せっかく勝田全国マラソンで水戸に前泊するので、土曜日の午後、周辺の那珂湊・大洗エリアを半日観光した。
まずのお目当ては、ローカル線のひたちなか海浜鉄道の乗車。勝田駅と阿字ヶ浦駅の間14kあまりを結ぶ、単線・単車の鉄道である。車窓からの田園風景や車内のローカルな雰囲気は、それだけで旅情を掻き立ててくれる。20分弱乗って那珂湊駅で下車し、ここで電動付自転車をレンタル。貸出係も兼ねる駅員さんとお話ししたら、駅員さんも翌日の勝田マラソンに出走するとのこと。「私は全然遅いんですけど、毎年、(非番の)社員で走っているんですよね〜」と、楽しみにしている様子。街を上げてのお祭りであることがわかる。
<駅表札がおしゃれ>
<坂東平野を走ります>
<那珂湊駅到着>
<那珂湊駅の駅表示も面白い。猫がいる>
電動付自転車を乗って、まずは那珂湊おさかな市場へ。「隣接する那珂湊港で水揚げされたばかりの魚介類が並ぶ、関東有数の観光市場」との触れ込みどおり、活気ある観光市場でぶらぶらするだけで十分楽しい。車で日帰りなら、その場でクーラーボックスに入れて持って帰りたくなるような魚がゴロゴロしてる。その場で殻を割ってもらって食べる生ガキもあって涎が出たのだが、翌日のレースに備え大事を取って我慢した。昼食を市場内にあるお寿司さんで食す。地場魚を中心にした海鮮丼は、特にサプライズはないものの観光気分を盛り上げてくれた。
<レンタサイクルです>
<那珂湊おさかな市場 観光客で賑わってましたが、地元の人もいた感じです>
<魚好きの私にはたまらない。涎が出ます>
<牡蠣食いたいなあ~>
<地魚丼 これは普通でした>
食事後は大洗エリアへ移動。電動自転車なので、那珂湊と大洗を結ぶ海門橋の上りもらくらくだ。
大洗でまず足を運んだのは松林の中に佇む「幕末と明治の博物館」なるところ。「幕末の志士であり、のちに宮内大臣になった田中光顕伯爵によって昭和4年に創立され、80年以上の歴史」(ホームページより)を持つ。明治天皇をはじめ皇族縁の品や、志士や先人の書や絵、明治・大正・昭和の教育資料や玩具が展示してあり、興味深い。天皇へのリスペクトは勤皇思想の水戸だけのことはある。
<海門橋の上から鹿島灘を臨む>
<田中光顕伯爵の銅像>
<明治天皇の等身大の銅像>
<博物館内部>
(つづく)
2020年1月25日