ホリスティックライフ in 世田谷

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青木厚『「空腹」こそ最強のクスリ』

2021-04-07 17:38:42 | 最近読んだ本
青木厚『「空腹」こそ最強のクスリ』(アスコム)

著者が推奨するのは、
2016年にノーベル生理学・医学書を受賞した「オートファジー」研究をもとにした食事法で、
最後に食べてから16時間ものを食べない時間(空腹の時間)を作るというもの。
オートファジーとは、「古くなった細胞が新しく生まれ変わる」体の仕組みのこと。

1日3回食べることで知らず知らずのうちに食べ過ぎとなり、
さまざまな体の不調を招くことになる。
内臓の疲れ、肥満、糖尿病や高脂血症といった疾患、糖質の取り過ぎ。
糖質が血糖値を急上昇させる。
ものを食べない時間(空腹の時間)を作ると、
内臓をしっかりと休ませることができる。
ものを食べてから10時間ほど経つと、肝臓に蓄えられた糖がなくなって、
脂肪が分解されてエネルギーとして使われるようになり、
16時間を超えると体に備わっている「オートファジー」が働くようになる。
つまり、細胞が新しく作り替えられる。

実践すれば、内臓の疲れがとれて機能が高まり、免疫力もアップする。
体のリセット効果もあり、空腹は最高のクスリ。

空腹の時間以外は何を食べてもいいとしていて、
空腹の時間中であっても、
お腹が空いたらナッツを食べてもいい。

週1回だけでも効果は得られる。
医師である著者自身が40歳の時に舌がんにかかり、
その後、この食事法を取り入れた。
多数の患者も見ていて、自身も経験しているので説得力がある。
無理なく、ストレスなく病気を遠ざける方法として考え出した。

畑仕事など肉体労働をしていないような会社員は、ただでさえ食べ過ぎ傾向。
習慣や惰性を捨て、体の声を聞くことが真の健康への第一歩。
本来、食事というものは健康を維持するために
体に必要な栄養分を必要なだけ取り込むこと。
それが、習慣や惰性でなんとなく食べてしまう。

食べ続けると内臓が十分に休むことができない。
休む暇もなく消化し続ける。
消化できなかったものが腸内に残り、それが腐敗して有害物質となり、
腸内環境が悪化する。
腸には体内に侵入しようとするウイルスなどを排除するという免疫機能も備わっている。

ものを食べてから16時間しないとオートファジーは活発化しない。
細胞が飢餓状態になった時に活発化する。

無理なく食べない16時間を作る。
例えば、睡眠時間8時間の前後に数時間ずつ食べない時間を作る。
午後8時に食べて、12時に寝る。午前8時に起きて、昼まで食べない。これだけのこと。
最低週1回、無理せず、長く続けること。
週末は実行しやすい。例えば、日曜日遅めに起きる。
ものを食べない時間を24時間にすると効果は高まる。

筋トレも併せてやる。階段の上り下り程度でも。
糖尿病には、糖質制限より、空腹の時間を増やすほうがいいと提唱。

ものを16時間食べない食事法が、がん、高血圧症、糖尿病、認知症、アレルギーを遠ざける。

という内容です。かなり長くなりましたが。
説得力がありますね。
16時間ものを食べないということは、ごく普通に実行しているし
(平日は朝食を取らないので、ちょうど16時間空いています)、
座禅断食を何度か経験していることもあり、
腸内環境はかなり整っていると思っています。

東京ではコロナ感染確認555人、大阪では過去最多の878人と
感染拡大が止まりません。
腸内環境を整えることをもっと重要視するよう
メディアで訴えればいいのに。そこ重要なんですよ。

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