(1)【安倍晋三首相真珠湾訪問】2016.12.6 14:24更新
慰霊「祖父の思いにかなう」 交流深化に期待 元兵士や被爆者ら評価と注文(産経)
日米が開戦してから8日で75年。安倍晋三首相は5日、現職首相として初めて米ハワイの真珠湾を訪問すると発表した。「和解の重要性を発信したい」とする安倍首相に対し、元兵士や被爆者、遺族からは評価と注文が交差した。
「安倍首相が真珠湾でオバマ大統領とお会いするのは良いことだ」と評価するのは、海軍兵として硫黄島の戦いに参加した大越晴則さん(89)=横浜市。
硫黄島では毎年、日米両国の遺族や政府当局者、退役軍人らが参加し、日米合同の慰霊式典が行われている。大越さんは今年5月のオバマ大統領の広島訪問を踏まえて「オバマ大統領はよく国内の反対を押し切ってきてくれた。日本もお返しが必要だ」と話し、慰霊を通じて日米両国の交流が深まることを歓迎した。
一方、フィリピン・レイテ沖海戦で九死に一生を得た元海軍中尉、加藤昇さん(94)=京都市=は「オバマ大統領の広島訪問への返礼にすぎない。政治的パフォーマンスの色合いが濃く、あまり歓迎できない」と言及。「死力を尽くして米国と戦った身からすれば、どうも腑(ふ)に落ちない。間もなく辞めるという人をそこまで厚遇する必要があるのか。まずは靖国神社へ参拝し、わが国の戦没者を慰霊すべきではないか」と苦言を呈した。
広島からは歓迎の声が上がった。平和記念公園の「原爆の子の像」のモデルになった佐々木禎子さんの兄、雅弘さん(75)=福岡県那珂川町=はかねて「慰霊のため日本の首相が真珠湾を訪れるべきだ」と訴えており、「本当に素晴らしいこと。亡くなった方々が安らかに眠れるよう、祈りをささげてほしい」と語った。広島県原爆被害者団体協議会の箕牧(みまき)智之・副理事長も「行くこと自体はいいこと。核兵器廃絶をはじめ、戦争は絶対反対だということをオバマ米大統領とともに表明してほしい」と話した。
戦没者の遺族からは謝罪ではなく慰霊目的の訪問を、との声が聞かれた。
祖父、河原眞治さんが真珠湾攻撃で空母「赤城」の水平爆撃機隊員として参戦した伊藤理恵さん(49)=大阪市=は「真珠湾では米兵だけでなく、攻撃に参加した日本兵も数多く亡くなっている」と指摘。「謝罪ではなく、国のため命をかけて戦った日米双方の人々に敬意を表し、慰霊することが目的なら、日本の未来を思って戦った祖父やその戦友の方々の思いにかなうのでは」と話した。
先の大戦の戦没者遺族らでつくる全国組織「日本遺族会」の副会長を務める市来健之助さん(80)は「積極的な平和活動で非常に意義ある訪問になると思う。いつまでも半世紀以上前のことでいがみあっていては、成熟した国同士の関係は築けない」と述べた。
(2)首相、真珠湾慰霊へ 「南京記念館など慰霊場所として提供」 中国報道官、反省と謝罪条件に
産経新聞 12/7(水) 19:25配信
【北京=西見由章】中国外務省の陸慷報道官は7日の定例記者会見で、安倍晋三首相の真珠湾訪問に関連して「日本側が深く反省して誠実に謝罪しようと思うのならば、南京大虐殺記念館であれ九一八事変(満州事変)記念館であれ731部隊の遺跡であれ、中国側には慰霊のために提供できる多くの場所がある」と述べた。「アジアの被害国」としての立場を強調する狙いがありそうだ。
中国メディアが「日本の評論の中には真珠湾よりも南京大虐殺記念館に行くべきだとの声がある」と質問した。陸氏は「米国の人民が真珠湾事件を忘れられないように、中国人民も永遠に抗日戦争で払った大きな犠牲や南京大虐殺で亡くなった同胞を忘れることはできない」とも語った。
★ どうもスッキリしません。怒りすら感じます。偽善・・・真珠湾と2度の原爆投下・東京大空襲をはじめ、日本各地で繰り広げられたアメリカによる無差別大量殺戮とは違います。なぜ安易に評価するのか疑問です。
★ イタリアの若き国会議員、パオロ・ベルニーニ氏の動画をUPしました。
真珠湾攻撃、911の真実!連綿と続くアメリカの自作自演の歴史をイタリア国会議員が告発!
パオロ・ベルニーニ議員の国会弁論(2013年)
議会の皆様。今日は党を離れた個人の立場としてですが、少しばかり歴史的な出来事を見直してみたいと思いますので、出来ましたら皆様のご清聴をお願い致します。
歴史的な出来事といいますのは、この100年ばかりのアメリカの関与して来た戦争、しかもそれは必ずや「被害者」を装い、それを口実に自国を、というか自国の利益を守るために参戦してきた事実についてでして・・・
もちろん「陰謀説」と一言の元にこき下ろす人がいるかもしれません。それが普通、一番簡単な方法だからです。
しばしば私達の党が「無関心主義者」だとか「人民主義者」とかのレッテルを貼られるのと同じ様なものです。
でもまあ、何というか、もう慣れっこになってしまっていますが・・・
本当の「陰謀」を画策しているのは、政府や閣僚の中にあって、政治の基本である透明性の原理に従い、選挙で選んでくれた一般市民の為ではなく、彼らを裏切り、彼らの目の届かぬところで、ほんの一部の者たちの利益の為に画策している連中なのです。
それはともかく、そろそろ本題に入りたいと思いますが、今日は、人類の歴史を変える様な、いくつかの重大な出来事を振り返ってみたいと思います。
1941年12月7日 ハワイにある米軍基地が、日本軍の航空部隊によって攻撃されたことを受けて、アメリカは第二次世界大戦に参戦。
当時設置された調査委員会は、米国政府、あるいはルーズベルト大統領の責任は問えないとの結論を下したが、今日では、その公式の定説の疑わしさを呈する諸説、すなわち、MAGICと呼ばれた暗号解読装置によって、刻々と迫り来る敵艦隊の情報を逐一受け取っていたにも拘らず、キンメル提督への奇襲攻撃に関する報告をわざと握りつぶし、日本軍による先制攻撃を幇助したとして、テオバルド准将が、ルーズベルト大統領自身を告訴した事実なども明らかになっています。
1944年9月、共和党のインディアナ州選出の下院議員フォレスト・ハーネスは、初めて米議会に於いて真珠湾攻撃陰謀説を取り上げ告発した。
それによると、オーストラリア政府は真珠湾攻撃の3日前に、ワシントンに宛てて「日本海軍の空母がハワイに向けて航行中」との情報を送ったというものであった。
1962年、キューバのカストロ政権打倒計画の一環として、国防省の高官達は、キューバ侵攻を想定した場合、いかにしてアメリカ世論を容認へと向わせるか、という誘導の手段として、ノースウッズ作戦を計画。
この計画は、結局のところ、幸いにも実行に移されることは無かったが、キューバの民族主義者の仕業を装った、アメリカ国内における複数のテロ攻撃を含む偽旗作戦であった。
この作戦企画書を永らく機密扱いであったが、最初の部分が1997年、ケネディ大統領暗殺事件に関する記録の調査委員会によって公表された。付随文書は翌年、NSAにより公表。
こちらは民衆陽動が主目的であった。
1964年 トンキン湾事件。
8月4日、この事件を皮切りに、北爆開始と共に、ベトナム戦争にアメリカが深く介入するきっかけとなった。
地上戦への陸軍の投入による、その後の展開と結果は今更言うまでもない。
事件はアメリカ海軍駆逐艦と北ベトナム軍哨戒艇との戦闘と伝えられてきたが、2005年になって、NSAの発表した文書により公式に否定された。
問題の1964年8月4日に、トンキン湾には、北ベトネムの船舶は一艘も存在しなかったことが、その文書から明らかになったのである。
1990年 舞台はがらりと変わった。
2つの対戦とその後の冷戦の勝者となったアメリカは、地球規模での覇権を獲得した。
もはやイデオロギーの対立による国際的影響力拡大の為に地域紛争に参戦する必要は無く、代わりに、自国の利益の模索、具体的には「石油利権」の独占の為に、専念するようになった。
第一次湾岸戦争は、その典型的な例である。
今日、この「9月11日」という日は、2つの重要な記念日でもあります。
一つは、チリ・クーデターの40周年記念日。
この事件は、アメリカのCIAに助けられたピノシェ将軍の軍部が、武力でもって覆し、民衆から選ばれたアジェンデ大統領が殺されました。
もうひとつの9月11日は、3千人もの人々が犠牲になった12年前のテロ事件で、これはもう説明するまでもないでしょう。
ただひとつだけ言わせて頂くと、この事件に関して公式で言われている説は、殆ど全ての点において、既に否定されています。
今ではそれが全くの偽りであったことに、全世界の人々が気付いています。
おそらく全ての事実が明らかになることはないでしょう。
しかし少なくとも、主要メディアが流した情報とは全く違っていたものだった、ということは確かです。
つまりこの事件に関しては、今まで聞かされてきたことは全てデタラメで、実は本当は、英語でいうところの
"It was an inside job" (自作自演)と言われるものであった、ということです。
911事件の結果もたらされたものは、他の主権国家に対して起こされた戦争と、何年にも渡るオサマ・ビン・ラディンに対する馬鹿げた捜索活動。アフガニスタンは侵略され、文字通り戦争によって蹂躙されました。
黒いゴールド(石油)と天然ガスの、正にただそれだけの為に、NATO軍はアフガニスタンの領土を侵略したのです。
2年後の2003年 またもや「イラクが大量破壊兵器を所有している」などといったありもしない口実で、13年前に転覆できなかったイラクのサダム・フセインに対して戦争を仕掛けました。
ちなみにその口実は、後になって全くの噓だったことが判明。
この戦争も、石油利権の確保が唯一の本当の目的でした。
これらの戦争の舞台に於いて、我々は今までアメリカ自身が、広島や長崎で原子爆弾のような「大量破壊兵器」を使い、ベトナムではナパーム弾のような「化学兵器」を使用し、そしてアフガニスタンや2004年のイラク・ファルージャでは白燐弾を使用するのを見てきました。
今、シリア問題が世界中のメディアの話題の中心となっています。
西洋と東洋との対立、というよりは、石油資源やその産出地を巡る石油メジャーと、ドルではなく金で決済する最後の石油産出国イラン、及びその同盟国との対決、といった構図による新たな「冷戦」構造が明らかになりつつあります。
今週の初めにクルド筋からの情報として、シリア北部のトルコ国境付近の反政府軍下の手にある町、アレッポで、反政府軍の兵士の中にアサドの元政府軍の司令官や将軍が何人かいて、該当地域の地理に詳しく、どこに通常兵器や化学兵器の武器庫があるかを知り尽くしており、アレッポの制圧の為にそれらを使用することができたかもしれない、というものがありました。
また、我々は、シリア国内のクルド人居住区のYPG(クルド人民防衛隊)が押収した一連の関連書類に目を通すことが出来ました。
そこはトルコを中心と下外国勢力の援助を受けた、いわゆる「反政府軍」の拠点でもあるのですが、それらの押収書類の中には。かなりの数のアメリカ、エジプト、チュニジア、そしてバーレーンのパスポートやIDカードなどが含まれていました。
これらは「イラク・イスラム国家」「ビラディ・シャム」「アルカイダの関連組織である、アルヌスラ戦線」などの中央本部を捜索した際に発見されたものです。
更にトルコ軍からの情報によると、国境で人道支援の為の食品や生活必需品が止められ、腐敗するに任せてある状況だということです。
今まで見てきた前例から察する限り、オバマのアメリカ政府がシリア爆撃の理由としている、アサド政府軍の「化学兵器の使用」というのは全くの噓で、シリアに対して準備されている戦争の本当の目的は、現政権を倒し、親アメリカ路線の傀儡政権を樹立することで、その先には「イラン」への侵攻が予想されるということを、ここに明らかにしておきたいと思います。
ご清聴、ありがとうございました。(以上)
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