ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

佐藤健志氏のサイトから~「失敗か、大失敗かの二者択一」(日韓合意)

2016年01月05日 | 政治

★ 許可を得て佐藤健志氏のエントリを転載させて頂きましたので、ご紹介します。
http://kenjisato1966.com/%e5%a4%b1%e6%95%97%e3%81%8b%e3%80%81%e5%a4%a7%e5%a4%b1%e6%95%97%e3%81%8b%e3%81%ae%e4%ba%8c%e8%80%85%e6%8a%9e%e4%b8%80/

12月29日の記事

「最終的かつ不可逆的に」について

カインズさんから、こんなコメントがありました。

ハイライトはこちら。


(日韓合意については)様々な負け惜しみが聞かれることでしょうね。

「君側の奸がいる!」

「政治とは難しいもの、安倍総理の本心は違うのだ。」

「これでもマシな方なのだ。安倍政権以外なら、もっと酷いことになっていた!」

・・・例として挙げられている三つのレトリック、

いかにもありそうというリアリティがあります。


というか、

第二次安倍内閣発足いらい

保守派にとって何か都合の悪いことが起きると、

この手のレトリックが繰り返されてきたのです。


しかし遺憾ながら

これらのレトリックはあくまで負け惜しみ。

溜飲を下げたり、

自分の立場を正当化するうえでは役に立っても、

物事を良くするために役立つものではありません。

順番に問題点を見ていきましょう。


1)「君側の奸がいる!」

君側の奸とは、「政権内部にひそむ悪いヤツ(=反対勢力)」ということですが・・・

いたら何なんですかね?

政府に限らず、ある程度以上に大きな組織において

みんなが素直にトップに従うことを期待するほうが非現実的。

トップの邪魔をしようとする存在、つまり「君側の奸」がいて当たり前なのです。


裏を返せば、そういう連中がいることは承知のうえで

彼らの動きを抑え込み、善政を敷くのが名君。

「君側の奸がいるのだから、悪いことが起きても仕方ない」と構えるかぎり

悪いことは永遠に起こりつづけるでしょう。



2)「政治とは難しいもの、安倍総理の本心は違うのだ。」

ほかならぬ安倍総理の名言を紹介します。

いわく、政治は結果がすべて

政治において、結果に結びつかない本心に価値はないのです。

本心であろうとなかろうと

最終的かつ不可逆的に合意したことは

最終的かつ不可逆的に合意したこと
なのですよ。


それとも「総理の本心は違うから」という理由で、

こちらから蒸し返しますか?

そこまでオウンゴールをしなくても良いと思うのですが。

3)「これでもマシな方なのだ。安倍政権以外なら、もっと酷いことになっていた!」
となると、われわれに与えられた選択肢は以下のどちらかになります。

a)安倍政権のもとでの失敗。

b)他の想像上の政権のもとにおける、より酷い失敗。



現実の失敗か

架空の大失敗かの二者択一というところですが、

政治って成功したほうがいいんじゃないでしょうか??

つまりこのレトリックのもとでは

物事は失敗して当然と構えることが

自分の正しさを証明するための条件になってしまう
のです。


そんな発想に陥ったら最後、遅かれ早かれ負け癖がつくのは確実。

物事は永遠に良くなりません。


というわけで、

これらのレトリックにはこう答えましょう。


君側の奸がいる!」→「当然じゃない。いたら何?」

「総理の本心は違う」→「政治はつねに結果がすべて」

「他の政権ならもっと酷い結果になっていた」→「現実の失敗を、架空の大失敗で弁護すると負け癖がつく。成功したかったら発想を転換すべし!」
ではでは♬(^_^) (以上、佐藤健志氏)

★ 上記の佐藤氏の原文における字の色ですが、ピンクは私のブログでは薄くて字が読みにくいので、パープルの色にさせていただきました。



★ スッキリさわやかで簡潔なエントリですね。さすがです。
これに比べ、安倍擁護者の決まり文句はきわめて「定型」、佐藤先生の仰るように「想像・空想の世界」まで及び安倍を援護しています。
外国で日本にありもしない罪を決定付けられたことに関してはどうお感じなのでしょうか。


 本当は臆病で姑息な安倍氏。アメリカの言うなりに(言う前から従順的にアメリカにお仕えする)我が国の総理。
小泉の後継者として総理になったことを思います。「戦後レジーム」を固めることになったのも皮肉です。
これは私の感じることですが、年末にやけた表情でゴルフの成果?を語る総理の報道を見て、外国には心痛むけれど、日本に対して「驕り、なめきった」ように思いました。とてもいい気持ではありません。
貶めた英霊に申し訳ない、という謙虚な表情は見ることができなかった・・・。左派との相違は何?
この人は中東にもアメリカの命令のままに自衛隊を行かせるのではないかという不安がよぎります。
「約束した?」彼には「約束」など護らなくていいのかも知れませんね。
今年の「竹島の日」はどうなるのかしら。スルーでしょうね。もう期待なんてしませんよ。


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【必見・必聴の討論】反日マスメディアの行方  

2016年01月05日 | 政治

★ まともな「討論」でした。聴きごたえがありましたし納得しました。
チャンネル桜のМ氏、私はいろんな感情がありますが、今回はこの話で一致できます。
それにしても・・・いいえ、今までのことはぐっとこらえましょう。

「たった4人の党となった中山恭子さんの<日本のこころを大切にする党>だけがこれに反対した」
水島さん、ついに、ついに、言われましたね。でもうれしい。


2016/01/04 に公開
◆新春スペシャル キャスター討論:反日マスメディアの行方 Part2
パネリスト:
 大高未貴(ジャーナリスト)
 葛城奈海(女優・予備3等陸曹・「やおよろずの森」代表)
 木坂麻衣子(アートディレクター)
 富岡幸一郎(文藝評論家・関東学院大学教授)
 西村幸祐(批評家・ジャーナリスト)
 濱口和久(拓殖大学客員教授)
 三橋貴明 (経世論研究所所長)
司会:水島総

【新春キャスター討論】反日マスメディアの行方 Part2[桜H28/1/4]


★ これについて後に走り書きを書きました。
この動画をご覧になる時間がない方のために。でもできるだけこの動画をご覧ください。
(動画はこれ一枚です)


走り書き、要点を書きました。

西村幸佑・・・今年は東アジア動乱の年になる、またサウジアラビアの件、イランのサウジ大使館への攻撃、いろんな意味でよくないことを懸念。
日韓合意について、アメリカの圧力で日韓が形の上で合意になったとしても、大変重要なものを日本は失った。
24年前に立ち返った。平成3年、吉見義明教諭が朝日トップ記事で「軍関与」と書いた時に。

富岡・・・「軍関与」は朝日のプロパガンダを認めてしまうようなことを言った。
10億円も向こうに屈服した、安倍内閣を追及しなければならない。
反日が中韓から起こったのは80年代、国をまとめるために利用した。韓国も90年代から慰安婦問題を激しくやりだした。

濱口・・・マスコミが持ち上げたシールズを利用しながら今の自民党政権に一矢と言うことを考えたことや、民放で有名なキャスターが辞任したこと、西村・富岡氏が言われたように「日韓合意」は<軍の関与>、日本を貶めた。
これは安倍政権にとって火種になる。

三橋・・・最悪の反日新聞は「日経新聞」、社長が財務省出身でベッタリ、「日経」が安倍の経済政策をアゲアゲした。
経済の立て直しの話はなく、軽減税率の話、新聞も軽減税率に決まった。もう最悪である。
TPPの条文も和訳されていない。このままだったら2月に安倍総理が署名するようだけれど、誰も異をとなえないところがひどい。甘利大臣や外務省は日本語訳をしない、政治的話題にならないと言う。
グローバリズムのしくみ、慰安婦問題もその一環。

大高・・・日本人は奴隷でいろと。全世界に日本軍はアジアの女性を強制連行したと認識されてしまい、戦ってきた人たちの努力を全部水の泡になってしまった。
また10億ださせてジャパンハウスでも。

水島・・・慰安婦問題で被害にあった外国在住の日本人が体調をくずしたというメールを貰った。

葛城・・・日本のいいところを報道していない。サイパンで日本人は好かれていたと老人が言う。
親日的な人たちの声をメディアは報道していない。
伝統的な日本の底力は「神様がそこにいらっしゃる」ということ、大黒柱の柱というのは「木の主・・・神」。
先人や地域共同体が断ち切られるようになってきている。

木坂・・・あの報道のあった時に朝日は「おめでとう」というが、誰が行ってきたのか?

水島・・・どさくさに紛れて「性奴隷」と書き始めている外国の新聞。

西村・・・外務省の英訳がひどい。岸田外務大臣の英訳が「軍によるはなはだしい人権侵害が行われた」とある。
日本人が悲嘆にくれている。そういうのをすべて足蹴にしている。
何もわからないくせに、歴史的な事実をわかっていない人が出している。朝日など大きな陰謀のようだ。

水島・・・「安倍、お前もか」という感じです。

水島・・・安倍談話は東京裁判史観を否定していない。おおいなる妥協。
今回、韓国の問題は「事実ではない」のを認めてしまったこと。
A級戦犯という
ナチスはやったけれど日本人は悪くない、など。
これは選択の余地はない。

浜口・・・安倍政権がこれを認めた、

水島・・・アメリカの金融資本が混じってきているのは、先祖を貶めると言うのはダメ。

   ・・・一国の首相として貶めたということ。

水島・・・安倍昭恵さんがその時に靖国神社に参拝したというのに腹があった。

三橋…ダメな者はだめといわなければならない。安倍は日本のことなど何も考えていない。

西村・・・批判すべき人間がいないといけない。今こそ批判すべきだ。

水島・・・従属国の立場はあるが、これは英霊の名を貶めることだ。もうこれお撤回しない限り、靖国神社の神門をくぐってほしくない。
中山恭子さんのたった4人の「日本のこころを~」の党だけが反対した。

西村・・・大政翼賛会ができてしまった。

三橋・・・慰安婦問題とTPPで日本をバラバラにしてしまった。

水島・・・共産党も唯物論。安倍という保守派といわれた総理が全部捨てたということ。
今、「ここまでやるか」と思った。

ここでCM。(休憩)

水島・・・これからの安倍政権の行方について。

西村・・・ドイツの首相がひざまづいて謝罪している写真、ニュージャージーの慰安婦像が立つ前に出した。
朝日新聞の捏造を

三橋・・・今度のことで岸田・安倍は「軍の関与」イコール「強制連行」としたものだ。
日本外交が玉虫色でごまかすことをしてどんどん国益を失っていき最悪のこととなった。

西村・・・日韓関係は全く日米関係の中でしか、図れないのが今回の件、それにいまだにとらわれている。それを明確にしたのが今回の日韓。古い固定観念にとらわれている。

富岡・・・何のために首相をやり政治をしているのか。

三橋・・・アメリカを覇権国としたグローバリズムが崩れていっている。

水島・・・アメリカは韓国を遣って日本が核武装などに行かないようにしている。

西村・・・日本の自立を防ごうとしている。

水島・・・日本はひどいことをしたというのを世界に広まっている。

西村・・・大阪で市長選挙で負けた自民党の人が昨年変なことを言った。
「シールズを排除するのではなく意見を聴かなければいけない」と言った。何か繋がっているのではないか。

富岡・・・軍の自立がなければ国の自立はない。アメリカにコントロールされ国産の戦闘機が使えない状況をなんとかしないといけない。

大高・・・お金の流れがおかしい。神本議員が質問したこと、平成17年に41億円の政府のおカネが拠出されていた。
おカネの流れを把握しないといけない。韓国の元慰安婦が言うには「韓国が韓国の慰安婦に補償して、日本は日本の慰安婦に補償すべき」と。

水島・・・南京記念館も田辺という人が基金を作った。

西村・・・補償は日本人が対象になっていない。

水島・・・将アメリカの校相手の日本人女性について何もしていない。
     どうやって責任とってくれるんだ、お金を払うとだめだ。みんな反日国になってしまう。

三橋・・・世界中が賠償金と見る。

水島・・・通用国会でこれを批判するのは「日本のこころ」しかいない。

三橋・・・自民党の議員が追及しなくてはいけない。このままだったら亡国一直線だ。

水島・・・靖国神社に参拝する会の議員は反対声明を出してほしい。河野談話以上のことをしてしまった。

西村・・・韓国問題は日米問題だ。

富岡・・・沖縄の問題は重要になる。翁長知事の陳情書を全部読んだ。

水島・・・先祖を貶めるのは政策とは言えないからね。

葛城・・・竹島のことですが、引いたことによって事実上韓国のものとしてしまった。
     今回の事は先人を貶めたということでもっと悪い。
     
     サマワでフセイン政権が倒れた時、自衛隊が日本人を救っている。
     北朝鮮で内乱状態になった時に、自国の人を救うためにどんどん各国は入っていくだろう。
     外務省はそんな準備もしていない。国民世論をもっと作っていくべきだと思う。

濱口・・・昨年見ていても安倍さんが拉致問題に対してやる気が全くなかった。

水島・・・蓮池さんの問題もある。情報が絶対に必要だ。おカネを出せば情報はある程度みつかる。
     情報収集の体制もない。下手をすれば戦争がはじまることもある。
     サウジのこともそう。

三橋・・・シリアは代理戦争になってしまっている。そのうちに日本にも影響が出る。

西村・・・ウクライナやシリアをアメリカは見捨てたともいえる。イスラエルだってオバマ政権は見捨てる方向。
     日本だってそう。

水島・・・ロシアを潰すという線で動いているのもある。サウジが3つぐらいに分裂する恐れもある。

木坂・・・10億円というお金で韓国は黙らない。安倍さんは子供や孫の世代に謝罪させないと言っているが。

三橋・・・韓国が話を蒸し返すのはある。

水島・・・おカネの問題ではなく「河野談話」は談話だったのだが、総理の言葉で言ったことは

三橋・・・手を出してはいけないことに手を出した。

水島・・・朝日新聞訴訟も悪い影響を受ける。
     歴史的事実と認められたらどうしょうもない。



そして年末の騒ぎでのびのびになっていた福山での三宅先生の講演会の様子もUPする予定です。
三宅先生と言えば、私はヴェルディ『アッティラ』のこの場面と重なります。


Giorgio Zancanaro - Verdi - Attila - "Dagl´immortali vertici" - R. Muti - 1991

・・・ヴェルディ『アッティラ』から、「最後のローマ人」と讃えられたエツイオ(史実ではアエティウス)が歌う
最高のアリア、カップッチッリをひきつぐ名バリトン、ザンカナーロの名唱です。(ミラノスカラでの録音)

欧州を制覇したフン族の覇王、アッティラはローマを滅ぼそうとしている。
ローマの将軍エツイオは、アッティラ軍を追いつめるが、愚かなローマ皇帝はそんなエツイオに嫉妬し、軍を引き揚げさせる命令を下す。

エツイオはローマの祖先におもいをはせ、アッティラがよこした降伏をすすめる使者たちを追い返す。
ローマを護るべく戦うこと、そして「全イタリアが泣くだろう」と。


・・・グアムにて。英霊に祈りを捧げる三宅博先生。
三宅先生は一貫して日本の為に先頭に立ち、国士として変わらぬ愛国に燃えたお方。神様はご存知です。

コメント (4)
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