その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

フランス国立管弦楽団 ロンドン公演

2009-04-25 15:43:23 | コンサート (in 欧州)
 金曜日の夜ということで、フランス国立管弦楽団のロンドン公演を聴きに行きました。場所は前から気になっていたCADOGAN HALLというホールです。District LineのSloanSquareから徒歩1分。昔、教会だった建物をコンサートホールに転用したとか。外観もおしゃれです。


 中はこじんまりとした感じですが、アットホームな雰囲気があり、気に入りました。でも、こんな小さなホールでオーケストラのコンサートというのは初めてです。


 フランス国立管弦楽団というのは、私はあまり馴染みがなかったのですが、以前にはデュトアとかマズアが音楽監督を務めていた楽団です。プログラムが1曲を除いて、ラベル、ドビッシー、ストラヴィンスキーとフランスに縁のある作曲家の曲が並んでいるのが楽しみでした。

 ちょっと意外だったのは、大きなホールでないにもかかわらず、お客さんの入りはいま一つでした。1階席でも空席がちらほらあり、2階席に至っては半分も埋まっていないようでした。

 ただ、演奏会は素晴らしいものでした。特筆したいのは、まず「ロココの主題による変奏曲」のチェロを弾いたタチアナ・ヴァシリエヴァです。非常に綺麗な人な上に、舞台映えする衣装にまず目を奪われます。演奏もとても力強い弾きっぷりで、引き込まれるように曲を楽しむことができました。


 オーケストラは全プログラムを通じて、管楽器と弦楽器のバランスのとれた乱れのないアンサンブルを披露してくれました。特に、管楽器の響きが美しかった印象が強いです。特に、「火の鳥(1919年版)」は、激しい場面と優しい場面を見事なコントラストで演奏してくれました。


 嬉しかったのはアンコールを3曲。それも私の大好きなビゼーのカルメンから選曲してくれたことです。最高です。指揮のYoel Leviさん、ありがとう。

(★★★★☆)
 
Friday 24 April, 2009
7.30pm
Orchestre National d'Ile de France

Yoel Levi conductor
Tatjana Vassiljeva cello

Programme:
Ravel: Mother Goose Suite
Tchaikovsky: Variations on a Rococo Theme
Debussy: La Mer
Stravinsky: Firebird Suite (1919)

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ロンドン パブ Audley

2009-04-25 07:12:54 | レストラン・パブ (in 欧州)
 先日、東京からのお客様をパブAudleにご案内しました。私も初めてのところですが、同僚のお勧めです。場所はハイドパークの角のマーブルアーチから歩いて5分ちょっとのところです。(写真はHPから転載)

 店内はビクトリア調の非常に歴史を感じる内装です。いつも自分が行くパブと違うのはスーツ姿のビジネスマンが多い点です。今日は食事を取るので、2階のテーブル席にご案内されました。

 フィッシュ&チップス、ソーセージ、チキンのバーベキュー等、定番のメニューでお腹一杯です。ロンドンならではの雰囲気と食事とビールを楽しんで頂けたようです。

パブの看板です。


1階の店内。

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