期末仕事でこの数週間ボロボロでしたが、何とかいったんひと段落。下北沢演劇祭は終わってしまいましたが、やっぱり小劇場はいいなあということで、2月に続いてストレス発散に下北沢へ。本日のチョイスは、ローカルFM局で紹介されていた〈あひるなんちゃら〉という劇団による「ハルサメ」という演目です。
飼い亀〈ハルサメ〉を巡るコメディ。上演時間80分弱の中で、主人公の部屋で固定された状況の中で、いくつかのコントのような会話劇が織り込まれ笑いを誘います。ストーリー自体のリアリティは?なところはありますが、きっとこの劇はストーリーで引っ張るものではないので、あまりこだわらない方が良いでしょう。
その分、役者さんと脚本(会話)が重要となると思うのですが、主人公の園田裕樹さんと弟妹役の堀靖明さん、石澤美和さんの組み合わせにが、変な兄弟妹ぶりが発揮されていて楽しかった。それ以外の脇役陣も、夫々キャラが立っていて飽きさせません。上演時間目一杯楽しませてもらいました。
80分弱の上演でチケット2000円のお手頃価格も嬉しいです。100名程度の小劇場で役者さんの息遣いまでも感じながら観る演劇は、普段足を運ぶ大ホールでのクラシックコンサートやオペラとは全く違った面白さ、楽しさがありますね。
観劇後は、狭いけどレトロなジャズが流れるコーヒー屋さんで美味しいコーヒーをすすり、演目を振り返りました。いつ来ても、下北はいいなあ~。
<セットはこれだけ>
2019年3月16日 15:00
あひるなんちゃら <ハルサメ>
駅前劇場
作・演出:関村俊介
出演:
園田裕樹
石澤美和
上松コナン(暮らし)
澤唯(サマカト)
堀靖明
松木美路子
宮本奈津美(味わい堂々)
ワタナベミノリ(ECHOES)
根津茂尚(あひるなんちゃら)
野村梨々子(あひるなんちゃら)
<本日、井の頭線の下北沢駅がリニューアル・オープン>