ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

宮崎正弘氏のメルマガより~バハマに押し寄せた中国人労働者

2014年10月09日 | 政治

カリブ海に浮かぶ島々で何が起きているか
  投資移民で市民権取得ができると聞いて中国がごまんとやってきたゾ

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 ヘミングウェイの遺作に『海流のなかの島々』がある。名作である。舞台はカリブ海。
 この島々で、中国は何をやらかすつもりなのか。
カリブ海に浮かぶ有名なリゾート地、ナッソーはバハマ諸島だが、ここに中国国有企業の「中国建設エンジニア」が、バハマに設立した「バハマル」という開発会社を通じて、2011年からハイヤットホテルと並ぶほどの豪華リゾートを建設している.

そのほか、三万平方メートルの敷地内に豪華カジノ、18ホールのゴルフ・コースに加え、有名歌手に設計させたナイトクラブを建設しており、中国企業は4000名の労働者を中国から連れてきて朝から晩まで働かせ、工期を急がせている。

ところが、アンゴラやスリランカなどで工期を早めることができた建設工事も、バハマではついに息切れ、2014年内のオープンは無理となった。

カリブ海のリゾートは冬場が稼ぎ時なのである。「15年夏には間に合わせたい」とバハマルの幹部は発言しているが、ひょっとして中国国内バブル崩壊の影響をもろにうけて、ナッソーの豪華リゾートも「廃墟」と化ける懼れがでてきた(ウォールストリート・ジャーナル、10月1日)。

 第一は現場の労働事情による。バハマ諸島の失業率は公式にも15%、実際は30%近い。にもかかわらず、中国の運んできた巨大プロジェクトからの恩恵に預かれず、地元にちっとも利益還元がなく、労働争議が頻発した。

 第二に世界共通だが、中国人労働者は建設現場内のプレハブなど?場で寝泊まりし、そこで食事をするため、現地のロッジもレストランは期待はずれだという不満が爆発している。
現地人らは「中国から連れてこられている現場労働者はおそらく囚人だろう」とささやき合っている。


 
 ▼本当の難題は投資移民制度の不法利用

第三に資金難に陥った様相があり、現地下請け企業への支払いが滞りはじめ、契約慣習の違いから現地人との軋轢がすさまじさを増している。
このプロジェクトに中国輸出入銀行は 25億ドルを出資した。現地パートナーが8億五千万ドル、中国建設エンジニアが米国子会社を通じて、1億五千万ドル。合計35億ドル(3850億円)のプロジェクトだ。

胡錦涛時代に鳴り物入りで始めた唐山工業特別区(天津の北方、唐山プロジェクト)は10兆円を投じたが、すでに「廃墟」と化け、いま残骸を晒している。
バハマ諸島でも中国のプロジェクトは挫折し、廃墟が出現する?

 第四に、じつは最大の問題が横たわっている。
 それはカリブ海の島嶼国家が歓迎してきたリゾートマンションや別荘購入と引き替えの「市民権」(パスポート)供与という「投資プログラム」がまったく絵に描いた餅となって、犯罪者やマネーロンダリングに利用され、不正に利用されているという現実が絡むからである。

 最初の投資と交換プログラムによる市民権授与はロシア人、そしてイランなど「政治的にややこしい国々」からの人々が多かった。
というのも、米国の金持ちは飛行機のアクセスがよくて、観光客も多いスポットに豪華ホテルも建てて投資するが、観光インフラが整わない、しかも飛行機便が不便な、たとえばセントルシア、バルバドス、グレナダなどに何ほどの魅力を感じないからだ。

そもそもアメリカ人はカリブ海の島嶼国家の市民権獲得を必要としない。ロシア、イラン、そして中国人はカリブ海の島嶼国家の市民権を得ることが目的なので、長期滞在は稀、投資物件にも住むつもりがない。
最初はロシアのマフィアが資金洗浄に使い、イランは不法手段や脱法行為(たとえば見せ金で実際には投資せず、パスポート取得後は消える)頻発により、開発が停滞した。
そのうえせっかく建てた豪華リゾートに客が寄りつかず、「絵に描いた餅」化していた。
 ここに中国人が現れたのだ。


 ▼先進国の移民規制の余波を利用したつもりだったのだが。。。

 かれらは札束を見せびらかしながらカナダ、豪、ニュージーランドで不動産物件は片っ端から買い占め、交換にパスポートを手にいれた。
あまりにも夥しい中国人が移民してきたため、カナダはことし二月から閉め出しに動いた。

 米国は投資プログラムの規制を強化しはじめた。
偽書類などによる不法移民が夥しく、しかも不正書類、マネーロンダリングの手口が目立ち、当局は悲鳴を上げるにいたった。

さすがの中国人も投資交換市民権取得の矛先を変える。目を付けたのがカリブ海に浮かぶセントキッツ、ネービス、アンチグア、グレナダなどである。いずれも40万ドル以上の不動産購入か、ホテルへの投資が条件。

だが、廃墟を作るだけで当てが外れるのは目に見えている。相手が中国人であることを彼らは知らない。


★ 日本でも外国人労働者のことは避けるべきだ。良いことはひとつもない。
「中国から連れてこられている現場労働者はおそらく囚人だろう」って海外での評判、これは気になります。
それに人選は日本にはない。
コメント (1)
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憲法9条をノーベル平和賞「候補」って? それホント???

2014年10月09日 | 政治

国が滅んでも9条を守りたい左翼って気持ち悪い|竹田恒泰チャンネル


★ 憲法9条を「ノーベル平和賞」に、なんて日本の内政問題をノーベルに懸けるか?
  こんなバカなことを考えることはそのまま「主権否定」である。


★ 「反日」色が濃い「神奈川新聞」は下記のように絶賛中!!



「9条にノーベル平和賞」署名 急増10万人突破 

2014.07.05 03:00:00


 戦争放棄を定めた憲法9条をノーベル平和賞に推そうと市民団体が呼び掛けた運動で、賛同の署名が4日までに10万筆の大台を超え、13万2379筆に達した。「集団的自衛権の行使容認が現実味を帯びてきたころから、寄せられる署名数が驚くほど増えている」と実行委員会。思わぬ“追い風”にメンバーは政府・与党に不信を募らせる声なき声を聞く。


 署名集めは、座間市の主婦鷹巣直美さん(37)が2013年1月からインターネットの署名サイト上で開始。同年夏に発足した実行委員会が引き継いで以降は用紙署名も加え、賛同を募り続けている。


 実行委の共同代表の一人で、用紙署名の集計を担当する落合正行さん(81)が「異変」に気づいたのは6月だった。数日に1度、郵便局へ署名を受け取りに行くが、それまでは一度に2500筆前後だったのが、13日には4千筆を超えていた。


 直前には安全保障法制に関する与党協議が白熱していた。以降、集団的自衛権の行使容認に与党協議が傾いていくにつれ、届く署名数も伸びていった。


 集計メモによると、6月13日4097筆▽16日4932筆▽19日3652筆▽23日4368筆▽28日6542筆-。行使容認の閣議決定から一夜明けた7月2日は1万1282筆に達した。


 「(同日分は)重量にして8キロ。しかし、それ以上の重みを感じずにはいられない」と落合さん。実行委のフェイスブックにも行使容認を憂う声が次々と寄せられた。


 〈ノーベル平和賞を受賞したら、(9条の存在を)削除できないと思って、某首相は解釈改憲に走ったのか〉〈世界の良識の力を借りて、政府の時代錯誤的な愚行を止めるのが、私たちの集団安全保障です〉

 実行委員でもある相模原市南区の主婦岡田えり子さん(54)は「今回の閣議決定に、国民が思いを伝える場はほぼなかった。署名がこんなに増えたのは『どんな武力行使も、戦争もしたくない。国民の声を聞いて』という思いが託されているのでは」と話す。実際、署名用紙の入手方法を問う電話も全国から相次いでいるという。


 世界的な運動につなげたいと、ネット署名は外国語ページも順次開設。1月の英語版(607筆)に続き、6月21日にスタートし、7月4日までに94筆を集めた韓国語版には、〈日本の市民が平和憲法9条を最後まで維持することを応援します〉〈平和を愛する日本人がいるという事実がとてもうれしいです〉といった投稿がハングルで寄せられている。

 実行委は、ノルウェー・オスロにある選考機関「ノーベル委員会」に14年の同賞授与を働きかける“参考資料”として署名を送付する予定。今後も署名集めは継続する。【神奈川新聞】


★ この署名はみんな「日本国民」かな? 「ハングルで寄せられている」ってわざわざ記事にしているのは、メッセージ?
  なぜ「ハングル」って特別扱いするのかな・・・。箔付けているつもり???
  
  金曜日にわかることだ。もし「平和賞」になれば、平和賞は不要。

★ この署名って?


チェンジ・ドット・オルグ(change.org)の鈴木エミ日本代表は、同キャンペーンを、「オンラインからオフラインへという動きを起こした象徴」ととらえる。「ネット署名からリアルな署名活動に派生することは、世界と比べても日本独特の動き。市民の声を、41万票という形で可視化できた」と評価する。

change.orgは日本語・英語・中国語・韓国語で署名を紹介。

コメント (6)
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日朝協議の行方 、訪朝すべきなのか ・ 産経の加藤支局長のこと

2014年10月09日 | 政治

【拉致問題アワー】日朝協議の行方~今、訪朝すべきなのか?[桜H26/10/8]

「拉致被害者再調査」で合意した日朝協議直後から、北朝鮮の誠意を疑ってきた家族会。­案の定、初回報告は事実上のゼロ回答であった事は周知のことである。北朝鮮の約束違反­は想定内の事であり、当然日本政府側もこれに対応したシナリオを持ってはいると思われ­るが、現実には「対北制裁強化」は選択肢に入っていないという。しかも今度は日本政府­当局者の訪朝を要請し、北朝鮮ペースで事態が進みそうな気配であるが、実際の所、北朝­鮮側の交渉相手が特別調査委員会なのか、国家保衛部なのかも分からない状況である。や­はり真っ直ぐには進まなくなった拉致被害者再調査に関し、家族会事務局長の増元照明か­ら、交渉の懸念事項と外務省への要望を提示しておきます。

★ 意外な情報もありますが、これからどうなるのか心配です。

産経の加藤支局長は拉致問題の解決にも協力してきた人です。
韓国に不法な取り調べを受けていますが、はやく帰国を願っています。

★ ところで荒木和弘氏の見解です。(下記に転載)・・・上の動画とは別です。


加藤支局長
【調査会NEWS1669】(26.10.9)

 産経新聞の加藤達也・元ソウル支局長が韓国の検察から起訴されたニュースは大きく報道されています。それにしても、そこまでやるか、というのが率直な感想です。

 加藤さんは本社の社会部時代に拉致坦当もした人でソウルに来てからも生島孝子さんの平壌での目撃証言の件や訪韓した中村三奈子さんのお母さんへの対応など、様々な協力をしてくれていました。9月初めソウルに行ったとき、支局に激励に行ったのですが、ちょうどそのときは朝日新聞が社説で韓国の対応を批判していました。日本のみならず国際的にも問題になっていますが、これは今の韓国の象徴のような事件です。

 そもそも1970年代、朴槿恵大統領の父朴正煕大統領の時代に日本のマスコミは「韓国=軍事独裁の国、北朝鮮=発展する社会主義の国」という論調が大勢でした(今それを大学の授業で話すと学生は「このオッサン何を言っているんだ」という顔で聞いていますが)。その中で産経新聞だけが韓国の味方だったと言っても過言ではない状態でした。

 その後産経の論調が特に変わったとは思えないのに、これだけ対応が変わったのは韓国の方が異次元(?)とも言える転換をしてしまったことの証拠かも知れません。1970年代のソウルに短期間でも暮らし、様々な矛盾を抱えながら頑張っている韓国の人たちの姿に共感して朝鮮半島に関わってきた者としては何とも寂しい限りです。

 北朝鮮も今不透明です。体制に何か起きて邦人救出が必要となったとき、もし韓国がまともな国であれば当然韓国との連携の上で対応しなければなりませんが、現状では相談もできないでしょう。そのとき、米国も韓国を完全に無視して、さらに中国を刺激するかもしれない状況で日本人の救出に立ち上がってくれるとは思えません。結局自分でやるしかないはずです。私がもう一つ代表をしている予備役ブルーリボンの会ではそのようなときのための情報分析を進めていますが、政府としてもつまらない法律論ではなく、現状がどうなっていて、拉致被害者を救出するためにどうすべきかという根本をしっかり議論してもらいたいと切に思います。


★ 荒木さんの見解、これもご覧ください。

金正恩は大丈夫なのか

【調査会NEWS1658】(26.9.30)

 9月25日、朝鮮中央テレビが金正恩の足を引きずって歩く姿を流し、さらにナレーションで「不自由な体なのに、人民のための指導の道を炎のように歩み続けるわが元帥様」と身体に変調をきたしていることをあえて伝えました。同日の最高人民会議(国会)にも出席しなかったこととあわせ憶測を呼んでいます。

 先日テレビ番組で同席した毎日新聞の鈴木琢磨編集委員が『炎の約束』という北朝鮮の小説を紹介しておられました。金正恩と母高英姫の「愛の物語」という内容だそうで、鈴木さんは在日の高英姫を出すことは日本へのメッセージなのではないかと解説していました。

 小説を読んでいないので何とも言えませんが、この小説のことを聞いて直ぐに思い浮かんだのが『永生』という北朝鮮の小説です。これは金日成の死亡後に出たもので、1993(平成5)年暮れから1994(平成6)年7月の金日成死亡を挟み秋頃までの話をドキュメンタリータッチで描いたものです。

 この小説は金日成・金正日親子の、これまた「愛の物語」なのですが、実は金日成の死には何らかの形で金正日が関与している可能性が高く、実際金日成が死亡したとき平壌では「息子が殺したのではないか」という噂が流れたといいます。『永生』が親子間に激しい葛藤があったことを打ち消すためのものであることは明らかです。

 その延長線上で考えれば『炎の約束』も何か高英姫がらみで不安定な状況が起きているのを打ち消すためのものとも考えられます。独裁体制というのは政権基盤が強固なものと見られがちですが、実際は粛清と権力闘争の連続であることが少なくありません。北朝鮮の歴史はまさにそうでした。昨年の張成沢粛清もそのひとコマです。

 29日に行われた日朝の協議について、10月1日に再度家族会・救う会とともに外務省の報告を聞くことになっているのですが、果たして政府は様々な事態を想定して準備をしているのか、いささか心許ないように感じられてなりません。少なくとも外務省だけで対処出来ない事態が起こり得ることは想定しておいていただきたいと思います。




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たかじんのそこまで言って委員会 Changeの秋 大激論SP 2014年10月5日 Part 1/2 【HD】

2014年10月09日 | 政治

たかじんのそこまで言って委員会 Changeの秋 大激論SP 2014年10月5日 Part 1/2 【HD】



たかじんのそこまで言って委員会 Changeの秋 大激論SP 2014年10月5日 Part 2/2 【HD】



★ 今回は2枚の動画です。できるだけお早くご覧ください。


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