その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

とってもいい雰囲気: 柳昇一門会2024「春風亭小柳枝トリビュートの会」@北とぴあ

2024-11-19 08:08:38 | 落語

友人にお誘いいただき、柳昇一門会に行ってきました。2日間のイベントですが、私らが出かけた2日目は、「小柳枝トリビュート」がテーマ。入門レベルの私は、柳昇師匠も小柳枝師匠も実演に接するには時すでに遅しですが、今は亡き師匠や兄弟子への想いが一杯に詰まった、アットホームなとっても良い雰囲気の落語会でした。

演目は小柳枝師匠が好んで演じた古典ばかり。どこかで聞いたことのある噺で一杯でしたので、リラックスして楽しみました。仲入り後の、小柳枝師匠の思い出を語る座談会も、私は知らない師匠の人間像が想像できます。

演目では前半最後の鯉昇師匠の「二番煎じ」は、先日の独演会で聴いたばかりですが、相変わらずの食べる様が最高。そして、主任の柳之介師匠は人情噺の傑作「芝浜」。柳之助師匠は今春の浅草演芸ホール以来ですが、直球ど真ん中の速球を投げおろす正統派の風格を感じる芸は流石です。物語の世界にぐいっと引き込まれました。

一門会、とっても良いです。


<主任の柳之助さん終演後、一門集合>


<昔昔亭A太郎師匠は「写真撮ってください」とのこと>

 

柳昇一門会2024「春風亭小柳枝トリビュートの会」
開催日2024年11月8日金曜日
開演時間18:45
会場北とぴあ 3階 つつじホール

【御案内】瀧川鯉朝
瀧川鯉三郎「権助魚」
昔昔亭A太郎「堀の内」
昔昔亭桃之助「時そば」
春風亭傅枝「粗忽長屋」
瀧川鯉昇「二番煎じ」
仲入り
トークコーナー「俺たちが知ってる小柳枝の横顔」
(瀧川鯉昇/春風亭笑好/春風亭愛橋/柳亭芝楽/瀧川鯉橋/春風亭柳雀/春風亭昇也/春風亭昇市)
春風亭昇吾「狸札」
春風亭昇乃進「雑排」
春風亭柳好「野ざらし」
春風亭柳之助「芝浜」


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