全国一斉コロナ休校

　新型コロナウイルス対策の目玉で政府が打ち出した一斉休校。
　賛否渦巻くが、いずれにしても遅きに失した、あるいは的外れの感は否めない。

　共働きの親や現場の教員は、年度末近くの突然のお達しに大混乱だ。
　当事者の子供にとっては嬉しいサプライズ休暇だ。
　当然終日家に引きこもっているはずもない。
　これ幸いとばかりに羽を伸ばすことだろう。

　スポーツや公営ギャンブルも無観客での開催を発表している。
　選抜高校野球は観客の応援あってのセンバツなので、開催自体が危ぶまれているようだ。

　ともあれ、私を含め多くの国民はまだ他人事と楽観だ。
　芸能人やスポーツ選手など有名人、または近しい知人が感染して初めてその怖さを実感するのだろう。

　政府の発表だと、コロナの拡散はここ1、2週間が正念場らしいので、休校や無観客の効果は来月中にも検証されるだろう。
　しかし、たぶんよほどのことがない限り、効果がなかったという結論にはならないだろう。
　もしかしたら、安倍首相の大英断と祭り上げられるかもしれない。
　
　
　

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