その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

プレミアリーグ フルハムVSストーク・シティ

2009-04-26 04:08:34 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 念願のプレミアリーグの試合観戦に出かけました。ロンドンのチームでも強豪かつ超有名なアーセナルやチェルシーのチケットはなかなか取れないのですが、その次のランクのフルハムのチケットをやっとの思いで購入することができたのです。本拠地はロンドン西部郊外にあるクレイヴン・コテージ(駅はDisrictラインのPuttony Bridge)です。

 ゲームは地下鉄の中で既に始まっていました。ゲームを見に行く人で満員の地下鉄の中で、既にかなり酔っ払っているサポーターたちが応援歌(のはずです)を大声で歌っていました。スタジアムは駅から歩いて10分ぐらいなのですが、途中のパブでも既に応援歌の合唱が行われています。ちょっと酔っ払った阪神ファンを見るようで、怖い感じです。


 スタジアムは、住宅地の中に突然現れます。古くて小さいスタジアムが、かえってアットホームな雰囲気を盛り上げます。スポーツのゲーム前の雰囲気はどこも同じですね。「今日はどんな勝ち方をしてくれるだろうか」といった期待感が顔中に表れている人たちで一杯の楽しい雰囲気です。


 自分席はゴール裏とバックスタンドの丁度狭間で前から4列目。手が届くようなところに練習中の選手がいます。


 いよいよ、選手入場。


 試合が始まりました。「これがプレミアリーグか!」とショックともいえる驚きでした。試合のスピード感、個々の選手の身体能力、サポーターの応援、いずれも日本で相当数FC東京の試合を見てきた私には、見なれたサッカーとはまるで違うスポーツが展開されているのを目の当たりにして、久しぶりに興奮しました。90分は本当にあっという間でした。試合は1-0で完勝。この数時間であっという間にフルハムサポーターになった自分がいました。

【日本(FC東京 味の素スタジアム)との主な違い】
・とにかくスピード感が全く違います。目が離せないとはまさにこのことと実感。技術的にもパスの正確性・速さ、ドリブルの巧みさ、プレイヤーの俊敏性、これじゃあワールドカップで日本が勝てないのは当たり前だと納得。

・選手がでかい。まあこればかりはしょうがないけど、ピッチが本当に狭く感じられます。

・サポーターの応援は鳴り物なし。だれが音頭を取っているという感じでもなく、自然発生的に適宜、一斉応援コールがでてきます。この雰囲気が良いですね。ボールを蹴る音がしっかり聞こえます。

・サポーターは意外にチームグッズを持っている人は少なかったです。ユニホームを着たり、マフラーを巻いている人も、たまに見かける程度でした。

・サポーターの成人男性の割合の多さ(きっと9割以上)にびっくり。味スタにはかなり若い女性もいますが、こちらは居ることはいますが、非常に少ないです。フィットボール観戦は男性用娯楽なのだろうか?

・チケットは正直高いです。今日のチケットは34ポンド。いつも10ポンド台のオーケストラに通っている自分としては、ちょっと勇気がいる。サッカーは労働者階級のスポーツというのはもう過去の話のようです。

【いくつかの写真】
コーナーキック。本当、目の前でしょ。


相手サポーター(この写真の奥)は結構ユニホーム着用が多かったです。


バックスタンド。もちろん満員です。屋根があるので、応援の声が反射して、甲子園の銀傘の下にいるような響きです。


私的に一番目についたフルハムのフォワードのディマンシー・カラマ(セネガル)。


帰り際に5月のチケットがまだ売っていいたので、思わず買ってしまいました。

コメント (4)
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