★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

秋深し

2019年10月16日 19時56分51秒 | 徒然(つれづれ)
 最近ちょくちょく夜中に尿意で目が覚める。
 老化現象かと一瞬思ったが、よくよく考えると、夏用のペラペラの掛布団が原因のようだ。
 タオルケットをちょっとだけ厚くした掛布団なので、最近の夜中の冷え込みに対処できていないのだ。

 寝始めはちょうどいい感じだが、最低気温まで下がる夜中は肌寒くなってしまう。
 一応、区切りが大切なので、今月末までは我慢して今の掛布団でいこうと思っている。
 
 話は戻るが、真夜中に目が覚め、寝ぼけまなこでトイレに行って、便座に座るとその冷たさに思わず腰が浮く。
 電気代節約のため、暖房便座に切り替えるのはまだ先との家内のお達しだ。
 尿意のわりには放尿に勢いがない。これこそ老化現象に違いない。

 座り小便も情けないが、チョロチョロ放尿も困ったものだ。
 便座の冷たさに晩秋の寂寥を感じ、放尿の勢いのなさに、人生の晩秋のやるせなさを感じる今日この頃だ。

 ここで一句。

 真夜中の

 便座冷たし

 秋深し
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燃えよ唐辛子

2019年10月16日 16時28分48秒 | 徒然(つれづれ)
 ローソンのおつまみの棚を眺めていたら、異様なパッケージが目に留まった。
 その名も「真・燃えよ唐辛子」。
 アサヒグループ食品の製品だ。
 カラムーチョみたいな辛味スナックかと手に取ってみると、そのものズバリ、唐辛子を輪切りにして衣をつけて揚げたものだった。

 一応スナック菓子と銘打っているものの、菓子の要素はどこにもない。
 キャッチコピーも、炎上、燃えて恋せよ唐辛子、と攻めに攻めている。
 袋の前面には、お子様や辛味に弱い方はご注意、粉がついた手で目や鼻に触れないで、の注意事項が。
 1袋14gで税込149円だったので、これは買わねばなるまいと1袋だけ試しに買った次第。

 家に帰って早速食してみると、なるほど唐辛子だが、肝心の種を取り除き皮だけなので、キャッチコピーほど強烈な辛さではない。
 ビーフやポーク、オニオンなど各種エキス配合なので、旨味のほうが際立っている。

 しかし他の辛味スナックよりは当然辛い。
 唐辛子が添え物ではなく、主役という、その着眼点と潔さに拍手だ。



 *本日のキリ番ナンバープレート
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砂時計は上を見るか下を見るか

2019年10月15日 15時02分56秒 | 徒然(つれづれ)
 午前中にウォーキングを終えると、書斎で就寝まで大したこともせずに過ごすのが、引きこもり年金生活の日課だ。
 傍から見ると、暇で何もやることがなかったら、時間の流れが遅く感じられると思われがちだが、あにはからんや、私の場合そうやっていると時間の流れは思わぬほど早い。

 この歳になると、残り少ない時間を無駄に浪費することの愚かしさを、常々まわりに指摘されるものだが、果たしてそうなのだろうか。

 そう言う輩は、砂時計の上の部分しか見ていないのだ。
 残り少なくなった砂が残存人生だ。
 それがサラサラと流れ落ちていく。
 その様子に焦りや苛立ち、後悔を感じるのだろう。
 
 私は砂時計の下の部分しか見ないようにしている。
 残された人生の時間などわかるはずもない。
 逆に過ごしてきた人生の時間は、砂時計の下の部分のように記憶の中に堆積している。

 その時間の堆積の層は、今まで生きてきた人生のいろんな出来事を反映した色に染められている。
 暇で何もしない時間は、無色透明の汚れのない時間だ。
 何もせずに、ただサラサラと流れる透明な時間を眺めることほど贅沢なことはない。
 
 時間の浪費と思うか、それを贅沢と思うかは人それぞれの価値観、人生観だ。
 
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葬儀社のハロウィン

2019年10月15日 11時50分41秒 | 徒然(つれづれ)
 ここ数年でバレンタイン並みに定着した感があるハロウィン。
 都会では秋祭りを凌ぐ人気の行事だ。
 1970年代にキディランドが火付け役となり、その後、90年代に東京ディズニーランド、2000年代にユニバーサル・スタジオ・ジャパンが追随し、今では全国の商店街にも波及した。

 毎年この時期になると、街の至る所でカボチャのランタンが散見されるようになった。
 今日もウォーキングの途中でハロウィンの飾り付けを目にした。
 それが驚くなかれ、葬儀社の店頭だ。
 もともと悪霊祓いの意味合いもあり、魔女やお化けのキャラクターがメインとなるイベントだが、それを葬儀社がやるとなると、別の意味で違和感テンコ盛りだ。

 悪霊祓いと死者の霊の弔いは未開発国では渾然一体かもしれないが、日本では相容れない気がする。
 その葬儀社では、葬儀の横で、ハロウィンパレードをするのだろうか。
 それができたらまた別の意味で大したものだ。


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ロバのパン屋

2019年10月14日 14時36分13秒 | 徒然(つれづれ)
 ローソンのパンの棚に蒸しパンがあったので、懐かしさからつい買ってみた。
 食べてみると味はほとんど昔のロバのパン屋の蒸しパンそのままだった。

 昭和30年代の子供の頃、私の村にもロバのパン屋がよく来ていた。
 当時のロバのパン屋は、アイスキャンデー売り、紙芝居屋とともに三大移動販売のひとつだった。

 自転車移動の他のふたつとは違い、ロバや馬に引かせた馬車で、テーマソングを流しながら移動するロバのパン屋は、田舎の子供たちには都会のハイカラなイメージを与えた。
 聴きなれたメロディが流れてくると、親に十円玉を何枚かもらい、蒸しパンを買ったものだ。

 そんなロバのパン屋も、アイスキャンデー売りも、紙芝居屋も、どこから来てどこへ帰っていくのかずっと謎のままだった。
 そして高度成長の始まりとともに、それらはひっそりと消えていった。
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満腹と旨さ

2019年10月13日 12時40分43秒 | 徒然(つれづれ)
 今日から朝のウォーキングはTシャツの上に長袖シャツ着用。
 台風一過で本格的な秋の気候だ。
 
 王将で味噌ラーメンと餃子のブランチ。
 食べ始めから食べ半ばまでは旨い。
 しかし食べ終わる頃には、そこそこの満腹感とともに旨さが感じられなくなるのはどうしてだろう。

 王将に限らず、どんな旨い料理でも満腹まで食べると、必ず飽きてくるものだ。
 極端なものになると、もう当分食べたくなくなる。

 満腹と旨さは両立しないものだ。
 旨いものを食べる時には空腹で、腹八分目がよい。


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【競馬】第24回秋華賞予想

2019年10月13日 12時18分10秒 | 競馬
 秋のGⅠシリーズも秋華賞から本格化だ。
 今年は昨年のアーモンドアイのような絶対的存在もなく、その上、桜花賞馬、オークス馬不在で、各馬一長一短の混戦が予想されそうだ。
 過去10年のデータから、軸は1~3番人気、ローズステークス、紫苑ステークス上位馬、4、7枠、関西馬、差し馬が浮かび上がる。

 オッズでは①ダノンファンタジーが1番人気、⑧カレンブーケドール、⑰エスポワールが続く。
 昨日の前売りオッズでは、長い時間⑥ローズテソーロが1番人気になっていたが、関係者の大口買いの影響だろう。

 台風の名残りの重馬場が予想されるので、極端な後ろからでは届かない。
 有力馬は前目の競馬だろう。
 ということは潰し合い必至で、穴馬の台頭も十分考えられる。

 展開は②メイショウショウブの取り消しで、⑮コントラチェックの単騎楽逃げが可能だが、逃げ切りのイメージは湧かない。
 それをマークしながら続く人気上位馬が、直線半ばでコントラを交わしにかかり、3、4頭ほどの合わせ馬に。
 それを直後に控えていた差し馬が急襲というイメージだ。
 ゴール前は4、5頭の混戦だろう。

 ここは穴馬を1着に並べ、人気馬を2、3着に固定して高配当狙いだ。

<結論>
 三連単フォーメーション30点
  1着③ブランノワール⑦ビーチサンバ⑪フェアリーポルカ⑭シゲルピンクダイヤ⑯パッシングスルー
  2着①ダノンファンタジー⑤クロノジェネシス⑧カレンブーケドール
  3着①ダノンファンタジー⑤クロノジェネシス⑧カレンブーケドール

 
 

 

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松屋の期間限定メニュー

2019年10月11日 11時21分20秒 | 徒然(つれづれ)
 牛丼御三家の吉野家、松屋、すき家で、今一番攻めているのが松屋だ。
 その攻めの手段は期間限定メニューだ。
 各社とも期間限定カテゴリーはあるが、吉野家は季節限定と期間が間延びしているし、すき家は牛丼のバリエーション限定だ。

 それに対して松屋は定食の期間限定メニューが多様だ。
 今日も1週間限定のお肉1.5倍豚肩ロース生姜焼定食(660円)を食べてきた。
 1週間の短い期間限定ということは、採算度外視の集客メニューということで間違いないだろう。

 通常でもボリュームたっぷりなのに、さらに肉増し、そのうえサラダの量もアップしていた。
 食べても食べても豚肉がなくならない。
 まさに至福の定食だ。

 このメニューのあとは、来週からお肉たっぷり牛鍋膳とお肉どっさり肉増し牛鍋膳が控えている。


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TGファッション

2019年10月10日 22時38分57秒 | 徒然(つれづれ)
 私の一番のお気に入りの服装は、TGファッション、すなわちTシャツにGジャンだ。
 Tシャツは数あるが、Gジャンは3着と少ない。
 なぜかというと、実用本位でお洒落なGジャンが少ないからだ。
 ブカブカタイプ、あるいはダメージ系のGジャンは、モデル系が着ればそれなりに着崩れ感が出せるが、一般人が着るとダサさ丸出しになってしまう。

 カッコいいのは着丈が短く、袖がジップアップのライダースジャケットタイプだ。
 スリムでスタイリッシュに見えるし、ボトムはなんでも合わせられる。

 そんなTGファッションだが、着られる期間が短いのが難点だ。
 夏は暑すぎるし、冬は寒すぎる。
 着られる期間は5月の半ばから6月の半ばまでと、10月の半ばから11月の半ばまで、要は年に2ヵ月ほどの期間だ。

 秋のその期間がもうすぐやってくる。
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ハンバーガー奢ってくれよ、ポパイ !

2019年10月09日 12時43分55秒 | 徒然(つれづれ)
 この1週間ほど朝のウォーキングをサボりがちだ。
 今朝もマクドで宝島の読書。
 確実に老化と体力低下が進んでいるに違いない。
 明日から気を引き締めて行こう。
 
 ここで、マクドのハンバーガーについてチョイと考察を。
 私が初めてハンバーガーなるものを知ったのは、子供の頃のテレビで「ポパイ」のウインピーが食べていたのを見た時だ。
 ウインピーがいつも旨そうに食べているハンバーガーは、当時の田舎町でお目にかかることはなかった。

 中学生の頃やっと田舎町のパン屋でもハンバーガーと銘打ったサンドが売り出されたが、私がイメージしていたウインピーのハンバーガーとは形は同じでも味は全然違った。
 要はニセモノ、マネモノの味しかしなかった。

 本物のハンバーガーと対面したのは大学に入った京都で、新京極のマクドナルドで食べた時だ。
 店内はアメリカナイズされた内装で、流れているBGMも当時のアメリカンポップスだった。
 初めて食べたマクドのハンバーガーの味は、まさに私が思い描いていたとおりのウインピーのハンバーガーの味だった。
 それ以降、河原町に出た時には必ずマクドでハンバーガーを食べていた。

 私にとってマクドのハンバーガーは、王将の餃子と並ぶ、青春の味のカルチャーショックだった。
 もし大学を手近な九州の大学にして、就職も近場にしていたら、マクドのハンバーガーとの出会いは30年以上遅くなっていたはずだ。

 そんなマクドも、そして王将も人生の一時期、疎遠になっていた。
 それは結婚して子供が生まれ、仕事が忙しくなった30代後半から40代後半の時期だ。
 仕事や生活に疲弊して、そのほかのことが面倒になり、飲酒が心の癒しになっていた時期だ。
 この時期は音楽や文学を初め、流行や趣味的なものに深く関わることがなくなっていた、いわば失われた時間だ。

 それが50も目前になるとサラリーマン人生の先も確実になり、仕事に対する意欲も完全になくなってしまい、興味のあること、懐古的なことに心は傾いた。
 その頃からマクドのハンバーガーにまた戻ってきたのだ。
 美味しいから食べるのではなく、懐かしいから食べるのだ。
 
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1970年代の夢の名残り

2019年10月07日 11時42分29秒 | 徒然(つれづれ)
 朝のマクドの閑散に身を委ね、例によってタイムマシン宝島号に搭乗し、70年代の追憶に浸る。
 あの頃京都で大学生活を送っていた私は、新京極のマクドナルドで、60年代の追憶に浸っていた。
 その甘く切ない懐旧の想いは今と何ら変わることがない。

 宝島1975年11月号は「全都市カタログ」という特集を組み、120ページにわたり、サブカルのフィルターを通した、読むべき書籍をピックアップしている。
 紹介されている書籍で、現在残っているものがどれくらいあるだろう。

 当時は先端だったものが、今や時代遅れ、ピント外れになってしまったものが少なくない。
 ドロップアウトなどという言葉は耳にしなくなって久しい。
 ラブ&ピースなどもはや化石と化している。

 時代は当然マジョリティが望む方向へと変遷していくものだが、その方向がよかったのか、そうでなかったかの検証はなかなか難しい。
 しかし言えることは、その時代を生きていくしかない、ということだ。
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ヘビーブランチとクイズ

2019年10月06日 13時29分34秒 | 徒然(つれづれ)
 やっと秋らしい気候になり、朝のウォーキングの発汗量も気にならなくなった。
 食欲の秋にちなみ、空腹を満たすためご飯、味噌汁お代わり自由の松のやでブランチ。
 
 得朝ロースかつ定食400円也とサービス券でコロッケを注文。
 ご飯は2度お代わり、味噌汁はわかめてんこ盛りで1度お代わり。
 コスパは最高だ。

 吉野家やすき家、松屋もそうだが、ランチタイム前の朝の時間帯だと、カウンター席ではなくテーブル席をゆったりと利用できるので、朝のファーストフード店はお勧めだ。

 松のやを出て歩いていると、眼鏡屋だったか服屋だったか見落としたが、店頭の貼り紙にクイズが書かれていた。
「上半分がオモチャで、下半分がロープの野菜はなんでしょう?」
 というクイズだ。

 道々考えたが、正解をひねり出すことができなかった。
 今でもそうだ。
 何だろう。
 あなたはわかるだろうか。


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キャッシュレス

2019年10月04日 13時07分18秒 | 徒然(つれづれ)
 消費税10%への移行を機に、各社の○○Payに代表されるキャッシュレス化推進の勢いが顕著だ。
 ポイント還元や実質値引きの価格設定など、各社の顧客囲い込みのための方策が目白押しだ。
 将来の手数料収入のため、今は少々の赤字覚悟の捨て身の戦略だ。

 現金派の私でさえ、家内の要請でローソンはクレジット決済だ。
 日々のブランチで利用するファーストフード店では、ポイントや店独自のスタンプを貯めて、値引きや割引券ゲットに利用している。
 セカンドバッグの中にはJCBカード、ポンタカード、dポイントカード、王将スタンプカードと割引券、松屋定期券、松のやサービス券がある。

 このキャッシュレス化の波は、来年の東京オリンピックでさらに高まることだろう。
 また、その形態もカードからスマホへと移行しつつあり、若者の間ではそれがトレンドになっているようだ。

 今後の各社のターゲットは我々中高年へとシフトするはずだ。
 しかし未だキャッシュレスに関する納得できる説明はなされていないのが現状だ。
 現金信仰が根強い世代に対する、キャッシュレス化促進には、危険、不安、煩雑、複雑という誤解の払拭が大前提だ。

 誰か上手い説明で、私の不安を一掃して、キャッシュレスのメリットを納得させてくれ。



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マクドの文学的表現

2019年10月03日 21時30分56秒 | 徒然(つれづれ)
 そのマクドナルドは、まわりを畑や空き地に囲まれた中にぽつねんと建っている。
 あたかも荒涼としたロードサイドのバグダッド・カフェを彷彿とさせる。

 今にも降り出しそうに厚く垂れ込めた雲の下、私は頬に生暖かい夏の名残りの風を受けながら、細い道をマクドへ向かう。
 その道は正面入り口ではなく、小さなドアの狭い裏口へと続いている。
 裏口といえど、従業員専用ではなく、歴とした顧客用の入口だ。

 ドアを開けて中へ入ると、朝の7時半ということもあり、閑散とした店内には若いカップルがいるだけだった。
 男のスーツや緩んだネクタイ、女のほつれ髪から想像するに、たぶん近くのラブホテルからの朝帰りで、社内恋愛の出社前の気怠いひと時という風情だ。
 あとのテーブルや椅子は、整然と人待ち顔で佇んでいた。
 
 私はカウンターで、ポイントカードを差し出し、ソーセージマフィンとアイスコーヒーのSサイズを注文する。
 なんとも貧相な朝食だが、まわりの目を気にするほどの矜持も持ち合わせていない。
 ポケットの小銭の中から手探りで百円硬貨2枚を選び出し、精算トレーに載せる。

 マフィンとコーヒーを受け取ると、カップルから遠い隅のテーブルに腰を下ろす。
 天井のスピーカーからは、タイトルは知らないが、聴いたことのあるJポップの曲が流れている。
 甘い声の女性歌手がテンポよく歌っている。

 アイスコーヒーのカップのフタを取り、シロップとフレッシュを入れ、ストローで軽くステアする。
 フタを戻し差し込み口にストローを差し込む。

 ひと口飲んでから、傍らのソーセージマフィンの包装を解く。
 ハンバーガーのバンズより固めで弾力のあるマフィンと、豚肉のパティ、スライスチーズの三位一体感が私の好みだ。

 ひと口頬張ると、朝の香ばしさが鼻腔をくすぐる。
 そのマフィンの弾力性ゆえに、咀嚼回数はハンバーガーより多く必要だ。
 そして噛むほどにそこはかとない滋味が広がり、それがパティ、チーズと渾然一体となり、得も言われぬ風味を醸し出す。
 
 起床時の空腹と相まって、そんなチープな朝食がことのほか旨く感じる。
 それをアイスコーヒーでゆっくりと胃の腑へと流し込む。
 日中の鬱とした心持ちを束の間忘れさせてくれる、そんな朝のひと時が、私にとってのささやかな至福の時間だ。

 
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運がいいとか悪いとか

2019年10月03日 10時38分43秒 | 徒然(つれづれ)
 ウォーキング途中で、またしても通り雨に遭遇。
 折りたたみ傘が活躍。
 しかし考えてみると、9ヵ月ほどウォーキングを続けて、途中で雨に遭ったのはたったの3回だ。

 私の運がいいのか、統計的に午前中の雨が少ないのか、どっちなんだろう。
 たぶん前者と思うことにする。

 何事もプラス思考だ。
 競馬が秋のGⅠシリーズに突入しているので、ここは運気を上げていきたい。

 先日テレビで宝くじナンバーズ4の必勝法を伝授していた。
 それによると

  1.4つのナンバーのうち2つの合計が9になる組み合わせ(18や27、54など)
  2.4つのナンバーのうち2つが連続した数字の組み合わせ(23や45、78など)
  3.前回の当選番号のうちの1つを入れた組み合わせ(前回5732だったらそのうちの1つ)

 私のキリ番ナンバープレート理論だと、出やすい数字は5、8、9、出にくい数字は3、4だ。
 
 当たるも八卦、当たらぬも八卦で買ってみてはいかが。



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