『コーチングとは愛すること』に続いて、生島氏が前ラグビー日本代表監督エディー・ジョーンズ氏について書いたノン・フィクション。ワールドカップ前と期間中のジャパンの動きについて、主に選手の視点で、ジョーンズ監督を描写する。
ワールドカップ3勝(それでも決勝トーナメントに進めなかった)という、ラグビー史に新たな歴史を刻んだエディ・ジャパン。その舞台裏を垣間見ることができ、「こんなことが起きていたのか・・・」と感嘆する。世界で勝つためには何をすべきか、プロの世界の厳しさが肌感覚で伝わってくる。そのプロセスは、タイトル通り「戦争」と言っても誇張ではないだろう。
エディ監督のリーダーシップは決して真似はできない。会社なら間違いなくパワハラで訴えられるだろう。歴史を変える・作るには、狂気が必要なのだ。間違いなくおすすめ。我が家では家族全員が読んだ。
【目次】
第1章 エディー・ジョーンズ
第2章 マインド・ゲーム
第3章 スーパーラグビー・クライシス
第4章 ボーダーライン
第5章 カウントダウン
第6章 ゲーム・デイ
第7章 ドリームズ・カム・トゥルー
第8章 ラスト・デイズ
第9章 オン・ザ・ウェイ・ホーム