公園のリストラオヤジ

　朝のウォーキング途中でいつも煙草を一服する小さな公園がある。
　公園といっても、小さなグラウンドに併設された極小の空き地みたいな公園で、とりあえずといった感じにベンチが2脚設置されている。

　そのベンチに腰掛けて一服するのだが、今日は妙な気分に襲われた。
　誰もいない小さな公園で朝っぱらからいい歳のオッサンが煙草を吸っている図は、背広こそ着ていないが、まるでリストラされて、それを妻に内緒で、出勤のふりをして家を出て、公園で時間を潰している失業者のようだ。
　他人が見るとたぶん、いや、確実にそう見えるだろう。

　今までそんなことは思いもしなかったが、半分以上は当てはまっているので、いざ気になると、ケツの座りが悪くなる。
　


*本日の1桁ナンバープレート
　･･･7、･･･8、･･･5、･･･3、･･･6、･･･2、･･･9、･･･1

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