ブログの質の低下

　私にとってのブログの最大の利点は、備忘録としての役目だ。
　ブログに書いていなかったら、当然、忘れているようなことも、あとになって読み返せるし、当時の記憶も甦る。

　ほとんどの記事は、書いた時のことを思い出せるんだよね。
　ああ、あの時こんなことがあったんだ、こんな思いだったんだ、と読み返すたびに、我が文章ながら、ついつい没頭してしまう。

　それは単に、懐かしさだけでなく、今と比べて、ネタの面白さ、文章表現の上手さが優っているからだ。

　今の文章は、ネタの凡庸さや、比喩や引用などの、表現の物足りなさが否めない。
　文章のテンポは悪いし、形容や比喩もありきたり、洒落やジョークのキレも悪い。
　
　そもそもネタが浮かばないし、浮かんでも思うように広がらないんだよね。
　面白いことが浮かんでも、瞬間記憶の定着の悪さか、書いている端から忘れてしまう。
　
　その原因は明らかに老化によるものだ。
　でも、いろいろ書くことが老化防止にもなる気がして、やめられないのが現状なんだよね。

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだよね。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もするしね。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。　そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★　拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
　読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。