今年のゴールデンウイークに封切られた『テルマエ・ロマエII』のプロモーションとしてTV放映された『テルマエ・ロマエ』を録画していたのだが、やっと見れた。
私のツボに見事にはまった馬鹿笑い映画だった。阿部寛が演じる古代ローマの浴場設計技師ルシウス・モデストゥスが現代日本にタイムスリップして、騒動を巻き起こす。風呂好き、古代ローマ好きの私にとって、こんな楽しいコメディ映画は久しぶり。
真面目一本槍の阿部寛のローマ人ぶりは滅茶苦茶様になっている。平たい顔族(日本人)のキャスティングは上戸彩をはじめとする平たい顔を集めたと思われるが、個性豊かで良い味出してる。ローマ人の視点で日本人や日本の銭湯を見ると、確かにこんな風に見えるのだろうな~と妙に納得させられるところもある。
所々で入るイタリアオペラのアリアもオペラ好きの私にはスィートスポット。「アイーダ」、「リゴレット」、「トスカ」、「蝶々夫人」、「トゥーランドット」などなどのアリアが映画音楽として盛り上げどころで使われ、これも場面に合っているんだか、合っていないんだか良く分からないけど、とにかく使いどころが笑える。
いやあ、久しぶりに腹抱えて笑った映画だった。