昭和の常識は令和の非常識

　昭和の常識は令和の非常識とは、最近よく言われることだ。
　昭和では普通だったことが、令和になって、少なからず覆されているのは、衆目の一致するところだよね。
　
　食事に関しても、1日3食が一般的だったけど、もちろん今でもそれが普通かもしれないけど、幼児から老人まで、1日3食というのもおかしな話だよね。

　食べ盛りの若者なら、3食は普通かもしれないけど、私のような高齢者は3食では多すぎるんだよね。
　腹も減らないのに、漫然と食事をすること自体、なんか変だよね。

　医者の中でも、1日3食派と2食派に意見は分かれているみたい。
　極端な例では、定期的な断食を奨める医者もいるよね。

　2食派の代表的なものが、朝食抜きで、たまに夕食抜きというのも見かける。
　夜は食べないほうがいいという理屈だ。

　一番いいのは、空腹を感じたら食べる、それも腹八分目だ。
　でも、仕事や学業の都合で、1日3食が定着している現代では、それは無理な話だよね。
　
　私は在職中から朝食抜きで過ごしてるけど、なんら変調を来たすこともないし、一応、歳相応の健康を維持している。
　本当に1日3食が自分に合っているのか、検証してみるのも、脱常識のひとつかもしれないね。
　

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　読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

先のことは考えない

　私の引きこもり生活の知恵は、極力、先のことは考えない、予定を入れないことだ。

　老後の将来など、考えただけで憂鬱になるので、明日より先のことは、あれこれ考えないようにしている。
　まあ、明日のことといっても、ブランチはどこで何を食べるか、コンビニで何を買うかくらいだけどね。
　
　予定も、入れると、強迫神経症なのか、それが日々気になってしまうんだよね。
　在職中は、予定表の1ヵ月先くらいまで埋まっていた。
　週初めには、その週の予定を確認したり、変更したりで、そこそこ時間を費やしたものさ。

　予定には、いい予定もあるけど、気が重くなる予定もある。
　気が重くなる予定は、毎日、それを思うと憂鬱になったりするんだよね。

　定年退職して、引きこもり生活の今は、先のことを考えることもないし、予定もほとんど入れないようにしている。
　要は、今日を平穏に生きるためなんだよね。

　先のことについて、あれこれ悩むということは、先のことのために、今日という日を犠牲にするということだ。
　あるかどうかもわからない先のことより、実際にある、今現在のほうがよっぽど大事だよね。

　過去には戻れないし、未来には期待できない高齢者は、今日を大切に生きることだね。
　明日は明日の風まかせでいいのだ。
　

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