木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

キッチンワゴン その後

2009-08-02 21:32:57 | 木工
部材の仕上げの鉋がけが済み、組立てに入りました。


部材が多いので、側面を先に組立てます。


側面の組立が完了。
この2枚がぴったり合っていないと、後難儀します。OKです。


全体を組む前に、必要な物は全部準備しておきます。


はじめに桟を立てて、地板、棚板をはめます。
地板は桟と一緒に立てないと入りません。
これからが一番の山、手早くボンドを塗らないとボンドが乾きほぞに入らなくなります。
本当は、写真など撮っている暇はないのですが・・・・なんて言いつつ、撮っている。


無事収まりました。


ハタガネで閉め、はみ出したボンドを拭きます。

のりが乾くまでの間に天板のかんな削り

節のある材ですが、雇いざねを入れてを接ぎ合わせました。


裏を仕上げて


表も仕上がりました。節があっても鉋をかけるときれいな板になります。
鉋は、おなじみ千代鶴貞秀作乱菊。節も逆目もOKです。


ワゴンの骨組みに乗せてみました。大きなワゴンですね。

一方椅子の方は・・・

拭き漆も最後のモスリンを使っての拭きにさしかかりました


ここまできて表面のツヤが上がってくると、光の反射で座の掘りの様子が一目瞭然になります。
言い方を変えると、ここまでこないと微妙な凹凸はわからないのです。
もちろんここから直そうと思えば、削り直すしかありません。

今日は日曜日だというのによく働きました。そう言えば7月は一日も休んでいない。
と言っても、一昨年前までは、これが休日の過ごし方だったわけで、違和感は全くない。
と言うことは、今は毎日が休日???
コメント (1)
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