6月に数年ぶりにFC東京の応援に味スタに行ったのが、眠っていたサッカー生観戦の楽しさを呼び覚ましてくれた。今回は多摩川クラシコと愛称が付く、多摩川を挟んだ対決である、川崎フロンターレとの対戦。
パリオリンピックでの女子マラソンで鈴木優花選手の力走を見終わってからのスタジアム行きだったので、到着はキックオフ15分前。多摩川クラシコとあって、試合前の盛り上げも普段以上で花火が上がったりで、ほぼ満員の味スタの盛り上がりはパリオリンピックに匹敵するほどでは無いかと思われた。
(試合前の盛り上げ 1階指定席に間違って座っていたため、2階席に移動)
ただ、ゲームは超しょぼいもの。前半19分に2点目を取られるまでは、チャンスもあって積極的な姿勢が見れたが、0-2になってからは、逆にチャンスらしいチャンスも無く、イライラの展開が続く。後半も、数少ない好機はものにできず、30分にあっさり3点目を入れられ、絶望。ラスト10分はそれなりに意地の攻撃はあったが、結局無得点のまま、0-3で終了となった。
見ていて、順位は下の川崎に良いようにペースを握られ、川崎の大人のサッカーと時々暴れるがちぐはぐな攻守の若い東京の差が現れた印象の試合だった。いくら超が付くほどの蒸し暑いスタジアムだったが、ホームでこのやられっ放しのゲームありかよ。ともう怒りとも諦めともつかないがっかり感満載のゲーム感で合った。
まあ、今の私はファンとは呼べないなんちゃって応援なので「まし」だが、チームを応援し続けると言いうことは、常勝チームでない限り、こういう試合にいくつも立ち会わなければいけないということで、ファン道の厳しさを察する。
ただ純粋にスポーツを楽しむという点でも現場観戦は面白い。特にサッカーは全体の動きが見渡せるので、戦術的な動きやフォーメーションの変化が手に取るようにわかる。さて、次はいつにしようか。
(2024年8月11日)