拭漆の終わった椅子を組み立てました。
作業台に部材を並べます。下に敷いているタオルケットは、昔娘が使っていたもの。
今は私が仕事で愛用しています。
仕口の養生に貼っていたマスキングテープや発砲スチレン板を剥がします。
はじめに前脚を組み立てます。糊はボンド(酢ビ)を使いました。
次に貫を嵌めた後脚を座板に嵌めます。
ゴムハンマーでしっかり叩き込めばOKです。
背束を座板に立てて、
上から傘木を嵌めます。
5本のほぞは叩いただけではどこかが緩みますので、クランプで固定して糊を乾かします。
この構造の後脚・背はこの順番でないと組み立てられません。
言い換えれば、笠木を抜かなければたとえ糊が切れても後脚が外れたりすることはありません。
完成しました。