金曜日の夜ということで、フランス国立管弦楽団のロンドン公演を聴きに行きました。場所は前から気になっていたCADOGAN HALLというホールです。District LineのSloanSquareから徒歩1分。昔、教会だった建物をコンサートホールに転用したとか。外観もおしゃれです。
中はこじんまりとした感じですが、アットホームな雰囲気があり、気に入りました。でも、こんな小さなホールでオーケストラのコンサートというのは初めてです。
フランス国立管弦楽団というのは、私はあまり馴染みがなかったのですが、以前にはデュトアとかマズアが音楽監督を務めていた楽団です。プログラムが1曲を除いて、ラベル、ドビッシー、ストラヴィンスキーとフランスに縁のある作曲家の曲が並んでいるのが楽しみでした。
ちょっと意外だったのは、大きなホールでないにもかかわらず、お客さんの入りはいま一つでした。1階席でも空席がちらほらあり、2階席に至っては半分も埋まっていないようでした。
ただ、演奏会は素晴らしいものでした。特筆したいのは、まず「ロココの主題による変奏曲」のチェロを弾いたタチアナ・ヴァシリエヴァです。非常に綺麗な人な上に、舞台映えする衣装にまず目を奪われます。演奏もとても力強い弾きっぷりで、引き込まれるように曲を楽しむことができました。
オーケストラは全プログラムを通じて、管楽器と弦楽器のバランスのとれた乱れのないアンサンブルを披露してくれました。特に、管楽器の響きが美しかった印象が強いです。特に、「火の鳥(1919年版)」は、激しい場面と優しい場面を見事なコントラストで演奏してくれました。
嬉しかったのはアンコールを3曲。それも私の大好きなビゼーのカルメンから選曲してくれたことです。最高です。指揮のYoel Leviさん、ありがとう。
(★★★★☆)
Friday 24 April, 2009
7.30pm
Orchestre National d'Ile de France
Yoel Levi conductor
Tatjana Vassiljeva cello
Programme:
Ravel: Mother Goose Suite
Tchaikovsky: Variations on a Rococo Theme
Debussy: La Mer
Stravinsky: Firebird Suite (1919)
中はこじんまりとした感じですが、アットホームな雰囲気があり、気に入りました。でも、こんな小さなホールでオーケストラのコンサートというのは初めてです。
フランス国立管弦楽団というのは、私はあまり馴染みがなかったのですが、以前にはデュトアとかマズアが音楽監督を務めていた楽団です。プログラムが1曲を除いて、ラベル、ドビッシー、ストラヴィンスキーとフランスに縁のある作曲家の曲が並んでいるのが楽しみでした。
ちょっと意外だったのは、大きなホールでないにもかかわらず、お客さんの入りはいま一つでした。1階席でも空席がちらほらあり、2階席に至っては半分も埋まっていないようでした。
ただ、演奏会は素晴らしいものでした。特筆したいのは、まず「ロココの主題による変奏曲」のチェロを弾いたタチアナ・ヴァシリエヴァです。非常に綺麗な人な上に、舞台映えする衣装にまず目を奪われます。演奏もとても力強い弾きっぷりで、引き込まれるように曲を楽しむことができました。
オーケストラは全プログラムを通じて、管楽器と弦楽器のバランスのとれた乱れのないアンサンブルを披露してくれました。特に、管楽器の響きが美しかった印象が強いです。特に、「火の鳥(1919年版)」は、激しい場面と優しい場面を見事なコントラストで演奏してくれました。
嬉しかったのはアンコールを3曲。それも私の大好きなビゼーのカルメンから選曲してくれたことです。最高です。指揮のYoel Leviさん、ありがとう。
(★★★★☆)
Friday 24 April, 2009
7.30pm
Orchestre National d'Ile de France
Yoel Levi conductor
Tatjana Vassiljeva cello
Programme:
Ravel: Mother Goose Suite
Tchaikovsky: Variations on a Rococo Theme
Debussy: La Mer
Stravinsky: Firebird Suite (1919)