ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

【討論!】日韓合意の現在と未来[桜H28/1/30]

2016年01月30日 | 桜「討論」・西部ゼミナール

2016/01/30 に公開
◆日韓合意の現在と未来

パネリスト:
 大高未貴(ジャーナリスト)
 上島嘉郎(元産経新聞社『月刊正論』編集長・ジャーナリスト)
 高橋史朗(明星大学教授)
 西岡力(「救う会」全国協議会会長・東京基督教大学教授)
 西村幸祐(批評家・ジャーナリスト)
 藤岡信勝(拓殖大学客員教授)
 山本優美子(「なでしこアクション」代表)
 渡邉哲也(経済評論家)
司会:水島総


1/3【討論!】日韓合意の現在と未来[桜H28/1/30]



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3/3【討論!】日韓合意の現在と未来[桜H28/1/30]


★ 熱い討論です。どうぞご覧ください。「走り書き」については時間をとりたいと思うのですが・・・。

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政治学者、倉西雅子先生「”歴史認識問題”は妥協が不可能な分野-日韓慰安婦合意の問題点 」

2016年01月30日 | 政治

★ 倉西先生のご許可を頂きましたので、転載させて頂きます。

”歴史認識問題”は妥協が不可能な分野-日韓慰安婦合意の問題点

昨年末の日韓慰安婦合意については、これまで対立していた両国が歩み寄ったことにこそ、意義があるとする意見もあります。
しかしながら、”歴史認識問題”とは、”足して二で割る”方式の妥協が許されない分野なのではないかと思うのです。

 何故ならば、”歴史認識問題”を外交上の交渉事項として認めることは、以下の二つの点において反知性的な行為であるからです。
第一に、”歴史認識”が外交問題となること自体、半ば、歴史を史実ではなく”認識”と見なす相手国の土壌に上がったことになります。
歴史認識主義とは、史実に忠実で客観性を重んじる歴史実証主義とは異なり、歴史を政治の道具と見なす考え方です。
故に、自己正当化の政治的操作として、後から書き換えることが許されるのです。
過去には古今東西で散見されましたが、今日では、共産主義といった全体主義国家の特徴でもあります。
歴史認識を外交問題と認めた時点で、日本国政府は、反知性側に与したことになります。

第二に、たとえ”認識”が複数存在していたとしても、歴史の事実は一つしかありませんので、外交上の合意で妥協することは、政府が、事実を無視して”虚偽”を認めるという忌々しき事態を招きます。
これもまた、反知性的であると共に、不道徳ですらあります。しかも、事実を曲げてまで相手方の”歴史認識”を認めることは、外交的な敗北となります。

 日韓慰安婦合意が、知性の否定の上に成立したとしますと、たとえ”不可逆的解決”と銘打ったとしても、やがて、客観的な事実から覆され、無意味なものとなることでしょう。日韓慰安婦合意は、結局は、日米韓の”政治的妥協の産物”としてしか歴史に残らないと思うのです。(以上倉西先生)



★ 倉西先生ありがとうございました。
ここから政府へのお願いです。
北朝鮮の暴発に対してアメリカから日韓に要請があったということをネットで読みましたが、安倍総理の言葉の中で、以前も繰り返されていた言葉があります。それは『元慰安婦の方々の筆舌に尽くしがたい苦しみを思うと心が痛む』という言葉です。
なぜ誤解?されるような言葉をつかうのでしょうか。
国防だったら国民は工作員でもない限り、反対しないのです。
また国内の反日派は大喜びしています。世界のマスコミは「親日的」だったものも含めて、日本の総理が謝罪したから、と書かれています。

総理大臣が国家国民を護ろうとするのは当然のことなのです。
それに外国は日本の国家の名誉など考えてもいません。
そして外務省のサイトの「日本語よりもひどい」英文は手直しがありません。
また、曲解・捏造して勝手に書いたとされる海外の報道に対しても、政府はそれを正すといいながら、まだ何もしていません。
これは早いほうがいいのです。そして後を「確認」もしてほしい。
党内で異論を許さない、そして国民にも?でしょうか。
国難に際しては安倍総理だけが受けるものではなく、国民が受けるものです。
英霊に罪をきせてどこの国が栄えたでしょうか。海外の誤解というのなら一刻もはやく外務省のサイトを手直しに取り掛かり、
海外の報道に対して厳しく訂正の抗議をして頂きたいのです。

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1月24日の「日本のこころを大切にする党」三宅博先生のお話・そして天皇皇后両陛下フィリピンご訪問

2016年01月30日 | 政治

★ 三宅博前衆議院議員のサイトから転載しました。
「日韓合意」「フィリピン人を大量虐殺したという捏造」「ドイツの難民問題」その他、
これぞ日本を憂う「至誠」の国士、素晴らしいお話です。


日本のこころを大切にする党 IFCON in大阪


解説

先日1月14日「歌会始の儀」があり私は家で家内と二人でずっと見ていた。

今上陛下の御製を西村先生がご自身の時事通信でお話をされ「感極まった」とお書きになった。

戦ひにあまたの人の失せしとふ島緑にて海に横たふ
頭を垂れられた陛下がそれを眺められた。

天皇陛下の御心、ずっとやはり先の大戦で亡くなられた英霊に思いを寄せておられて、今年はフィリピンに行かれる。
フィリピンで数十万の英霊が未だに遺骨も十分に収集されずにいる。
東京の本間さんという,父上がフィリピンで亡くなられた方がいらっしゃって、
その方も天皇陛下のご訪問に併せて行かれると時事通信に書いておられた。

陛下のそういうような先の大戦で亡くなられた英霊に対する熱い思い、長年の夢であったフィリピンに赴かれるということだが、
安倍さんの先だっての「日韓合意」はそれを踏みにじることになる。
非常にこれは罪深い妥協に彼は走ってしまったと思われて仕方がない。 
そういった中で国の安全保障の実利と名誉という部分はある程度これを機会にして「名誉というよりも実をとったのだ」という説明、
わかったような話がなされているが、これはとんでもない話である。

二元対立論的な白か黒か、あなたはどっちなのかという、そもそも向こうの詐術にはまること自体が非常に愚かなことである。
なぜ白か黒か、右か左か、何で相手の二元対立論的なことに持って行くのか。
相手の土俵などに乗る必要はない。白も黒もみんな必要なのだ。
「国家の名誉」と「国防の実利」は、一体不可分のものであるということを我々は常に心に銘じておかねばならない。
決してそのようなレトリックに騙されてはならない、ということを申し上げたい。

そしてフィリピンだが一昨年「次世代の党」から派遣され、それは南シナ海の安全保障を確固たるものにするために、
フィリピンと日本の協力体制を強固にするという目的で行った。

その時、我々の世話をするとして一緒に付いていった外務省の若い職員が車の中で
「戦時中日本軍が100万人のフイリピンの現地の人々を虐殺したんですよ。」と平気で言う。
私は「え?100万人? 殺すはずないだろう」と言った。
そのような説明を受けてそれを鵜呑みにしているのだろう。こんな100万人など殺すはずがない。
パックンというアメリカのタレントが「日本人は先の大戦で1000万人の人間を殺した」と言った。
何を言っているのか。
あのアメリカが日本中を火の海にして最後の仕上げに原爆2発落としても100万人ぐらい。
あのアメリカはそういうことを平気でやった。

日本はするはずはない。日本は戦争に行っている。
フィリピンの原住民を殺したのはマッカーサー等の連中でしょう?
あたかも真実のように外務省の役人が外務省の職員が信じている。
こういった連中が世界に散在して慰安婦像にしても何にしても、
日本の名誉を取り戻すために日本の外務省・領事館は全く動いていない。
未だにそういう嘘が日本を多く支配している。

嘘が支配するとどうなるのか。
今、ヨーロッパを見てください。あのドイツはどうなるか。
100万人の難民を受け入れると、内部ガタガタでしょう?  
あれ以降メルケルの姿を皆さんニュースで見なくなった。
彼女は今、姿を隠しているような状態であろうと思う。

なぜドイツがあのような状態に陥ったかというと、嘘をずっと言い続けてきたわけでしょう?
「先の大戦はあのナチス・ヒトラーに我々は騙されて大戦に突入したのだ。
我々ドイツ国民は善人であったのだ」、
このとんでもない嘘にドイツ国民は乗っかって戦後70年間、自分たちの罪のないようなことを言ってきた。
 
その結果、彼らは「我々はヒトラーやナチスに騙されたんだ、我々は決してそのような人間ではないんだ」ということを証建てをするためには、
常に綺麗事を言っていなければならない。
「我々は何よりも人権を大切にする民族なんだ、ドイツはそういう国なんですよ。だから難民を受け入れる。」と100万人の難民を受け入れて、
ドイツはあれでボロボロガタガタになってあれでヨーロッパはこれから大きく崩壊の方向に向いていっているであろうと思うが、これは因果応報である。
あのヒトラーを選んだドイツ人が今、あの欺瞞に満ちたメルケルを選んでこういうことになった。
嘘によりかかった国家運営をしていると、こんなことになって来ざるを得ない。

翻って、では日本はどうか。戦後70年間、我々は決して胸を張れるような状態ではない。
これはマッカーサーの作った憲法、あの偽善欺瞞、これによって日本がずっと支配され、
日本国民もいつしか「あの憲法は誰が作ったか」ということを戦後のドサクサの占領工作の実態からだんだん記憶が薄れてきている。
もう一度我々はこういったところに目を振り向けて行かなくてはならないと思う。

西村先生が平成9年に拉致の問題を世に出した。
それ以降、私も特定失踪者問題調査会の役員として拉致の調査救出活動に従事している。
その拉致問題、日本政府は長年にわたって拉致の問題をずっと知ってきた。
拉致の実行部隊は朝鮮総連である。朝鮮総連はテロ組織、暴力集団、とんでもない集団である。
破防法の適用も受けずにずっとあれから靖国神社の横にいる。
あの靖国神社は我々日本人の魂を一番寄せていかねばならない。
そこへ今度は韓国から来たのがそこで立小便はするわ、トイレで爆発物を爆発させて、とんでもないことをして日本の魂の中心である靖国神社を汚されて、
しかも我々は今十分に怒りの声を挙げれないでいるというこういうことを絶対に放置してはならない。。
靖国神社にああいう行為を繰り返された日本、本来は怒りを爆発させなければならないのに未だにそういったことがなされていない。 
この拉致問題に見る戦後の欺瞞偽善、知っていながら政府は何もこれをしていなかった。

未だに安倍さんは「私の代で拉致問題を解決する。」
歴代の内閣はみんな言ってきた。
「拉致問題を解決する、国政の最優先課題としてこれに取り組む」と言いながらその拉致の交渉は外務省に任せる。
外務省に任せることによって攻撃されるのは外務省に行く。非常に姑息なやり方である。
本来は拉致問題は内閣、或は首相官邸、ここに中心において全ての責任を引き受ける代わりに、
全力を挙げて拉致問題の解決をするとしなければならないのに、さっき言った「フィリピンでは原住民を百万人を殺した」
ということを未だに信じている職員が主流をなす外務省に押し付けて自分たちが批判の的から外れようとしている。
非常に姑息、こういう風な国の運営がなされている。

戦後日本の欺瞞、その構図を潰していかねばならない。
にもかかわらず安倍さんの「日韓合意」、この「日韓合意」に対して共産党も民主党も社民党もみんな称賛した。「素晴らしい」と。
連中が称賛する、或は賛同するような合意というのは、日本の名誉を貶め、国益を無くしているようなことを安倍さんはしてしまった。
なおかつ、先程今上天皇陛下の話をさせていただいたが、平成13年にNHKで放映された「女性国際戦犯法廷」、
あのことによってあの茶番劇、実際はNHKが企画制作をし、放映をしたと言っていい。
民間団体の任意団体の名を前面に出しているが、実際はNHKがこれを企画制作をし放映をした。
その茶番組である「女性国際戦犯法廷」の女性の強姦の罪によって昭和天皇を死刑に処する、というとんでもないことをNHKはゴールデンタイムに放映した。

そのことを同じ土俵に安倍さんはこれを補強するような今回の合意、あってはならないことを彼はしてしまった。
こういう風に本来の国民の名誉であるとか功績であるとか、ありとあらゆる我々が護らなくてはならない英霊の思い、
これを踏みにじってきた戦後70年の日本の国の政治の姿ではないだろうか。

何としてもその構図を打開させて本来の名誉ある日本の姿をを取り戻していかねばならないと思う。  
まだまだ 西村眞悟も三宅博も杉田水脈も、やるべきことは山ほどある。
これを何としても我々は身命を賭して実現していきたいと思う。(以上)


「傀儡の真偽」高山正之氏(週刊新潮 2月4日号)記事のご紹介  

バターン死の行進の生き証人という戦車隊員レスター・テニーは真珠湾攻撃の少し前にマニラに着いた。
少し遅れて英戦艦プリンス・オブ・ウェールズもシンガポールに入った。
日本はもう少しで戦争を始める。それに備えよというルーズベルトの指令が一応は間に合った。
そしてテニーはクラークフィールドで二百機を超す米軍機が96式陸攻に破壊されるのを目撃した。
ここが攻められたとき助けに来る米太平洋艦隊が真珠湾で壊滅したという情報が届き、続いて欧州戦線で
一機も落とされなかった最強のB17「空飛ぶ要塞」がマニラの北で日本機に撃墜された噂が流れた。

浮足立ってマッカーサーがコレヒドールに逃げた。
テニーの戦車部隊もバターンへの退避命令が出た。

「我々白人には日本人もフィリピン人も区別はつかない」「だから見かけたら撃ち殺した」「4軒の民家は砲撃して破壊した」
白人はそれくらいの理由があれば有色人種を殺せる特権を持っているとテニーは思っていたようだ。
あるいはアレクシ・トクビルのように 「白人と有色人種の関係は人間と動物の関係に似る。動物は白人のために鋤き、邪魔になれば
殺しでもいい」と考えていたのかもしれない。
米国はそんな有色人の国フィリピンに自治を認めて大統領と政府を置いた。

一体どんな人が政府要人になったかというと、これがフィリピン人のようでフィリピン人ではなかった。
例えば初代大統領のマニユエル・ケソンは両親とも生粋のスペイン人だ。見かけも中身も白人だった。
その後を継ぐことになるマニユエル・ロハス、日本人戦犯を14人も吊るしたエルビディオ・キリノらはメスチソになる。
スペイン人との混血児だが、ただフィリピン人の血は入らない。
華僑との混血だ。そして40年前、米国がここを植民地にしようとしたとき抵抗したフィリピン人愛国者アギナルド将軍も実は同じスペイン人と華僑の混血児なのだ。

あのとき米国は実に酷いことをした。
マッカーサーの父アーサー指揮下の米軍はアギナルドの将兵はおろか彼らの故郷バタンガスを焼き払って家族も殺した。
レイテ島近くで米兵が襲われるとその報復に島民すべてを殺した。
テニーと同じ発想をしていた。黄色は殺せ。許せる範囲は白人の血が一滴入っているかどうか。

そういう背景の中、日本軍が上陸した。
米軍が盾にした現地人兵士が全滅していくとコレヒドールに逃げていたケソンがマッカーサーに食って掛かった。
「フィリピン政府は日本と停戦する。日米の戦争はよそでやってくれ」(マイケル・シャラー『マッカーサーの時代』)
白人ケソンが現地民のために停戦を口にしたことに驚いた。しかしその御託は開けない。ここは米国の植民地だ。
宗主国に出て行けとは何ごとだ。マッカーサーはケソンを国外に連れ出し、口を封じた。

米軍が降伏した後、フィリピン政府のトップに就いたのは生粋の土地っ子ホセ・ラウレルだった。
老いたアキナルドも出てきて現地人の新政府を祝った。
 
しかしその幸せも2年と続かなかった。マッカーサーの反攻が始まった。
彼はフィリピン上陸地点に父が島民皆殺しをやったレイテを選んだ。
白人に逆らえばどうなるか。現地人を恐怖させるのに十分の演出だった。これでだれも日本軍と協力することはないだろう。
米軍は次にマニラを攻撃した。ほぼ10日間にわたる無差別砲爆撃でフィリピン人市民10万人が死んだ。
戻ってきたマッカーサーはラウレルとアキナルドを投獄した。そして白人系メスチソのマニユエル・ロハスが大統領に就いた。

アギナルドは後にフィリピンを訪ねられた皇太子殿下(今上天皇)と会う機会があり、日本軍のいた3年間について語った。
米国と朝日新聞はあの政府を日本の傀儡政権と言う。
傀儡という言葉の意味を知っているのだろうか。(以上転載)


★ ここからは「天皇皇后両陛下、フィリピンご訪問」の記事です。青い字で私の感想も書きました。

<両陛下>参列の95歳「レイテ島で戦友に報告します」
毎日新聞 1月29日(金)21時25分配信

 ◇慰霊で26回訪問、元日本兵の松本さん

 【カリラヤ(フィリピン)高島博之】フィリピンを公式訪問している天皇、皇后両陛下は29日、「比島戦没者の碑」を訪れ、太平洋戦争で亡くなった日本人を追悼された。参列者の一人、元陸軍第1師団副官の松本実さん(95)=東京都新宿区=は「心を込めて慰霊してくださったことを、亡くなった戦友に報告したい」と話す。約1万3000人でフィリピンに派遣された第1師団は、米軍との戦闘で壊滅し、終戦時に生き残ったのはわずか400人だった。

 第1師団は1944年11月、米軍が進出したフィリピン・レイテ島に派遣された。島西部のオルモックから上陸。北部のカリガラへ進み、米軍を攻撃せよとの命令を受けた。その途中のリモン峠で米軍と衝突し、激戦となった。空爆と砲撃で圧倒され、約50日間の戦闘で1万人近くが亡くなった。

 松本さんは砲弾の破片を右足に受け、骨が露出するほどの重傷を負った。松葉づえをつきながら、転進先のカンギポットに向かい、ぬかるみの広がるジャングルを歩いた。野戦病院の前では、負傷した将校から「手榴(しゅりゅう)弾をください」と声をかけられた。手榴弾を手渡し、立ち去った。自殺のためだとわかったが、「どうすることもできなかった」と振り返る。

 第1師団はさらに転進命令を受け、セブ島に向かう。海を渡るのに用意できたのは、小型船4隻だった。船はレイテ島とセブ島を往復して日本兵を運んだが、米軍機の攻撃を受け、多くの兵がレイテ島に取り残された。セブ島に渡れたのは約700人、終戦時に生き残ったのは約400人だったという。

 松本さんが、戦友の慰霊のためにフィリピンを訪れるのは26度目になる。「だれにもみとられずに亡くなった戦友を思うと胸が痛む。元気なうちはずっと慰霊を続けたい」

 29日、戦没者の碑で慰霊を終えた天皇、皇后両陛下は、多くの参列者と言葉を交わされた。松本さんは両陛下に、「明日からレイテ島とセブ島の慰霊碑を訪れます。きょうのことを報告します」と伝えた。天皇陛下からは「遺族のためにも尽くしていただき、ごくろうさまです」とねぎらいの言葉をかけられた。皇后さまは「ずいぶん遠いです。気をつけてくださいね」と話したという。
.
最終更新:1月30日(土)1時47分

★ 松本さま、レイテにて父の戦友だったのですね・・・。

私も万感の思い、辛くてあまり書けない。
先日、まだ父の介護をしている夢をみた。父の介護をするのは私の誇りだった。
「レイテ激戦の勇士」であった父の世話をするのは名誉なことだった。私は父に限りなく優しくなっていた。

そして先日の夢では、父の散歩に付き添い、寒くなったので一枚羽織りましょう、と肩にかける場面だった。
私はあれほど大切な音楽も、父の為に犠牲にすることなど当然と思った。

父はずっと戦場で外で暮らしたと言っていた。
「もっと長いこと外で暮らしてきた人もいたよ。夜になっても気温が下がらない。
雨に降られても濡れるだけだった」
・・・聴いていてたまらない気持ちだった。そして、敵の銃弾で指を落とし、足には銃弾が走ったあとがあり、
川でボールのように膨れ上がる傷を洗ったことなど。眼球にも破片で傷があった。
もはやここまで、と思った時に「夕日が招く」という話を聴いた。夕日に招かれてジャングルに入った
・・・12月のクリスマスまで戦闘状態だった。終戦の知らせを疑っていた、という。

私は父を介護できた幸せをいつも感じている。神が私に与えられた名誉であると思った。
父は私が子供の時から「戦場と思え!」と言って、母にたしなめられていた。
でも私は父のように強くはない。父は何でも真摯に立ち向かって生きてきた。私などとてもかなわないと思う。

私には誇りがある。それは堂々と「レイテ激戦の勇士の娘」と言えること、父の血を受け継いでいることだ。
それに恥じない日々を過ごしたいと思う。




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「フランスはもうどうにもならない困ったことになっている。今は家族だけが頼りだ。」とフランス人が。

2016年01月30日 | 政治

年末よりも多くの方々の参加でした。
しかし会場に到着するまでが大変。時間の余裕を持って出掛けたのに、道に迷ってしまい、暗いので持参した地図も見ることができず、
雨の為、傘をさして急いでいたところ、地面のでこぼこに足をとられ、派手にこけてしまいました。
両手は泥だらけ、とても情けなかった・・・。
やっとのこと会場について、泥だらけの両手を石鹸で洗わせてもらい、コートを預けて席につきました。
会場にはグランドピアノがあり、フランス人の方が弾かれていたのは「愛の賛歌」、そこで「どなたかピアノをお弾きになる方はいらっしゃいませんか」というので私が弾くことになりました。
全く準備もありませんでしたが、プッチーニの『トスカ』~「歌に生き愛に生き」を弾き、指が勝手にドラマを演奏しているような気分でした。
みなさんはシーンとして聴いてくださり、もう一曲所望されたのでフランスのシャンソン「枯葉」を演奏しました。
もちろん楽譜はなくて私のオペラ風の演奏でしたが。

「あの方、プロなのですね」って言う声が・・・私はピアニストではないのですが、弾くフレーズのひとつひとつがセリフを奏でるように指が動いたのです。とても嬉しかった、私は音楽の為に人生を歩んできたのだと思いました。
私のフランス語の先生も参加されていて「歌も歌ってほしい」と仰ったのですが、専門の声楽は人前で歌うにはそれなりのコンディションなど準備をしなければならないと遠慮しました。私にとって歌は真剣なのです。


ご年配のフランス人の紳士が言われました。
「フランスはもうどうにもならない。国は困ったことになっています。家族だけが頼りなんですよ」って。

「お察しします」とお返事をして、そして少しヨーロッパのお話をしました。

そして日本の事も、少し話しました。
しかし、まだそれほど親しくはないのでそれ以上は言えません。
民間の交流、少しづつです。

「日本は海に囲まれて島国でいいですね」といわれ、何と答えていいのか困りました。
あの方たちは肌で祖国の危機を感じ取られている、そして何も気にせず?談笑する日本の方々、
しかし中にはとても心配されている方もおられました。


メッツオ・ソプラノのエレーナ・ガランチヤが歌うオペラティックな「枯葉」

El�・na Garan�・a - Les feuilles mortes (Autumn Leaves)


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