その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

ロイヤルオペラ ヴェルディ Il trovatore

2009-04-19 01:52:19 | オペラ、バレエ (in 欧州)
 久しぶりにロイヤルオペラに行きました。ヴェルディの「Il trovatore」です。今週はかなり忙しかったので、予習ゼロ、あらすじさえもチェックできないまま、本番チャレンジです。

 筋書きはかなりハチャメチャな話なのですが、オペラそのものはヴェルディらしい美しいメロディと歌手たちの熱演、そして頻繁に変わる舞台がかみあって十分に楽しむことができました。

 歌手の中ではレオーナ役のSondra Radvanovskyの存在感が光りました。ものすごい声量とちょっとかすれたような感じの特徴のある歌声で、私は大好きです。まだ比較的若い人のようですが、堂々たる貫録で、私的には今日のMVPです。

 男性陣はManrico役 Roberto AlagnaとCount di Luna役のDmitri Hvorostovskyが両横綱です。Roberto Alagnaはパンフレットを見ると相当有名なテナーのようです。声量的にはこれはすごいという感じではありませんでしたが、甘く、深みのある声を聴かせてくれました。

 残念なのは自分自身の体調でした。今週は火曜日からの4日間でしたが、重要な仕事が多くかなり疲れ気味。せっかくの良い席だったのですが、時たまうとうとしてしまうし、どうも集中力がなく、心身ともにオペラにフル投入できません。やはりオペラは十分準備の上、週末に体調を整えて行くべきですね。ちょっと、もったいなかったなあ~。

レオーナ役のSondra Radvanovskyです。


Manrico役のRoberto Alagna


指揮はCarlo Rizzi





Il trovatore
Friday, April 17 7:30 PM

Credits
Composer Giuseppe Verdi
Director Elijah Moshinsky
Set Designs Dante Ferretti
Costume Designs Anne Tilby
Lighting Mike Gunning
Fight Arranger William Hobbs

Performers
Conductor Carlo Rizzi
Count di Luna Dmitri Hvorostovsky
Leonora Sondra Radvanovsky
Azucena Malgorzata Walewska
Manrico Roberto Alagna
Ferrando Mikhail Petrenko
Ines Monika-Evelin Lii
Ruiz Haoyin Xue
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする