと積極的に歩く。半年前に比べるとずっと元気になった。
しかし、目が離せない。
そして、今日の夕方5時40分ごろ、ベッドに寝かし、私は他の用事をしていた。
「家へ帰る」(父は自分の子供のころの家を夢想しているようだ。
「外は大雨よ」と答えるとあきらめる。傘を持っていないと言って。
ベッドに寝ているから、と思って油断した私。
そして、父をベッドに引っ張り上げた。
父は私を叩いてくる。これなら大丈夫だ、と変な安心の私。無我夢中でベッドに上半身を引っ張り上げ、急いで足をベッドの上に
上げた。そして枕のところまで父の身体を引っ張る。これで安心・・・
「どこか痛い?」「背中が痛い」
「頭は打ったの?」「頭打った」
「頭のどこが痛いの?」「全部」
いつも全部と言う。
血圧を測定したら139だった。
「大丈夫よ、今夜はお風呂はやめましょう。せっかく用意したけど、仕方がないわね、明日、入りましょう」
と言って寝かしたが、すぐに起きてきてベッドに座る。
私は一瞬の油断だった。
ベッドに寝かしたから安心と「家に帰る」と言う声に振り向かなかった。
介護の厳しさというのは、いつどのようなことが起こるかわからないことだ、と思う。
ヘルパーさんが来て下さっている時間、父をお願いし、昨日は疲れてできなかったバスルームの清掃してから買い物に行った。
父の好きなお刺身など、買ったばかりのものを食べさせたいから。
そして他に予定していた父の衣類はそのデパート(名前はデパートだが、スーパーみたいなもの)の2階で、エスカレーターを見ながら、息が苦しいような感じで、これ以上行けない、帰ろうと思って帰宅。
ヘルパーさんは父を見護って下さっているが、安全に気を配ることなど本当に大変だと思う。
父は今、私の名を呼び、新聞を手にしている。
読まないのだけれど、新聞を手にすることで現役時代の自分でいるようだ。
さあ、今から食事の支度をしよう。
昨日は、「美味しい」とパクパク食べてくれた。
うれしくてたまらない、可愛い父である。
食事の前後も石鹸で手を洗う。
手を洗ったり、歯磨きやうがいが大好きで、その姿がまた可愛くていとしい。
明日の天気は「寒い曇り空」と「月曜アンカー」で言っている。
今日の国会、あの民主党の村越ってあれなに?
今、言うことか!・・・そして自動録画していた各曜日の「アンカー」を見たりした。
昨日、城内実議員に文句をいっぱい書いたが、イヤな気分。
書いたからどうってことないのに、できたらもっと楽しいことを書きたい。
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