ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

「ロシアに配慮」で日本国民の安全は後回し? そして今日は真珠湾か・・・ためいきです。

2016年12月27日 | 政治

★ 安倍さんには納得できない。

防衛相、来月グアム訪問時のTHAAD視察断念 露に配慮
産経新聞 12/26(月) 7:55配信

 稲田朋美防衛相が来月中旬に予定している米領グアム訪問で、米軍の最新鋭迎撃システム「高度防衛ミサイル(THAAD)」の視察を見送る方向で検討していることが25日、分かった。15、16両日に来日したロシアのプーチン大統領が米国主導のミサイル防衛(MD)への懸念を表明したことなどを受け、露政府を刺激することを回避するため。THAAD導入の検討自体は引き続き進める。

 稲田氏は当初、11日にグアムの米軍施設を訪問し、THAADを視察する予定だったが、先の臨時国会が14日まで延長されたためグアム訪問を延期。来年1月12、13両日に訪問する方向で調整している。

 MDをめぐっては、プーチン大統領が15日に山口県長門市で行った安倍晋三首相との会談で米国主導のMDシステムに対する懸念を表明した。安倍首相は「日本の防衛システムは脅威を与えるものではない」と反論していた。

 プーチン氏に近いマトビエンコ上院議長も11月に来日した際、公明党の山口那津男代表との会談で、THAADについて言及。「強く懸念している。地域がアンバランスになる恐れがある」などと述べた。

 安倍首相は来年の早い時期にロシアを訪問し、改めてプーチン大統領との会談に臨む考えを示している。今月の首脳会談では外務・防衛担当閣僚級協議(2プラス2)の再開でも合意した。防衛省が行っているTHAADなど新たなMD装備の調査研究は継続するが、この時期に露側を刺激するのは得策ではないと判断した。

 稲田氏はグアムでアンダーセン空軍基地を訪れ、米軍関係者と意見交換する。また、グアム平和慰霊公苑も訪問し、南太平洋で戦死した英霊を合祀(ごうし)する記念碑に献花する。


★ 日本国民に対して配慮はありません。我慢を強いるだけです。海外の日本人や日系人に対しても・・・。

今度は「ロシアに配慮」?  ウラディーミルの為に???

水島さんの常套句じゃないけれど、絶望感でいっぱいです。

国民の命を護るには必要なものは必要なのです。

ましてや「国産」の高度防衛ミサイル(THAAD)なんて夢のまた夢です。

「外国に配慮」と「外国にバラマキ」しかない、

「やどかり政権」では何もできません。

そして今日は「真珠湾」、

安倍さんに頼むなんて無理なんですよ。

安倍さんは「そのようなお方」なんです。

「外務省と闘う安倍ちゃん」なんて全くの空想なんですよ。

そして次の「公認」が欲しいためにホイホイと迎合する与党の議員、そしてレヴェルの低い野党、

それだけじゃない・・・もっと書きたいけれど(泣)




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「帝国の慰安婦」と日韓合意~韓国の人権蹂躙!!朴裕河教授に3年の懲役求刑

2016年12月27日 | 政治
  
【頑固亭異聞】「帝国の慰安婦」と日韓合意[桜H28/12/26]


異常な韓国の状況、そして「慰安婦問題」の真実を追求しようとした韓国の女性学者が3年間の「懲役」を求刑される・・・。
北朝鮮と表裏一体の言論弾圧。

そしてあの「日韓合意」についてどうなるのか。
まともな国ではない韓国相手に「日韓合意」を決めた日本政府。

いつにない熱い三輪さんの怒鳴り声、国連の人権委員会も日本にはプロパガンダで慰安婦で騒ぐが、今のメチャクチャな状態はどうするのか。

三輪さん、大声で「最低の国だよ」と怒る。

・・・佐波さん、「刑は減らすことはできないのでしょうか」「3年間刑期が終わったらそのあと大学に戻れるのでしょうか」というピントはずれな質問をしている。基本的なことが理解できていない。
佐波さん、心ここにあらずか???

「大学に戻れるはずはないだろう、懲役だよ!!」と叫ぶ三輪さん・・・

西村幸佑氏は「救わなければならない」、「亡命させる」ことも必要と言う。その通りだ。非常に危険な状態である。


★ 朝日新聞と産経新聞の記事を転載、上のyoutubeでも読み比べています。

『帝国の慰安婦』著者の朴裕河教授に懲役3年求刑 
韓国検察「表現の自由の限界を逸脱」

朝日新聞デジタル | 執筆者: 朝日新聞社提供
投稿日: 2016年12月21日 09時49分 JST 更新: 2016年12月21日 09時50分 JST

 著書「帝国の慰安婦」で元慰安婦らの名誉を傷つけたとして在宅起訴された韓国の朴裕河(パクユハ)世宗大教授(59)に対する公判が20日、ソウル東部地裁であった。検察側は慰安婦と日本軍が「同志的な関係」などとした表現が元慰安婦の名誉を毀損(きそん)したとして、懲役3年を求刑した。判決は来年1月25日に言い渡される。

 検察側は国連の報告書や1993年の河野官房長官談話などをもとに、女性らが慰安婦になった経緯について「日本軍による物理的な強制があったことは明白な事実だ」と指摘した。慰安所での生活について「性奴隷だった」と主張した。

 そのうえで、朴氏が著書で「自発的に行った売春婦」「朝鮮人慰安婦と日本軍の関係が基本的には同志的な関係」とした表現について、「虚偽」だと断定。原告の元慰安婦らの名誉を傷つけたと結論づけた。

 一方、今回の裁判をめぐっては、検察や裁判所が歴史的な事実を評価し、刑事罰を科そうとするのは言論や学問の自由を脅かすという指摘があった。

 この点について、検察側は「慰安婦被害者たちの人格権を深刻に侵害したため、学問の自由または表現の自由の限界を逸脱したことが明白だ」とした。

 これに対し弁護側は、朴氏は慰安婦の強制動員を否定していないと主張。「同志」という言葉を使ったのは、日本の植民地だった朝鮮半島や台湾出身の慰安婦とそれ以外の国の慰安婦を区別するためだと説明した。慰安婦と日本軍が同志的な関係でないのは明らかだとした。

 さらに朴氏は、執筆した動機は慰安婦問題を解決するのが目的だったと強調。無罪判決を求めた。

 朴氏は終了後、今回の裁判について「表現の自由の侵害だと思う」としながらも、「私の本を正しく読んでくれれば何の問題もない。だから表現の自由を論じる必要もない」と語った。(ソウル=東岡徹)

     ◇

 《「帝国の慰安婦」をめぐる経緯》 韓国の朴裕河(パクユハ)世宗大教授が、慰安婦とはそもそもどういう存在だったのかを考えるために、2013年8月に出版した。当初は評価されていたが、元慰安婦らが「自発的に行った売春婦」といった表現で名誉を傷つけられたとして出版禁止を求め、ソウル東部地裁は15年2月、34カ所を削除しなければ出版を認めないと決定した。朴氏は指摘された部分を「○」に変え、15年6月に「削除版」を出した。

 15年11月にはソウル東部地検が朴氏を在宅起訴した。

 16年1月には、元慰安婦9人が損害賠償を求めた民事訴訟で、ソウル東部地裁は朴教授に対し、1人当たり1千万ウォンの支払いを命じる判決を出した。

 「帝国の慰安婦」を日本語で書き下ろした日本語版は朝日新聞出版から14年11月に出版されている。
(朝日新聞デジタル 2016年12月20日 21時12分)


★ 産経新聞の記事では・・・

著者に懲役3年を求刑 「日本軍と同志的関係」 韓国検察 来月末に判決
 【ソウル=名村隆寛】慰安婦問題に関する韓国の学術書「帝国の慰安婦」で、元慰安婦の名誉を傷つけたとして名誉毀損(きそん)の罪に問われている朴裕河(パク・ユハ)世宗大教授の論告求刑公判が20日、ソウル東部地裁で開かれ、検察は懲役3年を求刑した。朴氏は無罪を主張し、結審。判決公判は来年1月25日に開かれる。

 検察は論告で、慰安婦について朴氏が著書の中で「日本軍と同志的関係にもあった」などとし、河野洋平官房長官談話(1993年)などが認めた旧日本軍の強制性という「明白な事実」に反し、虚偽を記述したと指摘。「史実を意図的に歪曲(わいきょく)し、被害者(元慰安婦の女性)を傷つけた」と主張した。

 弁護側は最終弁論で「著書は強制性を否定しておらず、日本の責任についても批判している。名誉毀損の罪に当たらない」とし、無罪を主張した。

 さらに、最終意見陳述で朴氏は、元慰安婦の女性らに直接意見を聞くなどして慰安婦問題の研究を25年間続けてきた経験を述べた上で、「元慰安婦の女性らの名誉を傷つける意図は全くなかった」と訴えた。

 一方、この日の公判には、著書によって名誉を傷つけられたという元慰安婦の女性が証人として出廷し、「憤怒を感じる」などと述べ、厳罰を求めた。

朴氏の著書をめぐっては、元慰安婦らが2014年、朴氏を刑事告訴し、ソウル東部地検が昨年11月、在宅起訴した。裁判では、名誉毀損罪に相当するかどうかが争点となっているが、韓国での「表現・研究の自由」の問題にからみ、内外で裁判所の判断に関心が高まっている。

 元慰安婦らが起こした損害賠償訴訟では、同地裁が今年1月、元慰安婦らの名誉を傷つけたとし、朴氏に賠償金の支払いを命じた。(以上)


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【石井望】インド・チャイナ・日本・琉球・釣魚嶼 -文明圏からみる尖閣列島

2016年12月26日 | 政治

【石井望】インド・チャイナ・日本・琉球・釣魚嶼 -文明圏からみる尖閣列島-[桜H25/5/23]


中共が宣伝している「尖閣諸島は明の時代から中国が支配していた」とするプロパガンダを、明国と清国の公文書をもって完全粉砕した長崎純心大學の石井望准教授に、ユーラシア大陸全体の「文明史」の視点から見た「インド文明圏」と、それに内包される「中華文明圏」の認識。その中から亜流として誕生した「中華思想」の虚構性と、それに依拠して「尖閣領有権」を主張する中共の主張の「根本的欺瞞」を指摘していただきます。(動画の解説)

★ この世界史のお話は今年、福岡での石井望先生の講演に参加して「目からウロコ」でした。
このyoutubeも何度も見ていたのですが、聖徳太子が隋に送った文書の背景など「そうだったのか」と。
チャイナはインド文明圏の中ではそれほど大きくはない。
聖徳太子が判断したように日本と対等だった、ということ。
チャイナの昔の留学僧も「西遊記」に出てくる玄奘のようにインドに憧れ勉強することを望んだ。
大インド小チャイナ。
日本が遣唐使を廃止した894年、インド文明圏の時代が終わったことが理由。
チャイナは「中華思想」の時代に入った。
その後は唐の韓愈は中華思想の権化のようなもの。

正倉院の宝物の中にペルシャのガラス製品があるが、チャイナ文明はそういう中に包まれていた。
北宋の時代に「インド拒否?」

中華思想は「虚構」である。
それからインド文明が入ってきてひたすらインドを嬉しがる。
その時は黄河文明は滅んでいた。四書五経は歌うものだったが、滅んでしまった。

中華思想はインドより下なのに自分たちが優れているという「中華的虚構」が激しく出てくる。
黄河文明は他の文明とは影響が少ないので自分たちが中心だと言える。
メソポタミア、ギリシャ、ローマ、エジプトは近いのでそうはいかない。
チャイナだけがそう言い張ることができる。


「今こそ中華思想に潰れていただく」

平和思想のチャイナは歓迎するが中華思想のチャイナは不要。

架空の虚構の「列島線」、もともと虚構なので支配していないところも支配しているように言っている。・・・などなど聴いていて爽快になる。

「尖閣」をしっかり守るということは「中華思想に潰れていただく」ことになる。


・・・石井先生のサイトを拝読したり講演を伺ったりしていると日本の誇る国士学者、と心打たれます。

石井先生の福岡での講演会は今年の9月、台風の前でした。
(方向音痴の私は無事に定刻前に会場に到着できましたが、石井先生は膨大な資料をたくさん並べていらっしゃいました。)
終了後、段ボールに講演に使用された資料をいっぱい入れてそれをかかえながら電車に乗られ、真面目で誠実な、そして国の為に一生懸命で今も目の前にその時の風景が浮かんできます。



・・・活動の費用の為に会場で売られていた「お米サイダー」一本だけ買って飲みましたがとても美味しかった。瓶のラベルは綺麗にはがして今も保存しています。


三宅先生は「石井さんは真面目な学者で日本のために必要とされるお方です。」と仰っていました。
私も石井先生とはじめてお会いしたのですが、真面目で謙虚、そしてユーモアが自然に溢れ、チャイナのことなどたくさんお教えいただきました。


次は石井先生が先日の安倍・プーチン会談のことからお書きになっているエントリです。
http://senkaku.blog.jp/2016122468204172.html
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ロシアの軍用機が黒海に墜落、全員絶望か~「アレキサンドルフ・アンサンブル」が搭乗していた。

2016年12月25日 | 政治

ロシア軍機が黒海に墜落、92人全員絶望か シリア行き
朝日新聞デジタル 12/25(日) 14:15配信

 25日早朝、ロシア南部ソチからシリアに向かっていたロシア軍所属のTu154型旅客機が、黒海に墜落した。ロシア国防省によると、乗客84人と乗員8人の計92人に生存者はいない模様だ。乗客の多くはロシア軍所属の楽団「アレクサンドロフ・アンサンブル」のメンバーで、報道関係者9人も搭乗していた。

 プーチン大統領は事態を重視し、事故調査のための特別委員会を設置するようメドベージェフ首相に指示。26日を服喪の日とする考えを示した。連邦捜査委員会も捜査を開始した。紛争地の支援に取り組む医師のエリザベータ・グリンカ氏も搭乗していた。

 ソチ周辺の天候は良好だった。インタファクス通信は、テロの可能性は低く、機体の不具合を中心に原因を調査しているという関係者の見方を伝えた。

 Tu154はモスクワ郊外の軍用飛行場からシリア西部ラタキア近郊のロシア空軍基地に向かっており、ソチには給油のために立ち寄った。国防省によると、25日午前5時25分(日本時間同11時25分)に離陸し、約2分後にレーダーから機影が消えた。ソチの黒海沿岸から約1・5キロ沖合の水深50~70メートルの海底で、墜落した飛行機の残骸らしきものが見つかった。搭乗者とみられる遺体も収容された。

 「アレクサンドロフ・アンサンブル」は世界的に有名な合唱団・演奏団で、国外公演も数多く行っている。日本では「赤軍合唱団」の名で親しまれてきた。今回の墜落でメンバーのほとんどが失われたとみられる。

 今回はシリアのロシア軍基地で新年コンサートを行う予定だった。一部メディアは、シリア政権軍が制圧を宣言したばかりの北部アレッポで記念演奏会を行う予定があったと伝えている。

 シリア軍によるアレッポ制圧作戦を巡っては、アサド政権を支援するロシア軍に対しても、民間人に犠牲を出しているとして国際的な批判が強まっていた。19日にトルコの首都アンカラでロシア大使を射殺したトルコ人の警察官は、アレッポ空爆への批判とみられる言葉を叫んでいた。(モスクワ=駒木明義) 朝日新聞



★ アレキサンドロフ・アンサンブル

政治のことは抜きで書きます。

私は子供時代からロシア音楽が好きだった。重厚な合唱とロシアの民族楽器の調和は耳を虜にした。
母は昔ラジオでシャリアピン(ステーキではない。ロシアの歴史的名歌手)の演奏を聴いた人からシャリアピンという大歌手の名前を知っていた。
「ヴォルガの舟唄」とか「ステンカ・ラージン」の歌の物語の話をしてくれた。どれも悲しいお話だった。

私は先年、はじめて中之島公会堂に行って、戦前シャリアピンやヴァイオリンのハイフェッツなどの世界的な巨匠がコンサートを開いた建物を見た。
シャリアピンはロシア革命後のソ連政府を批判して国外追放になった。
日本に来たのは1936年、62歳の時で「ロシアの歌というのはこういうものか」と強烈な印象を受けたと実際にお聴きになったN先生が話して下さった。以後、ロシア人歌手はシャリアピンをお手本に勉強したということだった。


アレキサンドロフ・アンサンブルの方々のご冥福を祈ります。

ステンカラージン (ИЗ-ЗА ОСТРОВА НА СТРЕЖЕНЬ)アレキサンドルフ・アンサンブル
・・・動画の写真は独唱の歌手アレクセイ・チホノヴィッチ・セルゲイェフ



(大阪・中之島公会堂)
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【討論】プーチン来日と日露関係の今後

2016年12月25日 | 桜「討論」・西部ゼミナール

2016/12/24 に公開
◆プーチン来日と日露関係の今後

パネリスト:
 加藤清隆(政治評論家)
 河添恵子(ノンフィクション作家)
 古森義久(産経新聞ワシントン駐在客員特派員・麗澤大学特別教授)
 瀧澤一郎(国際問題研究家・元防衛大学校教授)
 名越健郎(拓殖大学海外事情研究所教授)
 馬渕睦夫(元駐ウクライナ兼モルドバ大使)
 宮崎正弘(作家・評論家)
司会:水島総

【討論】プーチン来日と日露関係の今後[桜H28/12/24]


youtubeの主なお話の走り書き

【一時間目】~53分まで

滝澤氏・・・ロシア側の評価はほとんど「勝った、勝った!」、共同通信の調査で「安倍の票かは6パーセント下がった、北方領土には手を付けずに経済論議をした、という内容だった。

古森氏・・・領土問題はくじけずあきらめず続ける。私自身はやはりカッカした。
虚構の分析、「主権」に対してはプーチンは今までよりも強い調子で日本は許容できない。
アメリカは「ロシアが勝った」という報道。

馬淵氏・・・日本のメディアは「良かった」とは言わない。むしろ私は日本のメディアは潰そうとしたと思う。その時のプーチンの話「領土問題は存在しない」というようなロシアの肩を持ったと思う。それがアメリカの方針。ウクライナ危機の報道はアメリカが悪く書いている。
「食い逃げ論」はロシアにもあり領土を返すと経済協力はしないだろうという予想。
私は内容が濃かったのではないかと思う。95分間話したというのは会談が進んだのだろうと思う。
今の段階では公表できないということだろう。
産経も書いていたが、これからのプーチンが一番大事なのは「平和条約の締結」などと言ったこと。
安倍さんもプーチンの感情を阻害しないように話したのでは?

宮崎氏・・・駅で買った週刊誌に「世界の独裁者プーチン」と書いてある。彼はずっと勝ちっ放しである。
シリア問題、イスラエル・サウジ問題、イラン、トルコ、バルカンetc・・・(宮崎氏は表で示している。)
対ロシアと日本でなく、世界的に見てもプーチン有利だろう。

加藤氏・・・自民党の二階氏の「国民はガッカリしている」という発言、彼は安倍さんに擦り寄ってきたが、これは万が一安倍さんがプーチンに騙されたということになると、安倍さん以外の人が選ばれる可能性があるということ。
以前安倍さんと話をしたが「加藤さん、山口での話は大きな進展はないんです。」と言った。だから1月解散は出来ないという。
ではウラジオストクなどの会談は何だったのか。マスコミはそれがあって期待して書いたのだろう。
日本国内の政治も影響がある。

名越氏・・・日露は期待と失望の繰り返し。プーチンは高飛車で開き直った、日本の立場は弱まった。
安倍総理は9月に「手ごたえがあった」と言っていたがこの2か月に何があったのか。
プーチンは親日家だけれど周りが強硬だったのではないか。

河添氏・・・私もプーチン強しで食い逃げされたと思った。
プーチンと習近平、日本は欧州とアメリカと一緒にロシア関係をしてしまい、その間に中露関係は軍事演習も一緒にやっていて今までより強い結びつきになってる。領土問題はロシアは返す気はない、国防上もあり得ない。
この5年間で中露関係は強くなっていることを安倍さんは把握していたのか?

滝澤氏・・・橋本・エリツイン会談で橋下氏はエリツインに明らかに騙されたのだろう。
安倍さんも体調がおかしくなる恐れがある。官邸はメディアを抑えにかかっている。
ロシアの最大の目的は日本をG7から切り離すこと。
島に手を触れさせない、日本側は今回のロシアとのいちゃつきのツケがあるだろう。
今回の「共同経済活動」が余韻として残ったが、これは絶対にうまくいかない。
チャイナにも朝鮮にも言っているがどこもうまくいっていない。
缶詰工場も給料未払いで騒ぎになっている。
ここで外交的にタイムアウトを取ったのだろう。

水島氏・・・経済で困ったのはロシアでしょう?

滝澤氏・・・日本に膝を屈して頼むほど困っていない。

水島氏・・・中国関係だがプーチンはアメリカと組んで、或は日本と組んで考えているのか。
昔のように中露は仲が悪くないのか。

河添氏・・・中露は日米安保をなくしたい。ロシアはおカネと引き換えにチャイナに近付いている。

名越氏・・・プーチンは島を返すとそこに米軍基地ができるのではないか、ということ。
森総理は米軍基地ができることはありえないと2001年に言っている。
大きな問題は尖閣問題で、例外規定が尖閣にも及ぶのではないか。

古森氏・・・日米安保があるから島を返さないというのは返還拒否の理由に使っている。
世界でロシアが何をやっているか、ロシアの考え方、中国の考え方、中国は現状打破、ロシアは現状容認?
中国とロシアの違い。

馬淵氏・・・ロシアは現状維持派、メディアはロシアの帝国復活などという。
アメリカのほうが現状改革派、中露はあまり緊密にならないと思う。
プーチンの考えはロシアのハイテク化、
ウクライナ事件の前からプーチンは日本の経済協力を願っていた。
プーチンの発言を読むと「欧米型はとらない、中国のような世界の工場にはならない」
トランプになったら米露が改善すれば日本にもよい。日本をG7切り離しにはならないだろう。

宮崎氏・・・中露の国境の貿易は細々としている。冬は河も凍る。
ロシア側にとって外資を入れない経済でいけるかというとそうではない。スズキもヒュンダイも入っている。

河添氏・・・気になる話だが北方領土から日本の神社など消したい、過去に日本は存在しないと中露と同じように考えているのでは?
それは厚生省にきている。
昨年の抗日記念もプーチンが参加している。

名護氏・・・私はトランプ優勢と見ていたが、ヒラリーが反露でトランプが親露というのは間違って入る。
それは選挙前に「ヒラリー優勢」と言った人と同じである。
タルボットというのはクリントンと仲良しでよくロシアに行っていた。
(★ ストローブ・タルボットのこと)

彼が翻訳した「フルシチョフの回顧録」は大変なマヤカシでKGBが加工したっもの。
トランプはスモールレーガンくらいにはなるかもしれない。
トランプの周辺には対露強硬派がたくさんいる。
だから単純なトランプ親露、ヒラリー反露というのはおかしい。


【二時間目】  58分から~

加藤氏・・・95分間通訳のみを入れての話、1つはプーチンが島はロシアのものだ、というのを安倍さんが今までの積み上げは?
2つ目はクリミアの強奪でかなりそれがきいているが日本が加担しちるのが気に入らない、
3つ目は「主権」はどうする?日本はそれはのめないということ、推測です。

滝澤氏・・・一番大きな問題は「対露制裁」をやめてほしいということだろう、しかし日米同盟がうまくいかない。
過去にもプラウダ・イズベスチャーなどの機関誌は日米同盟解消を書いたことがある。
「共同経済活動」は主権はロシア、おカネは日本が出すということ。今の北方領土に自由に魚がとれるということ、しばらく前に日本が入漁料を払えば、というのは「主権」がロシアである。
また「自由な往来」も用紙を渡すというのはパスポート・ビザでなくても向こうはそう思っていて「主権」はロシアにあるということになる。

古森氏・・・北方領土の問題は動かないというが領土問題はずっと言っていかないと、どう動きが変わるかわからない。
日本外交は「話し合えばわかるんだ」とか相手が少し優しい言葉をかけてくれればやっていける、という甘い考えは今回でよくわかっただろうと思う。

加藤氏・・・核ミサイルを持たない国が外交交渉してもうまくいかない。勝手に思い込む甘い日本人。
戦後奄美。小笠原・沖縄が返ってきたのも戦争ナシでうまくいった、戦争をしなくてもそういうもんだと思い込んでしまった。
そこでロシアがこんな強硬なこととビックリしたのでしょう。
昔、露助っていった、ロシア人と話し合いで解決するというのが間違っている。

古森氏・・・安倍さんも領土が返ってくると思ったのでしょう。

滝澤氏・・・海部さんも言っていますよ、ゴルバチョフとさんざんやった海部さん、「ロシアは危ない」と。

名越氏・・・経済力で決まるのでしょう。ソ連解体の時が安倍総理だったら平和条約結べたでしょうね。
向こうが三回きて日本は一度も行かなかった。なぜ失敗したかというと官邸主導でいかなかった、戦後はみんな官邸が外務省に丸投げしたのでしょうね。


馬淵氏・・・ロシアスクールというのに間引かれて当時はそれなりに頑張った。
政治は外務省に任せきり。基本的に外務省はソ連時代の発想である。
ロシア人はよく騙すとみなさんはいうが、私はプーチンの下でやらないと戻ってこないと思う。
パートナーとなるのは日本だけだ、伝統文化と結びつけて発展したと。
プーチンはロシア史上最大の英雄になる可能性がある。西洋化とスラブ主義。 それは日本と同じ、と。


滝澤氏・・・プーチンがいる間がチャンスだという馬淵さんの話には異論がある。
安倍さんと気が合う、柔道が好きだということなど。
プーチンはスターリンに戻ろうとしている。スターリンは日露戦争の汚辱をはらす為に40年待ったという。
日本を報復主義者、軍国主義者とみている。ロシアの方がよほどそうなのに。
プーチン時代に解決しなければ、というのは安倍さんが「私の時代に」というのと同じですよ。
元島民、シベリア抑留の方々、満州の日本人、東京大空襲で亡くなった方々、になんと言ったらいいのか。

ロシアはいつまで続くか・・・。スターリンが40年待った、日本は400年待つ、ロシアはどうなるかわからないですよ。
プーチンはスターリン、エカテリーナ女帝、アレキサンドル大帝を手本にしている。
プーチンはグランドデザインなどない、その日暮らしだという説もある。

古森氏・・・プーチンは日本の柔道に間違いなく尊敬している。彼がやる技は上手い。(柔道の話)

水島氏・・・(柔道の技の話、水島氏イキイキ!!)

滝澤氏・・・プーチンにさせたのはKGBだ。旧ソ連では普通の人は学べなかった。軍隊かKGBでないと柔道など学べない。

河添氏・・・11月の中旬にトランプさんの当選が決まってから、「ロシア科学アカデミー極東研究所主任研究員」等の話をきいたが、中国共産党の話と同じで「サンフランシスコ講和条約は無効」とか「領土問題はない」と。
みんな唖然、ロシア経済開発統合局長の話、
中国が出している高速鉄道計画の未来の話も(シベリアからアラスカへ)「誰がやるのか」と唖然、プーチンと同じ考えか知らないが。

馬淵氏・・・民族性・国民性がロシア人と中国人とは違う。便宜的な協力関係はあっても仲良くできるはずはあい。

河添氏・・・ロシア人は中国人は嫌いだが、おカネを愛している。
日本がうまくやっていくためにはものすごくおカネをつぎ込み賄賂もしないといけないが、日本はそういうことをしない。

馬淵氏・・・そういうことをかえないといけない、ということをプーチンは考えている。官僚外交ではできない、
ロシアの3強の英雄になれるんだといわないと。最後は説得。

滝澤氏・・・プーチンをおだてても無駄でしょう? 北方領土は金のタマゴですよ。

馬淵氏・・・ロシアの指導者が一番やりたいことは安全保障でしょう。

滝澤氏・・・ロシアの安全保障からいくと日本がもつことはほんの一部です。
ロシアの学生は「日本は憲法9条があるでしょう」とゲラゲラ笑っていましたよ。

河添氏・・・中国はロシアから最新の武器を売ってもらうことになった。今までは最新の武器は売らなかった。もはや次のステージに
行ったのではないか?

名越氏・・・そんな中で領土返還は無理でしょう。ウクライナ・シリアの戦況をテレビで放映しているロシアの中で政権延命のための求心力として民族主義をしている。

宮崎氏・・・基本的には奪われた領土は戦争で取り返すしかないというのが歴史の考え。今は領土問題は話したくない。
以前返したことがあるが、中国はかなり払ったしそれは言わない、ロシアも言わない。

水島氏・・・アメリカは北方領土は戻らない方がいいと思っているだろう。

古森氏・・・領土問題の解決は戦争以外に相手の国の崩壊、またはどうしてもおカネが欲しい時、これらは絶対にありえないということはないだろうから希望を持つこと、実態のある建前を持つこと。

宮崎氏・・・幕末にロシアが居直って日本はイギリスを動かして出て行ってもらった。しかしアメリカは動く気はない。

古森氏・・・アメリカの政府として一貫した北方領土の見方は「日本の領土だ」ということ。公式においてそうだ。
アメリカは戦争でとったものは返さないという話には「沖縄はどうか」ということになる。
アメリカの持っている原理原則は日本に有利か。
ただロシアと日本が対立し続けることがどうなのか。
日本にとって国民悲願とよくわかっている。
最近はかつてのように「北方領土は日本のものだ」とは言わなくなった。(他は略)


【3時間目】・・・アメリカも含めて討論

河添氏・・・トランプ氏が台湾に呼び掛けたことはワクワクしている。
トランプ氏とプーチン氏はビジネスでは近付くのではないか。

名越氏・・・これからロシアは対米関係最優先で臨むと思う。トランプ・プーチンは譲歩しないタイプ。ぶつかったらどうなるか。

加藤氏・・・トランプ氏に安倍総理が会ったことはよかったのではないか。批判する人もるが、1月には確実に大統領になる人だ。
安全保障でトランプさんが誤解していることもあるので安倍総理がきちんと説明すればいい。
安倍さんは人たらしなので米露の関係がよくなることを期待したい。

宮崎氏・・・安倍さんとトランプ会談は長女のイバンカとつながって実現。
トヨタコネクションはかなり強いはず。レーガンが出てきたときはちゃんとしていたがトランプの時は軽率に言えない。
今、株が上がっているがこれは期待だけで上がっている。

馬淵氏・・・ウクライナ制裁はトランプ氏はやめると思う。安倍さんもそういうことを頭にいれて会談されたのだろう。
オバマとトランプのやり方は違う、これはネオコンがしたこと。
今一番影響があるのは中国・アメリカ・ウクライナ、youtubeで漏れた映像、トランプさんは意味のないウクライナ制裁をやめるだろう。注目される人事は軍人を遣うということ。これは南シナ海d中国と遣り合うことはある。
トランプさんは細かいことはしない。

古森氏・・・トランプ政権のロシアに対して親露的になるということはよくいわれているが、私はまだそういう確信はない。
議会の昔からの理論的・感情的な反露というものがある。ロシアプーチン自身がハッキングしたこともある。
トランプ政権が中国に対して厳しさを増すのは間違いない。「一つの中国」への挑戦など。
トランプ氏は対決を辞さない、彼なりの全体像が浮かび上がっている。少なくとも中国に対してはそれを支えるジョン・ボードンなど。
シンクタンクについてはハドソン研究所というマイケル・キューズベリー、ロシアについてはプーチンと波長があうからとやっていけるかどうか。

滝澤氏・・・トランプはプーチン大好きという報道はどうかと思う。アメリカのビジネスをロシアに深くのめりこむとややこしいことになる。
向こうの不法な裁判にやられてほうほうのていで逃げたこともある。
ロシアは何も変わっていない。ザマーミロとは言わないが、日本の反米派にはアメリカがいろんな陰謀をたくらんでいるという説がある。
アメリカだけがオレンジ革命などを起こしたということはあり得ない。

宮崎氏・・・ロシアも変なことはじめましたよ。「カリフォルニア独立運動」など。

滝澤氏・・・欧米で不安定になるのはロシアにとって大歓迎。

水島氏・・・各国の工作が不安定になりましたね。民主化という名のもとにしたことが不安定になっている。

滝澤氏・・・アメリカの右派はオバマ氏を共産主義者と呼んでいる。(オバマ氏の個人的な話からいろいろ理由を話す。)

水島氏・・・日本とドイツはいよいよ自主独立の為に軍拡をすべきだと言っている。トランプさんはプーチンさんに対してどんな対策をとるのか。
ヨーロッパはロシア・アメリカにどういう反応を示すのか。

名越氏・・・一番怖がっているのはロシアのハッカー攻撃。ドイツは信用できるのは日本だけだと思っている。
製造業をしているのは日独だけだ。

河添氏・・・ヨーロッパが内向きになるのは移民・難民で。人々は知らない人たちが来るのを嫌がっている。
米中関係は93歳のキッシンジャーさんはチャイナに行って話をしている。もうかなり変わるのではないか。

馬淵氏・・・しかもキッシンジャーがチャイナに行っている間にトランプさんは台湾と。

宮崎氏・・・ヨーロッパでトランプを歓迎している国はあります。
バルト三国、ポーランド、ルーマニア、ブルガリア、はトランプを歓迎している。
スロベニアもそうです。メラニア夫人はスロベニア出身、提灯行列をしたそうだ。

加藤氏・・・米軍の関与が下がるとかなり危ないところも出てくる。

水島氏・・・来年はヨーロッパ・アジアで戦場になる国がでてくるだろう。

古森氏・・・グローバリズム、イギリス、トランプ氏はグローバリズムを批判している。
核も「使うぞ」と言っている。今までとは天地の差、関与介入、激動・戦争の危険は今までよりある。

滝澤氏・・・トランプはスモールレーガンになるかもしれない。対中にしても今は前哨戦、ロシアと中国をひっくるめてやっつけてしまう、と言うかもしれない。

馬淵氏・・・トランプは海洋国家に戻るという。中国との争いがある。中国は海洋国家ではない。
ヨーロッパに対してかなり融和的になる。対露制裁をやめたい。ウクライナはロシアとやっていかなくてはならない。

水島氏・・・安倍さんのアメリカ政府の了解のもとで対露・対中にあたっている。

宮崎氏・・・次はトルコでしょう。ISもいる。

古森氏・・・この前、中国とロシアが軍事教練を共に実施した。非軍事国の日本が入っていくのは困難だろう。
日本の外務省の伝統は「かけはし外交」、

馬淵氏・・・軍事的には日本は中国にはかなわない。未だに日米安保中心で考えている。
外務省の意識を替えるのにはトップダウンしかない。

加藤氏・・・もし紛争が起きるには南シナ海、東シナ海。
今沖縄でオスプレイのことが言われているが、それは中国が入り込んでくる。それを政府がキッチリ言わないといけない。

水島氏・・・新聞では「ロシアは日本の敵対国ではない」と書いている。

(以上、全部ではありませんが「書き起し」をしてみました。詳しくはyoutubeでご覧ください。)


ブログのティールーム



★ アメリカ第一のプリマドンナは1960年~80年まで活躍した、黒人のソプラノであるレオンタイン・プライスであった。彼女は貧しい家庭で育ち、歌手になるよりも音楽教師になる勉強をしていたが、ある日歌っているところを、サンドイッチを頬張っている男に声をかけられた。
その男はサンドイッチを食べるのをやめて近くのピアノのところに行き、ヴェルディのオペラ【運命の力】より「神よ、平和を与えたまえ」を歌えと命じた。

その男は、あのヘルベルト・フォン・カラヤンであった。
彼女はそれから世界最高のソプラノのひとりとなった。「黄金の声」などと絶賛された。相手役はフランコ・コレッリ、共演者はバスティアニーニ、シミオナートなど超一流歌手たちでヴェルディ「トロヴァトーレ」を歌い世界を魅了。

ではプライスが歌い、カラヤンが指揮するクリスマスの歌をどうぞ。
「オー ホーリー ナイト」「アヴェマリア(バッハ=グノー)」

O Holy Night, Ave Maria - Leontyne Price, Herbert von Karajan, 1961 - VPO, Vinyl LP



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