★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

ピンク・フロイドとすきやきふりかけ

2024年04月27日 13時06分59秒 | 徒然(つれづれ)
 洋楽を聴くようになったのは、中学3年の頃からだ。
 それまでは加山雄三やグループサウンズを好んで聴いていた。

 洋楽に目が向いたのは、グループサウンズの裏話などで語られる海外のバンドの話や、音楽雑誌やテレビの音楽番組の影響だ。
 ウッドストック・フェスティバルが開催されたのもその頃で、そのことも洋楽を聴くようになった要因なんだよね。

 それらの情報を総合すると、洋楽、いわゆるロックの中心はビートルズということになる。
 ビートルズを物差しとして、ロックンロール、ハードロック、ポップス全般を聴くようになった。

 高校に入ると、ギター雑誌の洋楽レビューや、深夜放送のヒットチャート情報をもとに、いっぱしの田舎の洋楽物知り博士になったんだよね。

 ロックにもいろんなジャンルがある。
 王道はハードロックだけど、ブルースロック、フォークロック、グラムロック、ブラスロック、ラテンロックなど多岐にわたる。

 ひと通りどれも聴いたけど、ピンク・フロイドやキング・クリムゾンに代表される、プログレッシブ・ロックだけは性に合わなかったね。
 その理由は、ほかのジャンルと違い、前衛的、実験的、技巧的で難解すぎたんだよね。

 インストがメインの長尺の楽曲が、バンドの自己満足に感じられたのだ。
 どちらかというと、ステージで演奏するより、前衛映画のサントラに使用したほうがお似合いのような気がした。

 ピンク・フロイドの『原子心母』のジャケットで、すきやきふりかけのパッケージを思い浮かべた同世代は多いと思う。
 しかし、その内容は、すきやきふりかけの、のどかなお気楽感とは、かけ離れていた。
 その乖離感や孤高感が、プログレに対する拒否反応に繋がったのかもしれないね。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだよね。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もするしね。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

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