虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

美味しんぼ問題

2014-05-26 08:54:23 | 社会
やっと沈静化したようですが、「美味しんぼ問題」は各所に波紋を広げました。

双方それぞれ言い分はあるでしょうが、どちらの主張もわかります。
ゆえに問題が複雑化しているのも事実です。

個人的な見解でいえば、政府がホントのことを言っているのかどうかが信じられません。
あれだけの事故があって、問題がないわけありません。
チェルノブイリ原発事故の例を見ても、明らかではないでしょうか?

被災地の復興が遅れているのも、穿った見方をすれば、どうにも復興のしようがないからではないか?とも勘ぐってしまいます。

昨年9月、東京オリンピック招致の最終プレゼンの時に、安倍首相が「安全宣言」を出しました。
しかし、その一方で「まったく安全でない。間違いなく危険な状態」とのコメントも相次いで出てきます。
一部マスコミも危機感を前面に出した報道をしています。

鼻血が出るとか出ないとかの議論の前に「福島県ならびに周辺地域の状況はどうなのか?」といった真の情報を出してほしいものです。
そして、今後も地域住民が安心して暮らせるのなら、しっかりと予算をつけて、1日でも早く復興に向けて取り組む必要があります。

震災から3年が経ったのにも関わらず、いまだ仮説住宅で生活している人たちが気の毒でなりません。
彼らは紛れもなく被害者です。どうにもできないジレンマに苦しみ、呆れていることでしょう。

また復興が無理ならば、はっきり無理だと言うべきです。
問題を先延ばしにしても、誰にもメリットはないのです。

首相をはじめとする政治的決断が迫られているのは言うまでもありません。
安倍さん、大相撲の表彰式でアピールする暇があるなら、もっと先にやることがあるんじゃないでしょうか?