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時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

日韓合意慰安婦問題~再び西村眞悟氏、そして「新しい歴史教科書をつくる会」の声明

2016年01月01日 | 政治

★ やたらと安倍擁護がネットで湧いてきた。
国家にとって最も大切な誇りを勝手に「質入れ」して何を言うか!!
  何の「算段」をしているのだ。安倍には総理は無理だ。何を「質入れ」したのかわかっているか?
  しかもその「質入れしたもの」は二度とまともには戻ってこない。
  米中韓の問題ではない。世界中に我が国が許されざることをしたと宣伝した。
  私には到底耐えることはできない。
  神社の夜中の「初詣」から帰宅したら「西村眞悟氏」と「新しい歴史教科書をつくる会」のメールマガジンが届いていた。
  さっそくご紹介する。


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西村眞悟の時事通信
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「最終的かつ不可逆的な解決」とは何か
平成27年12月31日(木)

 歴史戦という観点から本年を見れば、「攻撃の自由」は常に敵にあった。
 我が国の内外で使われた「戦後70年」という用語は、
 日本悪者史観を展開して我が国を攻撃できるという戦略的用語であった。
 何故なら、この用語の「戦後」とは、
 第二次世界大戦(大東亜戦争)の「戦後」に限定されており、
 この戦争は、
 「ファシズム=ナチズム=軍国主義 対 自由民主主義陣営の戦争」
 即ち、「悪 対 正義の戦争」で「正義が悪に勝った戦争」であり、
 我が国は敗者つまり「悪」であった戦争であるからだ。

 従って、あの邪悪な共産党独裁国家にして軍国主義かつ帝国主義そのものの中共(チャイナ)も、
 あたかも正義は我に有りと言わんばかりに対日戦勝利70年記念軍事パレードを打つことができた。
 そして、その中共に迎合してその軍事パレードを見学していた韓国大統領も
 朝から晩まで世界中で、「従軍慰安婦=性奴隷」を掲げて日本を非難することができた。

 これに対して我が国は、八月の総理談話で「反省」と「おわび」を表明し、
 こともあろうに、あの村山富市談話を受け継いでいくと申したのである。
 そして、暮れの十二月二十八日、韓国との間で従軍慰安婦問題に関して、
 総理が「反省」と「おわび」を表明して「最終合意」したのである。

 以上の経過を概観すれば、
 本年は、歴史戦において最低レベルに落ちた年となったと言わざるをえない。
 村山富市や菅直人や○○等々が、靖国神社に参拝しないのは納得できる。
 こんなのが参拝すれば神社が汚れるからである。
 
 しかし、靖国神社に参拝できなかったのは痛恨の思いであります、と言った安倍晋三が、
 村山富市談話を守ると言いまたもや靖国神社に参拝できずに終える本年は、
 やはり最低レベルに落ちたのだ。

 外務省のもっともらしい言い訳、
 また、訳知り顔の中共と北朝鮮の脅威に基づく日韓最終決着の必要性論、
 に素直に納得する必要はない。
 最低レベルは最低レベルだ、
 この現実を見つめよう。


 そこでだ、
 この本年の最低レベルから、
 来年、如何にして上昇するのか、
 如何にして我が国は名誉と誇りを回復するのか、
 このことを、強く考えねばならない。

 総理も外務大臣も、この度の日韓合意を
 「最終的かつ不可逆的な解決」
 と言ったのである。
 これは何を意味するのか。
 来年には、この問題は存在しない、ということではないか。
 これが、「最終的・不可逆的解決」である。
 従って、来年、如何に韓国内に反日デモが起ころうとも、
 韓国政府が如何にそのデモに迎合しようとも、
 さらに、韓国と中共の反日連携がなされようとも、
 その連携が台湾やインドネシアに広がろうとも、
 我が国は、断じて、平成二十七年十二月二十八日に
 「最終的かつ不可逆的な解決」に至ったことを堅持し、一切ぶれてはならない。
 韓国の運命を決めるのは韓国人なのだから。これ、自業自得。

 本年の最終段階でも日韓会談の意義は、かろうじて「この一点」に見いだせるのである。
 来年こそは、「この一点」を堅持して、
 英霊と共に我が民族の歴史と誇りを取り戻さねばならない。

 さて、今、「英霊と共に」と書いた。
 その意味は、英霊は過去のある日付けの時に亡くなったのではなく、
 現在の日本と共にあるということである。
 英霊と現在に断絶はないということである。
 この思ひが、歴史戦に勝ち、民族の誇りを子孫に伝える力である。

 私は、このことのみを考えて本年を生きてきたように思う。
 よって、諸兄姉に、本年発表した以下の拙著および拙論をお読みいただきたい。
 (1)「英霊との対話としての政治」(青林堂、平成27年4月27日発行)
 (2)「国家の覚醒」(展転社、平成27年12月23日発行)
 (3)「正論」2月号掲載論文「日露戦争に勝利した魂の承継」(産経新聞、平成28年2月1日発行)

 諸兄姉、よき新年を迎えましょう。(以上)



「新しい歴史教科書をつくる会」の<声明>日韓両政府の「慰安婦問題」合意に強く抗議する。(以下全文)

日本・韓国両政府は、12月28日、韓国ソウルにおいて外相会談を行い、これまで日韓両国間の大きな懸案となってきた、いわゆる従軍慰安婦問題について合意したと発表した。
 しかし、その合意内容は、教科書問題と関連してこの問題に一貫して取り組んで来た私たち「新しい歴史教科書をつくる会」として、到底受け入れられる内容ではない。強く抗議の意思を表明し、以下にその問題点を述べる。

第一に、慰安婦制度を、「軍の関与」のもとで女性の尊厳を傷つけた問題であるとして多くの言葉を連ね、「日本政府は責任を痛感する」として「おわびと反省の気持ち」を表明した。これは慰安婦制度について根本的に誤った事実認識に基づく発言である。
まず、「軍の関与」を否定的な文脈で真っ先に使っているが、実際は、「軍の関与」は、業者に運営規則を指導するなど女性の待遇改善に寄与した人道的な制度だったのである。「軍の関与」を強制連行や奴隷状態と関連させるのは、朝日新聞の情報操作に始まり、河野談話にも反映された悪しきレトリックである。河野談話が出された当時は、国民全体が騙されていた時期だが、今では朝日新聞が記事を撤回して謝罪した。にもかかわらず、当時の思い込みのままの文書が使われたことに驚かざるを得ない。国家が自国の過去の軍隊について、反軍思想に立って断罪するなど、あってはならないことである。
 慰安婦問題については、河野談話の撤回こそ日本の名誉回復の手立てであるのに、それを日本政府が改めて追認してしまったことは、取り返しのつかない失敗である。

第二に、今後慰安婦及び遺族に対するフォローとして、韓国政府が財団を設立し、それに日本政府が10億円もの金を注ぎ込むことになった。しかも、それが政府の金であることを強調している。それによって、日本は、国家による補償が済んでいるとする従来の立場を放棄し、「国家が補償せよ」と迫っていた韓国の運動団体に屈服したのである。
どのようなかたちであれ、日本が国家として1円でも金を支払えば、世界は日本が自らの非を認めたと認識する。私たち日本国民の税金を、このいわれのない言いがかりに対して使うべきではない。
 
第三に、今回の声明で、日韓間の慰安婦問題が、「最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する」としたことである。国家間で結ばれた条約を一方の側が不満を示せば、金を払って改めて取り決めをするという外交は非常識である。「完全かつ最終的に解決された」1965年の日韓請求権協定を覆して恥じない韓国政府と、「最終的かつ不可逆的に解決されることを確認した」という。さらにこれは文書での合意すらなされなかった。茶番劇というほかはない。

第四に、ソウルの日本大使館前の慰安婦像について、「関連団体との協議を通じて適切に解決するよう努力する」としたことだ。これまでの報道では、日本政府は韓国政府に対し、この慰安婦像の撤去を交渉の前提となる最低条件として求めるとされていた。しかし、共同記者会見を見る限り、その撤去については、韓国政府は「努力する」としただけで、何の確約もしていない。「努力したけどダメでした」と言われればおわりである。現に韓国の民間運動団体は早手回しに声明を出し、撤去する意思のないことを明言している。

 世界に広がる慰安婦像については言及すらされていない。本来、この会談で日本政府が求めなければならなかったことは、世界に拡がる慰安婦像の設置を、韓国政府の主導のもと、すべて撤去させることではなかったのか。今後も世界中で慰安婦像の設置によるディスカウント・ジャパンの活動が継続されることは疑いない。
「国連など国際社会において、互いに批判・非難をしない」という点も、効果がゼロだとまではいわないが、民間は政府に制約されないから、尻抜けであって意味がない。 

安倍総理は、捏造された歴史によって貶められた日本人の誇りを取り戻してくれる指導者であることを自ら自認し、安倍政権は多くの国民の期待を背に受けて誕生した。

 しかし、今年、「軍艦島」世界遺産登録では、「強制労働」を認める大失態をおかし、さらに8月の「安倍談話」では、事実上、日本の侵略を認める文言を世界に発信した。10月には「南京大虐殺」がユネスコの記憶遺産に登録された。そして極めつけが今回の日韓合意である。
 日本にとってほとんど何のメリットもないこのような日韓合意を、わざわざ年末に駆け込み妥結させたことは、合理的な理由を見い出しがたい。現時点でこうした「解決」など国民は望んでいない。今回のことを通じて、日本政府・外務省の中に外国の利益を代弁する形で動くグループの存在が指摘されている。私たちは今後とも歴史戦に粘り強く取り組むとともに、こうした視点からも日本の国家のあり方を見直さなければならない段階に至っていると考える。(以上)

★ これからいつもの安倍擁護者やお抱え御用評論家たちが変な理論でケムに巻こうとするだろう。
  (「韓国」がどう反応したとか「中国」がどうとか・・・)

  世界はどうなのだ。「世界」に何を印象付けたのだ!!私は欧州の新聞のいくつかを苦労して読んで大変な苦痛を味わっている。
  年末に国民が願っていないことをして驚かせ、さっそくゴルフ、年始には「一億総活躍~」などと。
  外務省だけの失態ではない。安倍夫人に直後に「靖国神社参拝」をさせるなどあまりにも姑息。嫌な気分で到底許せない。


中丸 啓 ‏@maruchan777jp ·
村山談話、河野談話を非難しながら今回の合意をGJとか賛辞するとか理解不能。
外交は国内向けだけの世論対策と海外向け発信による影響の両面で評価しなければならない。外務省のHPで英語版を見れば海外メディアの反応は予測できる。無論、他国が追随することも。

中山なりあき ‏@nakayamanariaki
軍艦島の世界遺産登録で強制労働を認め、南京大虐殺が世界遺産に登録されるのを許するなど、歴史認識戦で敗退続きの安倍首相、慰安婦問題では「軍の関与」を認めてしまいました。次世代の党が潰滅し国会で追及される心配がなくなり、今や政権維持が至上命題になった安倍政権、期待しただけに残念です。

田母神俊雄@toshio_tamogami
岸田外務大臣は「日韓両政府が協力し、元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復、心の傷の癒しのための事業を行う」と
共同記者会見で言ったという。おかしいではないか。日本軍と日本兵の名誉と尊厳の回復はどうしてくれるのか。
自民党よ、本当に誇りある日本を取り戻す気があるのか。腹が立ってしょうがない

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明けましておめでとうございます。~はじめて夜中の初詣に行きました。

2016年01月01日 | 日記

大晦日の夜から元旦の午前一時半の「初詣」

 夜中に歩くのはコンサートやレッスン、政治の講演会の帰りなど、それでも午後0時前後であった。
それもいつもではない。しかもその時よりも今回は遅い時間だった。
除夜の鐘を聴きながらだんだん心細くなって、暗く静かな道を全速力で走った。
神社に近づくにつれ、人が増えてホッとした。

神社前の大通りは警官や係員がいて大勢の人の列を整理していた。
心に浮かび上がる曲はヴェルディのアリアだった。「ああ、父の手は」
いつもこの神社に参拝するとヴェルディの曲が心に流れる。なぜだ・・・。
神様も日本の状況をご心配なさっているのだろう。
私は自分のことは一切祈っていない。

MARIO DEL MONACO [Macbeth]・・・「ああ、父の手は」心に浮かんできたのは1分頃からの旋律。このごろこの曲がいつも浮かぶ。
(歌詞はイタリア語、字幕スペイン語)

・・・1分ごろからどうぞ。・・・ああ、父の手はそなたたちを護れなかった。
どうか私をあの暴政者の前にお導き下さい、主よ、
それでも奴らが逃げるのであれば主のお許しを奴らに与えてもいい!!(歌詞大意)



今、元旦の午前二時、帰宅してパソコンの前に座ってこれを書いている。
いろいろ年末は大変な思いをしたが、そして10数年ぶりの風邪で大掃除も遅れてしまった。
大晦日まで大掃除になってしまった。

若き美人のI嬢がくださったお蕎麦を「年越しそば」にして美味しく頂いた。ありがとうございます。

元旦はゆっくりします。でも勉強やレッスン、読書も年末は風邪でできなかったのでぜひしたい。

皆様、本年もどうぞよろしくお願いします。



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